入学つーか入隊
ここは埼玉県所沢市並木3丁目-2。防衛医科大学校のキャンパスがある所である。医師である幹部自衛官の育成を主として知識と理論。研究能力及び臨床についての教育・訓練を目的として設立された。
医学学科及び看護学科と大学院相当の医学研究科がある。学校教育法に基づき医学教育を行う大学の基準を満たした防衛省の直属の教育施設である。
旧日本軍の軍医に相当する医官を育成するが、定員は一学年で80人と狭き門で、六学年を合わせても500人に満たない。
身分は特別職国家公務員となり、毎月11万5800円とボーナス年二回(6月と12月)と朝昼夕の三食の食事に、制服の貸与がある。尚、学費やこれらの手当ては全て税金で賄われる為、無料である。学生舎での団体生活が基本であり、一日のスケジュールとしては、0630起床・日朝点呼・朝食。0800朝礼・国旗掲揚。0830課業開始。1145午前課業終了・昼休み1300午後課業開始。1700午後課業終了。国旗降下・夕食・入浴。2050日夕点呼。2400消灯。
とまぁこんな一日を平日は過ごす。尚、平日月から木曜日の外出は許可制で認められれば、1700~2000まで認められる。尚、この日課は第一大隊所属中の一年から四年にのみ適用される。5、6年生になると平日の外出も許可が不要になるが、四年の12月~は、第二大隊に準じた生活となる。
尚、一学年の夏休み明けより基本的に金曜日の午後1700~日曜日の2230まで外出泊が解禁となる。男子2個大隊①(1~4年生)と②(5~6年生)①は4個中隊②は二個中隊(中隊は3個小隊から構成され、1個小隊は約30人。1個中隊は約90人)で、1小隊毎に学生長が置かれる。女子は、2個中隊のみで(一から四年生の混合)と(五、六年生も混合である。)
ちなみに夏休みが25日程、冬休みは14日程、春休みは7日程度ある。クラブ活動はあるが防衛大学校とは違い、必須ではない。
1973年(昭和48年)創立で、2014年(平成26年)4月~は四年制の看護学科が新設された。昭和60年(1985年)の第12期生から女子も応募可能となり、防衛大学校より七年早く共学可されたが、留学生の受け入れはない。
校章は、桜、鳩、蛇杖を組み合わせたものである。学生結婚可能である。
「とまぁ、こんな感じです。尚、単位の取り方は非常に複雑となっておりますので、明日きちんとオリエンテーションします。初日は以上です。質問がなければ解散となります。各自生活する桜寮(男子)小梅寮(女子)にて、荷物の整理と先輩学生の挨拶をしておきましょう。」
「何だよ。やっぱ入学つーか入隊じゃねーか。」