表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/11

おまじない

呼吸が乱れたまま、私はぼーっとする意識の中で首を傾げた。



どうして、練習もしていないのに刀を振ることができたのか。


私はゆわゆる刀剣女子で、前世では刀については詳しいほうだったが、一度も触ったことがなかったし、振ったことも、人を斬ったこともなかった。


そんな私が、なぜ夜桜を使えたのだろうか。



そして、どうして皇さんは私を選んだのだろうか。



「よくやったな」



イケメンキラースマイルで皇さんはご褒美だとでもいうように私の頭をポンポンと撫でた。


その感触が心地よくて、私は目を細めた。


しばらく、こうしていたい。


「時雨、大丈夫か?顔色悪いな。やはり、妖刀だからな。妖力を扱うのにまだ慣れていないからだろう」


皇さんは私のおでこに何か文字を指で書きだした。



くすぐったくて目を細めていると、終わったらしく皇さんはわたしのおでこに掌をかざした。



途端に体が楽になり、だるさが消えた。




皇さん、すげえ…。



「まじないだ。気分はどうだ?」



「だいぶ楽になりました。ありがとうございます」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ