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退魔とエロ

 私は『退魔』モノが好きであります。

 退魔を定義するならば、ホラーと、オーソドックスなモンスター退治ファンタジーの中間でしょうか。

 怪物だ! 倒せ! という単純な構図から、一歩暗い方角に踏み出しながら、いわゆるホラーと違って、ひとが何らかの形で『解決』出来る手段を持つというジャンル。作品の具体例としてあげるなら、いわゆる伝奇というのは、これに近い作品が多い印象なのですが、なろうの伝奇ものは、不思議と、アクション強化版の異能力バトル系が多いようで。

 うん。私の王道イメージは、あいかわらずなろうの王道とは違うようです。


 さて。 商業系小説の場合は、退魔物作品というのは、エロ強化のものが多いです。

 昔大好きだったバイオレンスアクション、バイオレンスホラーといったジャンルは、ネット基準では間違いなく、R18です。

 うん。高校生のころ、既に読んでいたけどね。それ。商業一般小説にR指定ないし、既に時効です。

 まあ、可愛くないよね、青春時代の私の趣味。化け物出てきて、血なまぐさくて、エロエロで。

 もっと、可愛い路線を読んで育てば、女性らしい作品がかけたかもしれませんが。今さらでございます。


 もともと、ホラー系というのは、エロと相性がいいのです。

 理由は、『生きる』ということでの『本能』が赤裸々に表現されるから。さらにいえば、エロというのは、大っぴらにできるものではないので、闇と非常に相性がいいわけです。

それに、退魔というのは、人間のドロドロしたものに目を向けますから、逆に、清らかのものというのが、他のジャンルより、輝くジャンルといえます。

 それもあって、例えば、ヒロインの処女性、ヒーローの硬派な格好よさが際立つように、濃厚なエロを入れたりもするわけでありますね。

 

 さてさて。伝奇の巨匠、山田風太郎先生の作品は、とにかくエロイ。

 主人公は硬派なことが多いですが、敵なんかは、まじめな教育者に『学校の図書館』に置いちゃダメと言われそうなくらい淫猥な所業をいたします。

 いや、時代小説ですからね、パッと見た目で、そんなアブナイ世界が広がっているなんて、読んでない人は知らないでしょうが。

 で。そんな小説が大好きな私。

 自分が書こうと思うと、どうしてもその路線が『王道』に思えてしまうわけです。

 というわけで。何か書くたびに、なろうR15規定を参照するはめに……。

 エロを書きたいわけじゃないんですけどね。困ったものです。


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