恐怖
いつもありがとうございます。
夏ホラーに参加しました!
というわけで、今回のテーマは『恐怖』でございます。
人は、どんな時に恐怖を感じるか、といえば。やはり身に危険を感じるときです。
私は高所&スピード恐怖症なので、遊園地で言えば、ジェットコースター系が、一番恐怖を感じます。お化け屋敷は、全く怖くないです。(びっくりはします)
そもそも、リアルな話で言えば、私はファンタジーファンであると同時に、SFファンでありまして、どちらかといえば、科学的思考を好みますし、オバケの類よりも、人間の方が怖いというひとなのです。
たぶん、夜の墓場も、『人』の『気配』の方が怖いタイプ。
人魂より、ナイフ持った変質者のほうが、怖い。
もっとも、昨今は、土葬じゃなくて火葬があたりまえだから、人魂も出ないだろうなあ、なんて思ってしまう自分。ある意味、ホラー書く資格なしかも。
そもそも、墓、というのは、死者を埋めた場所ですが、しっかりと供養しているいわば聖地です。
墓に埋められることもなく、祀られることもなく、放置された不幸な遺体とは違うのでありまして、聖地の死者は、そう簡単に生きているものを呪ったりはしないと思うのであります。
まあ、それは、置いておいて。
恐怖を演出するといえば、『音』。
怪談定番の、『ヒュー』という風の音や、『ポツリポツリ』という水音に代表される、静寂の中に鳴り響く音は恐怖をあおります。
静寂というのは、登場人物の孤独を強調しますから、その孤独の中に生まれる緊張感に、『なにものか』わからぬものの『接近』を告げる『音』というのは、定番であります。
さて。
実は、私、ホラーものは、好き嫌いが激しいひとです。
原因がよくわからないという、タイプが怖すぎてダメなのです。
幽霊がでてきても、その情念とか恨みつらみとかがハッキリしていれば、どんなにおどろおどろしくてもそういうお話は好きなのですが、ただ、『何か』そこにいる、『呪われる』みたいな話は苦手です。理由がないものというのは、怖すぎてダメなのです。
同じ呪われるなら、禁忌を犯したとか、はっきり理由があれば、平気なんですねー。
このあたりが、自分でも不思議な感じがしますが。
とはいえ。
自分の書いた作品、やっぱり、猛烈に怖いとは言い難く、恐怖を表現するには、まず、自分の理屈っぽさをなんとかしないとなあ、と、しみじみ思いました。




