物語を歩く
個人的に、かの某アイドルアニメの聖地に行ってきました。いや、もう、大きいお兄さんたちが、カメラ抱えて、港町を歩いていて。ただ歩いているだけなら、普通の観光なわけですが、着眼が『聖地』めぐりですからね、カメラ構えるところが、微妙に一般観光客と違います。
でも。愛があれば、それでいいし、小さな港町には大切な観光資源。いいことだと思います。
アニメの舞台めぐりというと、『えー?』って感覚なひともいるかもしれないけれど、自分の好きな物語の舞台になった場所って、テンションあがりますよね?
映画の舞台、小説の舞台、そして、歴史的な事件の舞台。
東海地方の人間なので、戦国ものだと、東海地方はわりとメジャーな歴史由来の場所がいっぱいあります。
合戦場とか、戦国武将のゆかりの神社とか。
もっとも。神社とかはともかく、合戦場なんて、だたっぴろいだけで、せいぜい石碑があるくらいですが。
あたりまえですね。戦争があった『痕跡』が戦国時代から残っているとしたら、たいへんです。
日本で最も有名な『関ヶ原』も、もっと見せ方を研究しないと。とはいえ、陣が張られていたとこに、いつも誰かが立っているわけにはいきませんからねえ。難しいところです。しかも土地が広大だし。
最近は全国の城にいるようになったようですが、名古屋城には、市長発案の『名古屋おもてなし武将』なるイケメンな方々がいて、大人気でございます。当初は短期の予定でしたが、いまや立派なタレントさんでローカルスターであります。
名古屋城自体は、本来、戦国の城ではありませんが、尾張にはたくさんの人気武将がいますから、良いところに目をつけたものです。
もっとも、『信長』『秀吉』『家康』の仮装をして練り歩く『名古屋まつり』では、昔から、各武将やら姫やらもおりまして、武将隊はその延長になるのかもしれません。
私は歴女というほどではありませんが、やっぱり『信長』さまが、そこにいる(偽物ですが)と思うと、テンション、あがります。
そういえば、荒木又右エ門の、鍵谷の辻の決闘現場を見に行って興奮したり、シャーロックホームズのベーカー街に行ったり、ようするに私は昔から超ミーハーな人だったりします。
そうそう。
たまにですが、ご当地タイアップ『ライトノベル』のコンテストなんかもありますよね。
やっぱり、素敵な物語があれば、その舞台を見て、歩きたいというファン心理はあるものです。
小説を書いて。その舞台の土地の人が愛してくれるような作品が書けたら、素敵だろうなあと思います。