風呂
いつもありがとうございます。
例によって、号外投稿。
日本人は風呂が好き。
水が豊かなお国柄というのもあるし、火山大国ゆえ、温泉がそこら中にあるというのもあるでしょう。
まったりとして湯につかり、美味いものを食べる……これぞ、幸せの形であります。
日本では、サルも温泉に入りますし、古い温泉には、動物が傷をいやしたという逸話が残っている場所が非常に多いです。ほぼ、『命の泉』扱いですね。
古代ローマにおいても、風呂というのは、非常に愛された場所であります。
ただ。
いわゆる中世ヨーロッパ、キリスト教下では『風呂は身体に悪い』という認識がありまして、巨大浴場は、作られませんでした。
もっとも、温泉ならともかく、家に必ずお風呂があるという状況になったのは、日本の場合、実は、最近のお話です。
田舎ならともかく、都会は『銭湯』に行くというのは、昭和の時代まで当たり前でした。
風呂に水を張り、沸かすという経済性、風呂が家におけないという住居の狭さの問題や、あと、火事を防ぐという意味もありました。
私も、幼稚園の頃に住んでいたアパートには、風呂がなく、銭湯に行った記憶があります。
これが、1980年代になると、家に風呂があるのは当たり前になり、銭湯がどんどん姿を消すということになりました。ただ、最近は、一人暮らしのお年寄りなどは、ひとりのために湯を張る経済性や、社交的な人との触れ合いを求めて、銭湯帰りがおきているようではあります。
風呂に関する物語というと、やっぱり二時間ドラマサスペンス。
湯煙なんとか、というタイトルのつく、おもいっきりご当地からスポンサーつのりました的な(笑)作品が、一時期すごく多かったですね。
無意味に美女が入浴したり。(ただ、ヒロインは裸身をさらさない)たいていは崖セットだし。
サービスシーンの多いドラマだと、モブのねーちゃんがおっぱいさらして、悲鳴上げるなんて、露骨に視聴率狙ってますねーみたいなのもありました。
質のいい、悪いはいろいろありますが、あれはあれで、一つの様式美だなあなんて思ったりもします。
娘が夏休みで疲れる……温泉行きたい(笑)