1年次アメフト部成績②
「そりゃあそう言う決まりがあるなら仕方ねーよ。俺達が決められる事じゃない。」
「まぁ、アメフト同好会からアメフト部として活動してるってのを、関東学生連合に認定されないと話にならないんだな。」
「でも部員数は規定の人数を越えてる訳だし、活動実態を見て貰えば、すぐ認定戦に行けると思うんだけどな。」
「一応書類は関東学生連合に送付したけど、返事は早くて5月頃になるって。いずれにしても後3期で引退なんだよな?」
「5、6年生は規定で出られないからね。」
「まずは良い1年生に入って貰って、良い形で防衛大学校との定期戦に臨みたいね。」
「あぁ、そうだな。」
「今日は馬場先輩や引退する4人の先輩の送迎会をやりたいと思う。ちなみに新キャプテンは堂上だ。」
「皆、改めて宜しくお願いします。」
「お、尾崎も行ける口か?」
「自分一浪しているんで、もう20歳なんすよ。行ける口です。」
「そうかじゃあ心おきなく飲めるな?」
「一兵飲み過ぎんなよ?」
「山川はソフトドリンクで我慢な。」
「山川君の言う通り飲み過ぎないでね?」
「セツ菜分かってるよ。」
「それじゃあ、4年生(第56期生)の皆さんの門出を祝して乾杯!」
「馬場キャプテンお疲れ様でした‼」
「お、次期エースの尾崎しっかり頑張れよ。」
「はい。ありがとうございました。」
「野上先輩、色々お世話になりました。」
「尾崎、ブラッサムズの今後凄く期待しているぞ?」
「はい。頑張ります。」
「金海さんも正木さんもマネージャーとして本当色々助かったよ。いや、本当アメフト同好会にマネージャーが来るなんて現実とは思えなかったよ。二人とも美人だし。」
「美人だし、は余計だろ?」
「せやな。」
「でもスポーツ系の部活やサークルに入っておくと将来ポイント高いんですよね?」
「まぁ、それは都市伝説に近いものがあるけど、何もしないよりはポイント高いだろ?」
「そうっすよね。」
「つーか山川、お前丸道と仲直りしたんか?」
「はい。あれからは何もわだかまりはありません。」
「そうなんか丸道?」
「はい。山川は同じポジションの良いライバルです。」
「それだけが心残りでな。」
「御心配おかけしました。」
「まぁ、仲良くな。わだかまりは水に流して。」
「後輩も入って来ることだし、しっかり頑張れよ!」
「はい。野上先輩ありがとうございます。」
「これ、山川にやるよ。」
「何すか?」
「目の下に貼る反射材。」
「いいんですか?」
「もう使わないからな。」
「ありがとうございます。」
「丸道頼むよ?」
「はい。」
「つよし、良かったね。」
「ああ。」
「1年生も2年生になれば、20歳になる。自覚と責任を持って行動するようにな。」
「何か教官みたいですね。(笑)」
「俺達は即戦力で部隊に配置されるんだ。高い自覚とプライドが必要になる。来期は4月からすぐ始まる。頑張れよ!」
「はい!」




