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音楽

 今回のテーマは音楽。

 といっても、私は、それほど詳しくはありません。

 どちらかといえば、音痴です。幼少時、ピアノを習っていましたが、『弾く』技術はともかく、『聞く』力がある方ではありませんでした。

 世の中には『絶対音感』という能力がある人がいて、生活音ですら音が識別できるとか。

 ところで。現在は西洋音階である『ドレミファソラシド』というのが世界共通の音階となりましたが、実は、たとえばこの『ドレミファソラシド』そのものだって、以前は、地域によってベースが異なっていたとか。

 そもそも、音というのは、『波』ですから、どの『高さ』を『ド』と当てはめるか、という基準をしっかり決めなければ、共通になるはずがないのです。

 そして、その『波の範囲』の区切りをどこに置くかというのは、本来、地域差があったはずで、この西洋音階の共通化によって、失われてしまった『音』というのは世界各地にあるのかもしれません。

 さて。

 音楽というのは、不思議なもので、生まれた時から子供が反応するものであり、感情にさまざまに働きかけるものでありながら、『食っていくには役に立たない』となおざりにされがちなものでもあります。

 ただ、衣食住、そして安全が確保されたのであれば、『音楽』は、ひとの娯楽として一番最初にあげられるものなのかなあなんて思ったりします。

 映像作品においては、ドラマとともに流れるBGMは、ひとつの情報として機能し、物語を演出します。

 テーマソングとして歌詞が付いたものが、ストーリーの締めくくりになることもありますね。

 今の若い人は知らないでしょうが、昔『火曜サスペンス劇場』という番組のエンディングソングで大ヒットした『聖母たちのララバイ』という曲があります。サスペンス劇場は、いわゆる二時間の単発ドラマですから、各作品の共通項は「ミステリー作品」ということだけでした。俳優も、設定も違うドラマだけど、ラストシーンになると、同じエンディングソングが流れてくると、奇妙な統一感があるのですね。

 この曲、よく歌詞をみてもらうとわかるのですが(ここには書けません)、別に殺人事件などをにおわすようなフレーズはどこにもないのです。女が、男を癒すという視点の詞でして、番組自体は、女が殺人鬼だったりするケースもあり、必ずしもこの曲がいつも相応しいわけではないですが。出来が多少悪くても、この曲が流れると、少し切ないそして、哀しみを感じさせて誤魔化されてしまうくらい、優れたエンディング曲でした。

 

 さて。小説の場合、音楽を意識することはできますが、音楽を流すことはできません。

 私は基本、無音執筆派ですが、音楽を聞いて書くという人も多いでしょうね。

 音楽には感情がおり込まれていると思います。その感情から得るものも、創作にとって大切なものなのだろうなあと思ったりもするのです。


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