お花見
桜咲く季節となりました。
桜といえば、さくらもち。ちなみに、東海地方の私は関西風の『道明寺』系のさくらもちが頭に浮かびます。
いや、関東の桜餅、最初びっくりしました。これ、何? って思いました。だって、見た目からして、全然違うものですから。
あと、三食団子もお花見の友。もっとも、あまーいお菓子より、露天のたこ焼きとかのほうがお花見でよく食べるかもしれませんね。日差しのある暖かい日であれば、もう、かき氷系を食べる方もいるかもしれません。
日本の花見の風習は奈良時代から。古くは『梅』で、貴族の行事から始まったそうです。
平安の頃から、『梅』から『桜』に。これは、私の勝手な想像ですが、『梅』の季節は、少し肌寒いというのが原因ではないかと思うのです。梅の花は香りが良いですし、花自体も美しいですから、『桜』に劣っていてというわけではなくて、単純に、愛でるには、気候が向いていなかったのかも。
最近は、梅は『愛でる』というより、梅の実の果実を採るために、現在では『畑』に植えられているケースがとても多いですけれど。
さて、花見も江戸時代になると、庶民の楽しみにもなってきます。花見弁当というのも、そのころからあるようです。
花見酒というのも風流ですね。
もっとも、たくさんブルーシートの敷かれた花見会場で、ビールをガバガバ飲むのは、楽しいけれど、花見酒という言葉から連想するものとは、ちょっと違う気がします。
やはり、お猪口に日本酒、舞い散る花弁が、すうっと浮かぶ、そんなのが花見酒のイメージ。
お花見弁当は、昔ながらのちらし寿司がいいなあ。今のお店にあるような魚介がのっている贅沢な奴じゃなくて、シイタケとかレンコンとか煮たのが入っているやつ。大人数で食べるなら、食べにくいから、お稲荷さんもいいかも。
お花見弁当は、やっぱり和風が似合う……まあ、自分が作るとなるとたぶん、から揚げとかウインナーとか入れちゃうとは思うけれど。
満開の桜を青空の下で眺めながら、大好きな人達と美味しいものを食べられたら、きっと楽しいですね。




