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防衛医科大学校~知られざる医官(軍医)養成所~NDMC (ナショナル・ディフェンス・メディカル・カレッジ)  作者: 佐久間五十六


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2年次並木祭④

 「こりゃあ来季はUTSのライブ出演は難しそうだな。」

 「良いだろ?他にもUTS以上の大物は一杯いるしな?」

 「すまんな。山川。」

 「一兵本当ありがとう。」

 「山川から状況は聞いていた。」

 「とりあえず何かあるのはライブの後を待ち構えていた。」

 「山川?とりあえずセツ菜借りて良いか?」

 「大丈夫よ、一兵君。楽屋の片付けは私がやっておくはわ。」

 「良子さんありがとう。セツ菜行こう。」

 「うん。お腹すいた。」

 「ラーメンでも良い?」

 「うん。何でも良い。」

 「4年生の模擬店がラーメン出してんだ。旨く早く安い。」

 「あれ?ヨッシーは?」

 「あぁ、あいつなら彼女見つけてよろしくやっているよ。」

 「え?そうなの?展開早っ。」

 「あっさり醤油ラーメン。」

 「あーっ。旨い。」

 「食後にコーヒーでもどう?」

 「うん。行く。」

 「カフェラテ2つ。」

 「200円です。」

 「はいよ。」

 「セツ菜、俺が出すよ。」

 「ありがとう。」

 「お嬢ちゃんは、卒業だね?」

 「私も悪かったわ。セクハラに嫌な者は嫌ってはっきり言えば良かった。」

 「馬鹿だな、そんなのリップサービスでどうにでもなったのに。ま、流石にアドレナリンバッキバッキ出てたから、それも無理か。」

 「ま、終った事だし、一兵がいてくれて助かったのは事実。」

 「ヒム・リジョン、他のお嬢ちゃん作戦で言い寄っていたらしいよ。」

 「人気あるから本命の彼女作れば良いのに。」

 「あー言うのを女たらしって言うんだよ?」

 「一兵はそうはならないでよ。」

 「成る訳ないだろ?」

 「だよね。山川君の所戻ろう?」

 「もう終ってるんじゃないか?」

 「とりあえず行ってみる。」

 「山川!」

 「一兵?セツ菜ちゃん?」

 「片付け代わるよ。」

 「こっちはもう終わりかけ。良子の方も終わってるみたい。」

 「気にすんなよ。元々医学・看護研究展示のセツ菜ちゃんを引っこ抜いたのはライブ班な訳だし。」

 「あー。もう1500か。模擬店終わっちまうぜ?来年は絶対ライブ班なんてやらない。」

 「コーヒーでもどう?(って今日3杯目だ)」

 「4人で?」

 「私達は全然構わないけど。」

 「カフェラテ4つ。」

 「400円です。」

 「ここは俺が出すよ。」

 「一兵!太っ腹‼」

 「ライブの盛り上がり凄かったよ。」

 「そりゃあ今をときめくスーパースター達を集めたんだもん。」

 「UTSに代わるダンスボーカルユニット探さなくちゃな。」

 「私もつよしと同じでライブ班なんてやらない。って思ったけど、このライブ終わりの達成感はいかんともし難いわ。」

 「確かにな。俺達が後輩任せには出来ない。3年生、4年生になったら、言われた事をやるんじゃなくて指揮をとる必要がある。」

 「山川?今何時?」

 「1530だけど?」

 「医学・看護研究展示のパネル撤去の時間だ。わりぃ、先行くな。」

 と、ズズズとカフェラテを飲み干した一兵は足早に医学・看護研究展示の会場に向かった。

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