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 そらにイワシ雲があるのをみて、なんとなく秋の訪れを感じます。

 ということで、今日は『雲』。


 雲というのは、子供の絵本などでも『おいしそうなお菓子の雲』とか『動物の形』など想像力をかきたてるものであります。

 雲に乗りたい! という欲求は、誰しも一度は抱いたことがあるのではないのでしょうか。

 実際に雲に乗るといえば、『西遊記』の『孫悟空』がのる『筋斗雲』。

 空の果てまで飛んで、柱に名前を書いたら、お釈迦様の手だった、なんて話を思い出すひとも多いでしょう。

 もっとも、最近では、それをモデルにした、ドラゴンボールをイメージする人の方が多かったりするかもしれませんね。

 実際の雲は水と氷のつぶですから、そこに乗るなんてことは無理ですが、リアルなようで、現実より妙に密度の濃いイメージの宮崎駿監督作品の『雲』なんかもあります。

 特に『天空の城ラピュタ』は、巨大な低気圧の塊である『竜の巣』という雲の塊が出てまいりまして、非常に印象が深く、竜の巣に突入するシーンは大好きなシーンの一つです。


 昔話ですと、雲の上に別世界というのは定番で、雲の上に天界が広がっていたりします。

 もっとも、雲の上に家があるとしますと、雲なき快晴時には、その家はどうなってしまうのだろうなどという、余計なツッコミをしたくなるのではありますが、それは、言わないお約束、と言うべきなのかもしれません。


 情景描写として雲を考えますと、青い空に浮かぶ白い雲は、非常に綺麗な印象ですが、これが、全天を覆うと灰色だったり、黒雲だったりすると、いかにも縁起が悪そうであります。

 また、雲は、夜の月とからんで、優美な雰囲気を醸し出したり、逆に、不穏な妖気さえ漂わしたりするという、小技も使えます。


 山の多い場所に行きますと、この雲が、霧とともに非常に幻想的な光景を描きます。

 高山の場合、雲海の上で見る日の出というのは、本当に感動ものですよね。


 さて。地上に降りてきた雲ともいうべき、霧というのは、視界をさえぎり、日常を異世界に変える不思議な現象です。

 日常生活では霧は視界が悪くなって不便ですが、物語的には、とても不思議を演出できます。

 敵に囲まれて絶体絶命の危機のとき、霧が晴れたら、味方が! というのは劇的だと思います。


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