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防衛医科大学校~知られざる医官(軍医)養成所~NDMC (ナショナル・ディフェンス・メディカル・カレッジ)  作者: 佐久間五十六


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29/200

1年次履修科目(訓練課程)

 訓練課程では災害派遣等にも積極的に参加し、幹部自衛官としての自覚を促す。医官に相応しい人材を育てるカリキュラムとして、1年次から6年次まで、507単位を履修する。

 1年次は訓育30単位、徒歩教練33単位、体育一般19単位、水泳24単位、部隊実習26単位の合計134単位を修得した。

 「春休み7日しかねーけど、4人でどっか行かない?一泊二日位で箱根とか?どう?」

 「アメフト同好会は新学期まで活動無いしな。」

 「は?そんな理由かよ?ただのサークルじゃねーかよ?」

 「今年こそ部活に昇格するんだ。」

 「二人とも落ち着いて。楽しくやろう。」

 「そうよ。つよしも意地張らない。」

 「わり。一兵、言い過ぎた。」

 「山川、俺の方こそむきに成りすぎた。」

 「ってぇ訳で一泊二日の箱根旅行予約しておくよ?」

 「ドタキャン無しね?」

 「分かってるって。」

 「その旅行が終わったら、いよいよ2年生だね?1年前とは本当考えられん成長があったね。」

 「それを自分で言えるのは、セツ菜ちゃんの良い所だね。」

 「でもそれは、間違い無く正しいわ。」

 「昔の先輩達は野郎ばっかりで苦労したんだな。」

 「何の話?」

 「下の話だよ。」

 「何それ?」

 「セツ菜、あなたバージン?」

 「うん。」

 「安心しな。一兵が手取り足取り教えてくれるよ。」

 「何の話で盛り上がっているかと思えば…。」

 「一兵、責任重大だぞ?」

 「そうね。一兵君の責任は重大だね。」

 「アメフトでのリーダーシップをベッドの上で発揮するんだよ?」

 「馬鹿!そんな事より陸海空どこに行くか決めた?」

 「俺と良子は航空自衛隊に行く事にするよ。」

 「そっか。俺とセツ菜は海上自衛隊に行く事にした。」

 「大変だぞ?海上自衛隊は?」

 「陸海空どこに行っても大変だろ?」

 「そりゃ、そうだけど。海上自衛隊なら色んな所に行けるかもだからな。」

 「セツ菜ちゃんと離れ離れになっても良いのか?」

 「それは二人で話し合って了解済みだから。」

 「なら良いんだけどよ…。」

 「やっぱ陸上自衛隊は人気薄か。」

 「そうでも無いぜ?陸上自衛隊志望の同期も結構いたぜ?」

 「じゃあバランスは取れてるんだね?」

 「何だよバランスって?やりたい所でしっかりやらせてもらうのが選択って事なんじゃねーの?」

 「山川の言う通りだな。」

 「つーか俺達学生だし、陸海空のバランスなんか考えなくても良いだろ?」

 「また、激論を交わしてる。二人はマブダチじゃないの?」

 「良いじゃない。喧嘩するほど仲が良いって言うし、男同士退けない所もあるでしょ?」

 「良子は良く分かってるね。流石!」

 「たまにこうしてバトル事もあるけど、普段はとーっても仲良いんだよ?セツ菜ちゃん?」

 「私も分かっているけど、本当はその議論に混ぜて欲しいのに勇気が無いだけ。」

 「セツ菜?男同士の議論なんか9割はくだらないネタばっかだよ?野郎は野郎で、女は女で仲良くやるのが自衛隊って所だよ?」

 「良子も意外と古風で保守的なんだね?今時流行んないよ、ジェンダーノーフリー。」

 

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