プロローグ1
勢いで始めました。どうか、よろしくお願いします。
「こっ‥‥‥こは?」
意識が覚醒していき、周りを確認するが、何も無く、この場所に距離感は無く、無限に続いていると感じた瞬間、自分以外の存在感が急に現れた。
「すみません。貴方は異世界に召還されました」
「異世界?」
「はい、異世界ロストエデンにこれから生きて頂きます」
異世界ロストエデン、召還か確かに彼女‥‥‥声だけでは、判断だがウソは言ってないと確実に分かる、不思議だが。
「生きるか、元の世界に帰れないのか」
「残念ながら、召還に必要な条件を満たしていましたので、召還される者はその世界で不慮の死に合った者に当てはまりましたので、貴方は召還されました」
不慮の死か‥‥‥そうだ、思い出したぞ。確か、乗っていたバスが谷底に転落したんだ。
「そうだ、俺以外には召還されなかったのか」
「安心してください、乗っていた貴方のお友達と先生は無事に召還されました。運転手の方は残念ですが、召還前に‥‥‥」
そうか、運転手の人は、皆が無事なのが良かっ‥‥‥あれ?。
先程、彼女は無事に召還されたと言った。なら、俺は!?。
「無事に召還されませんでした、私が一時的にこちらに引き寄せ、異世界ロストエデンに送ります」
まあ、同じ世界に行くなら、何時かは会えるだろう。異世界召還と言えば、もしかして。
「異世界召還と言ったら、何かチート能力が貰えるのか?」
「無理です、貴方の場合は世界の均衡が崩れますから、ですが‥‥‥流石に召還場所が場所ですから、必要な物は装備して貰います」
無理なのか、期待したのにな非常に残念。まあ、必要な物を貰えるなら、それでいいか。
この時、女性の言葉に気を付けていれば、もう少しはまともな行動が出来たかも知れないと後悔したとか、しないとか。
「ロストエデンで謎の鉱石と呼ばれる『ロストストーン』又の名を『精神感応石』と呼ばれる鉱石で鍛えらた『皇刀・白夜』、服装も動き安く、修復の加護が付いた物を最後に多少の資金を渡して置きます」
「ありがとう」
「それでは‥‥‥気を付けて下さい。貴方の‥‥‥を‥‥‥いのっ‥‥‥わ‥‥‥‥めが‥‥‥ユー‥‥‥‥」
徐々に声が聞こえなくなり、この場所で自分の存在が消えていく感覚を感じた。