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謎のイケメン

かたりと音を立ててふすまが開いた。


そこから入ってきたのはイケメンだった。




すらりと背が高く、誰が見ても惚れてしまいそうな整ったルックスに目を引き付けられた。




「え、貴方誰ですか?」


「目が覚めたか。よかった。俺の名は皇 光世。好きなように呼べ」



「あ、はい。私の名前は……」


と名乗ろうとすると皇さんに止められた。


「名乗らなくていい。誰かが聞いているかもしれない。それに、そなたのことは知っている。

今日から、名を時雨と名乗れ。良いな?」


「はい」


今、どういうことが起きているのかイマイチつかめない。


転生したとしたら、私はどんな世界に何のために転生したのか。


考えても混乱するばかりだ。





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