暖を取る
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今は、エアコンによる暖房が主流になりつつありますが、冬の暖房といえば、やはり『火』のそば、というのがどの国でも定番だったと思います。
ファンタジーの世界によっては、魔法一つで暖かくなるような世界もあるかもしれませんが、やはり『火』を燃やして暖をとるというのが王道ですよね。
日本の昔の民家の定番は、『囲炉裏』。料理もできて、団らんもできる。しかも、木造建築の建築木材を長持ちさせることもできるという、合理的なものであります。
そうでない場合は、火鉢。その歴史は古く、奈良時代から。なにより、炭を使いますから、薪のように煙が出ませんので、宮中で好まれたそうです。こたつは、室町時代に囲炉裏の上に櫓を組んで布団をかけたものが発祥だそうで(ウィキ調べ)武家では、火鉢が客用、こたつは家庭用だったそうです。
西洋の場合は、囲炉裏から、暖炉へ変わっていきます。ロシアでは『ペチカ』ですね。
暖炉は、オーブンやコンロを兼ねていたりもします。
そういえば、『アルプスの少女ハイジ』のアニメで、おじいさんが、暖炉でチーズを作っていたなあと思い出しました。(古くてごめんなさい)
私の貧困な想像力で描く暖炉は、『トムとジェリー』に出てきた、大きな暖炉。
ぱちぱちと燃える炎の前にふかふかのクッションで、トムが寝ているというのがセットです。
まあ、あれは、かなり新しい暖炉ですけれどね。
お出かけの時の暖房用品としては、『温石』。石を温め、布などでくるみ、懐に入れる。いわば、カイロですね。ちなみに、いわゆる桐灰のカイロは江戸の元禄時代に登場しております。
ところで、ハクキンカイロにしろ、使い捨てカイロにしろ、発明は日本発祥。日本人は寒がりなのでしょうか?
さて。寒い時は、暖かい汁物というのは、洋の東西、共通。
もっとも、一つのお鍋からつっつく形式というのは、日本でもかなり近年になってから。特にカセットコンロの普及が大きいとのこと。
どんな形でもいいから、暖かいお部屋で、暖かいお料理を家族みんなで食べる、それが一番、ぬくまる冬かなーなんて思います。
単純に……寒い(笑)




