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神話

ギリシャ神話をライトノベル風にアレンジした作品を書いております。

 びっくりするほど、ライトなキャラが合いまして、整合性をという視点以外の改変が要らない状態です。

 まあ、それはさておき。

 神話の英雄というのは、『カミ』もしくは、『カミサマの子』というのが非常に多いです。

 昔話の場合は、そのへんからポッと出の英雄が出てくるものですが、神話は、たいていが『神』関係。

(だから神話なのですが)

 ゆえに、反則的に『強い』しかも『賢い』。さらに『アイテム』なんかもスゴイ。

 そうなのです。テンプレ勇者、俺TUEEもびっくりであります。


 ただ、ちょっと違うのは、スカッと、なぎ倒す展開じゃないかも。

 スサノオのヤマタノオロチ、ヤマトタケルノミコトのクマソ退治なんかも、酒がらみで相手を酔わせて……という感じ。ペルセウスの場合は、メデューサの首使いまくり。

 

 思うに、この手の神話というのは専制君主のお家柄が『神につながるもの』として整備されていった経過があることも一因ではないかと思うのです。

 こんなふうに『人と違う』すごい『力がある』お血筋ゆえ、『支配者』である。そんな感じで作られていったのではないかと。

 ゆえに、ギリシャ神話の神や日本神話の神は、ひとと交わることを厭いません。

 神は、選ばれた美しい人間を愛し、国の礎を作るという目的を持っているからです。

 この神話が、支配者ではなく、宗教に絡んでくると、女の尻を追いかけ回しているような神では威厳が保てなくなりますので、もっと人から離れた超越的な存在へ変えていくのではないのかなあと思います。


 もっとも、ファンタジー作品などで、創世神話、建国神話などを『創作』するときは、現代人の感覚で泥臭い神話を建国神話に組み込むのは、なかなかに勇気がいるかもしれませんね。

 神につながる王家なんて設定を作っても、その神が、ゼウスみたいな好色なタイプでは……なんというかありがたみがないと感じてしまうように思えるからです。


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