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異世界召喚。世界の果てに?  作者: 紫音
序章・異世界召還
2/5

プロローグ2

「‥‥‥うっ、此処は」

 意識が目覚め、周りを見渡すと木々が生え、日本では有り得ないと言うほどの大きな木々が颯爽と生えていた。

 確か、異世界ロストエデンって、言ったかな。それに先程の会話は幻じゃないみたいだな、皇刀・白夜に着ていた学生服じゃなく緋色のジャケットに黒色の長袖カッターシャツにジーパンって、動きやすいのか?。

「それよりも本当に何処」

 周りには人の気配は無く、何処か聞こうにも困ってしまう状況か、奥から地響きが聞こえていた。

「この音は、なんだ」

 この時、興味本位を抱かずに地響きから遠ざかれば、良かったと後程に思ったが後の祭りであった。

 それにしても、この地響きはなんだ、まるで戦車が破壊しながら、進んでいるような感じだぞ。それにさっきから空気がピリピリとしてきた気がする。

 地響きに近付き、その原因と思われる者と遭遇し、非常に後悔し、此処が異世界であると認識した、認識しなければいけなかった。

「‥‥‥龍又の名をドラゴン、此処はこっそり‥‥‥」

 戦線離脱を図ろと後ろ向きに歩き始めるとパキッと何かを割った音が聞こえ、その音に気付いた黒色のドラゴンはこちらに顔を向け、お互いの視線が交じりあい、取り敢えずは笑顔で返してみた。

「‥‥‥」

「‥‥‥」

 さぁ、判定は。きっと、閻魔大王に裁きを言い渡される人間の心境って、こんな感じなんだろうと思う。間違い無く。

「ガァァァァァァ!!」

 その咆哮は獲物を見つけた歓喜な叫びに聞こえ、直ぐにその場所から全力で逃亡を計り、その後ろをドラゴンが追い始める。

 クソ、こっちは木を避けながら逃げているのに、あっちは破壊しながら追っているのかよ、環境破壊で訴えられるぞ。それに体力勝負で負けるのは間違いない‥‥‥なら。

 覚悟を決め、その場所に立ち止まり、ドラゴンの方に向きなり、未だに向かって来るドラゴンに恐怖を感じた。

「‥‥‥此処が異世界でこの先皆を探すなら、俺は覚悟を決めないといけない‥‥‥恐怖を恐れるな、恐怖すら糧としろ」

 皇刀・白夜を抜くと刀身が輝きを放っていたが、今はそんな事を気にしている余裕はなかった。

「さぁ、始めよう。俺は死なない!!」

「ガァァァァァァ!!」

 ドラゴンに向かって走り出し、ドラゴンも獲物がこちらに向かって来たのに歓喜の雄叫びを挙げ、真っ直ぐに向かって来る。

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