表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この連載作品は未完結のまま約5年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

キルなじみ

作者:佐藤謙羊
これは世界をも巻き込んだ、幼馴染み追放・人生逆転ストーリー!

ピースランダー王国のデュランダル王子は赤子の頃から身体が弱かったため、政略の駒としてパーフェクトオーダー王国へと預けられていた。
そこで王女のナックルジャスミン(愛称:なじみ)とともに育つ。

「デュランダル、あなたは身体が弱く、ひとりではなにもできないのです。わたくしのそばにいることが、あなたにとってはいちばんの幸せなのですよ」
なじみはそう言って、無垢なデュランダルが自分に依存するように洗脳し、暗殺技術までもを教え込んでいた。

そしてデュランダルが14歳になった頃、事件は起こる。
同盟100周年のパーティにおいて、デュランダルは意識不明となり、気がつくと両国の王族たちを皆殺しにしていた。

デュランダルは世界を混沌に陥れた極悪人として投獄。
なじみは王族唯一の生き残りとして、世界を統べる『ナジミ帝国』の国王となった。

デュランダルの処刑当日、なじみは告白する。

あなたの身体が弱かったのは、自分が毒を飲ませていたせいだと。
そして両国の王族を皆殺しにしたのは、自分の仕業であると。

「あなたに王族殺しの罪を着せたのは、わたくしの『影』とするためです。これでもう、あなたはわたくしとずっといっしょ。世界の半分を、あなたに差し上げましょう。表の世界をわたくしが支配し、裏の世界をあなたが支配するのです」

しかしデュランダルは、その申し出を断る。

「俺はいままで、お前のために人を殺してきた。でも生まれて初めて、自分の意思で人を殺したいと思った。キル、なじみっ……! お前を必ず殺すっ……!」

デュランダルはそう告げて、処刑台から飛び降り逃走。
幼馴染みの呪縛から逃れ、新たなる人生を歩みはじめる。

なじみは当初、「あの子はきっと戻ってくる」と余裕たっぷりであったが、日に日に焦りが募り始める。
彼女は八つ当たりするように暴君へと変貌、ついには暗君へと落ちぶれていく。

そう、幼馴染みに依存していたのは、むしろなじみの方だったのだ……!
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
★クリックして、この小説を応援していただけると助かります!
小説家になろう 勝手にランキング script?guid=on
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ