2年次アメフト部今季成績
2023年度NDMCブラッサムズの成績は認定戦の前哨戦となる関東大学2部リーグAブロック3位の拓殖大学との試合に49-14で勝利し、12月の認定戦直前VS順天堂大学医学部に28-21で連勝し関東医科歯科リーグへの参入をかけた認定戦に臨む事になった。対戦相手は東京大学医学部である。この試合に勝てば関東大学医科歯科リーグに正式参入となる。
試合会場は東京府中にあるアミノバイタルフィールドである。引き分けでも駄目で勝たねばならない。しかし相手は今季の関東大学医科歯科リーグで二位だった強豪である。
「皆、今までやって来た事を信じて絶対勝つぞ!1、2、3、GOブラッサムズ!」
試合はNDMCブラッサムズが一兵の60ヤードタッチダウンパスで先制すると、ラインバッカー山川つよしの相手パスインターセプトリターンタッチダウンで追加点前半を14-0で折り返す。後半はフルバック上山のロングランで敵陣深く切り込むと、テールバック田口と一兵のスペシャルオプションで華麗に25ヤードのランを駆け抜けタッチダウン。キックもしっかり決めて、21-0。守ってはセンタータックル山ノ井や宇野と言ったライン陣が奮起。東京大学医学部を0点に抑え、結局そのままゲームセット。見事に認定戦を制した。
「と、言う事で来季からは関東大学医科歯科リーグに正式参戦です!」
「っしゃあ!」
「これで文句なしにアメフト部を語れるな。」
「相手本気だったのかな?」
「セツ菜?そんなの関係無いよ?勝ちは勝ち。」
とまぁ、そんな感じでNDMCブラッサムズは来季から正式に関東大学医科歯科リーグへの参戦が決まり最高のシーズンとなった。キャプテンは堂上先輩から上山先輩にバトンタッチとなった。4年生が4人引退し24人となった。
「何だか俺らもあと2年で引退かと思うと切ないぜ。」
「バカ言うなよ。もっと楽しもうぜ?」
と、未来への期待を口にする一兵であった。今回の医科歯科リーグ参入によりアメフト同好会からアメフト部に正式昇格して、グラウンドも人工芝の本格的なアメフト専用グラウンドに生まれ変わる事になった。防衛医科大学校ではアメフト部旋風が吹き荒れていた。
次の目標は関東大学医科歯科リーグの優勝。参入1年目でのリーグ制覇は関東大学医科歯科リーグ発足以来前例はない。それを目指し今は筋トレに励んでいた。




