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 海を書いたので、山です。

 日本は、山が非常に多く、しかも険しい。ゆえに川の流れはとても速いですし、平地に人が密集して住んでおります。

 山も海と同じで、恵みをもたらし、そして恐ろしいものです。日本においては、山は既に、『神』。

 神が住むというよりは、山そのものが、『神』と見て間違いありません。

 平成の世になりまして、さすがにあまり聞かなくなりましたが、『女子供立ち入り禁止』という神域も数多くありました。

 お花見なんていうのは、山から里に下りてきたカミサマをお迎えする儀式、なんて話もありますよね。


 当然、山にも数多くの妖怪がおります。天狗、キツネ、狸、山姥、人狼など、いろいろあります。

 私の大好きな昔話『三枚のお札』。これは、山で迷子になった小僧が、山姥の家に泊めてもらって……というおはなしです。


 日本には、活火山が多いです。御嶽の噴火の悲劇は、記憶に新しいですが、火山噴火による被害も、日本全土であります。

 ただ、この活発な火山活動が、豊かな温泉にもつながっていますから、日本人は山から離れて暮らさなかったりするわけです。もっとも、それ以前に、国土が狭いのですけども。


 漫画になりますが、星野之宣氏の『ヤマタイカ』。火山大国日本に注目した独特の作品です。

 山もの映画というと『クリフハンガー』『八甲田山』なんていうのが思い浮かびます。

 登山というのはドラマがたくさんあるのですが、実は恥ずかしながら登山物はあまり読んだり見たことがないのですね。


 そういえば。日本ではニホンオオカミが絶滅して、捕食者がいないためシカの害が多いというのはわりと有名なのですが。

 最近、私の住む地方の近隣の山で『ニホンカモシカ』が目撃されるようになったそうで。

 天然記念物なので、迷い込んだりすると扱いが大変だという話もちらほら。人里で(田畑含む)万が一にも死んだりすると、そのご遺体は、簡単に処分できず、市町村は苦慮するそうでございます。

 ちなみに。

大きな野生動物が人里で死んだりすると、いろいろ面倒です。腐敗したら不衛生なので、放置する訳にも参りませんからね。

本来、鳥獣の死骸というのは、そのまま山の土に帰れば、次の命をつなぐものになるのでしょうが、狭い日本の山ですと、人里に出てくることも多く、なかなか自然の理を守りにくいと思います。


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