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第九章人物紹介 《登場順》

ヘリオン ドラゴン:男性 450歳前後


ドラゴンズクレイドル元最高幹部の1体。全長7メートル前後で空色の鱗を持つ。


性格は慇懃無礼で嗜虐的、そして陰険。普段は丁寧な口調で話すが、気持ちが昂ると粗暴な物言いになる。


ランクはⅥ(シックスス)~Ⅶ(セブンス)。三体の幹部の中では直接戦闘能力は最も低いが、接触により相手の竜気プラーナを強奪する事が出来る特技を持つ。


何かとプラムドやウィスティリアに絡むが、裏では龍王を裏切りドラゴンの自由を取り戻す為に密かに行動していた。


悠によって龍王が排除された後は新幹部の一員として穏やかな日々を送っている。




セコイアン ドラゴン:男性 100歳前後


見張りに使われていた下級ドラゴン。本編には詳しく出ていないが陽動を行っていたファルキュラスにより殺害される。悠が津波に流されかけた時に上空に居たのもセコイアンである。




プリム 水精族ニンフ:女性 109歳


水精族の少女。身長は10センチ少々の極小種族。外見も言動も少女然としているが、水精族では立派に成人している年齢である。海王ネプチューンの島にやって来た悠を偵察、その後紆余曲折あって悠と行動を共にする。


性格は熱しやすく短慮。勇敢と無謀の間を行ったり来たりしているが、基本的に善の気質を持つ。


戦闘能力は殆ど無いが、悠が神鋼鉄オリハルコンを加工して作った装備を纏えば小型の野生動物くらいは追い払える……かもしれない。


容姿はエルフに似ているが肌が青白い。小さいので測りがたいが中々の美人さんでスタイルも良い。


ドラゴンズクレイドル戦後、海王の命(という体裁)で悠の下に出向し屋敷の住人となった。




ファルキュラス 海王:女性 不明


単一種族である海王の女性。プリムに連れられてやってきた悠を悪神と勘違いし追い詰めるが、戦闘後に誤解が解け和解。以後、事ある毎に悠の遺伝子を欲する(婉曲表現)。


性格は享楽的。あまり物事を深く考えないが、海王の義務には責任と誇りを持っている。口調がエセ関西弁なのは古代語がそう翻訳されて聞こえているだけである。


初代海王には劣るが抜群の戦闘能力を誇り、体の構造を切り替える事で悠に殴られても大したダメージを受けない。


容姿は顔だけで言えば上の中くらいだが、髪や膝から下が触手となっているので、人によっては下の下も有り得るかもしれない。


身長は170センチ~220センチと、多少伸び縮み出来る。非常に肉感的なスタイルで血液は青い。


対ルドルベキア戦の傷が癒えず、その治療の為にタイミングギリギリで修行の場に参加する事になったファルキュラス。彼女もこの半年で強くなるのだろうか……?




スピリオ ドラゴン:男性 300歳前後


プラムドに与した穏健派のドラゴンその1。全長6メートルほどで濃紺の鱗を持つ。


性格は大雑把で単純。自分が信じると決めた者には従う舎弟気質がある。


ランクはⅣ(フォース)。穏健派の中では強力なドラゴンである。


覚悟を決めたプラムドに付き、ヘリオンや龍王らと敵対するが、悠とファルキュラスが強硬派の強力なドラゴンを排除した為無事に生き延び、戦後のドラゴンズクレイドルの幹部の一角を占める事となった。


同僚のクインクエットを憎からず想っており、何かとアプローチを繰り返すが相手にされないのが悩み。




クインクエット ドラゴン:女性 300歳前後


プラムドに与した穏健派のドラゴンその2。全長6メートル弱で山吹色の鱗を持つ。


性格は冷静で誇り高い。理路整然とした会話を好み、他者に行動を縛られる事を嫌う。


ランクはⅣ(フォース)。肉弾戦ではスピリオに一歩譲るが、総合戦闘力では頭の回るクインクエットが若干上。


流されるだけの穏健派に嫌気が差していたが、自分が頭を務められるほどの実力が無い事に苦悩していた。そんな中、ずっとオドオドと暮らしていたプラムドの変化に一縷の望みを託す事に決めた。


臆病者と蔑まれていたプラムドの真の実力を目の当たりにし、密かに好意を抱き始めるが、真面目なプラムドはドラゴンズクレイドルとウィスティリアの将来の方がずっと気になるらしく気付いていない。




ルドルベキア ドラゴン:男性 400歳前後


ドラゴンズクレイドル元最高幹部の1体。戦闘能力では幹部中最大の戦闘能力を有し、全長8メートルでくすんだ(マットな)赤い鱗を持つ。


性格は粗暴で残虐。龍王にも心から従っている訳では無く、隙あらば自分がその座を奪う事を目論んでいた。


ランクはⅧ(エイス)。高火力の炎を主に用いるが、燃焼の概念そのものを付加し、癒えない熱傷を与える事が出来る。その権能は海王であるファルキュラスにすら通用した。


過去に龍王に瀕死にまで追い詰められた事があり今も憎悪しているが、無意識下では龍王に深く恐怖し反抗の意志など失われているという事にルドルベキアは気付いていない。


『龍角』を体に埋め込んでいる為にミザリィに操られてドラゴンズクレイドルを去ったが、今頃は龍器に封じられているかもしれない。




ストロンフェス ドラゴン:女性 350歳前後


ドラゴンズクレイドル元最高幹部の1体。全長7メートル~7.5メートルで白い鱗を持つ。ストロンフェスだけは心から龍王を愛しその傍に侍る。


性格は高潔で献身的。同じ幹部であるヘリオンやルドルベキアを信じておらず、いつか裏切るものと警戒している。


ランクはⅧ(エイス)。光の属性を持ち、収束光による熱線や盾を使い攻守共に隙が少ない。


龍王こそドラゴンの中のドラゴンと、アポクリファを崇拝する両親に育てられたストロンフェスにとって龍王に忠誠を誓う事はごく自然な流れであった。正直な所、世界の支配になど何の興味も無いが、龍王が求めるならばそこに己の意志は必要無いと断じている。


龍王を庇い、満足のまま死する運命にあった彼女は龍器の中で目覚めの時を待っている。




アポクリファ ドラゴン:男性 不明


ドラゴンズクレイドル最強の真なるドラゴン。世界五強の筆頭として畏怖されているが、意外にもアポクリファの名を知る者は少なく、ただ龍王という呼称のみが広く流布していた。全長10メートル以上、漆黒の鱗を持つ巨躯のドラゴンである、


性格は上昇志向・劣等感が強く超個人主義。ストロンフェスの決死の献身も当然と受け止め、心を動かされる事は無かった。


ランクはⅨ(ナインス)~Ⅹ(テンス)。ただ、アーヴェルカインのドラゴンは格上との戦闘経験というものが欠如している為、戦闘技術は拙く、これらのランクは単に力の大きさだけを示したものである。


悠とレイラの仇敵である『終末の大龍』と称されたアポカリプスの実子であるが、最強の父と己の評価との間にある絶望的な差を悲観し、呼応する僅かなドラゴン達と共に故郷を飛び出しアーヴェルカインに流れ着く。


『龍角』の高速加齢効果により遂に父たるアポカリプスに追い着いたと考え、手始めに世界征服を試みるも、そのアポカリプスを屠った悠とレイラにより父子二代に渡って苦杯を舐める事となった。


アポカリプス同様、空間そのものに干渉する事を得意とし、攻防共に完璧に近い。しかし、それも同格以下であれば通用したのだろうが、更に格上であるアポカリプスとの戦闘経験を有する悠達によって破られた。


今はただ物言わぬ龍器として眠りについているが……。




ヴァイセ ???:男性 不明


青い肌を持っているという事以外は詳細は不明。ミザリィに従っているようだ。




ミザリィ ???:女性 不明


アーヴェルカインの混乱の元凶。世界各国に世界基準では測れない物品や魔法を配り、その野心を助長してきた。


これまで集めた情報により魔界の住人と考えられているが、魔界非主流派のどの派閥に属しているのかすらまだ分かっていない。


カルマの値がレイラが測定限界として仮に設定していた10億を超え、更に蓬莱の元住人からも知識を得ていると見られ、その力の底は未だ計り知れない。


彼女の目的を掴み、そして排除する事が悠の最大の目的である。




野上 彩子 人間:女性 記録上は享年12歳


サイコの真の名前。『勇者ブレイブハート』は滅多に現れないレアな才能ギフトであり、『聖戦ジ・ハード』を始めとした強力な能力スキルを有する。


しかし、平和に暮らしていた12歳当時のサイコにはその力を十全に操る事は出来ず、接近戦よりも魔法戦闘能力を重視する過去のノースハイアでは不遇を囲っていた。


彼女が如何にしてノースハイアから逃げ出し、今に至るまで生き延びて来たのか、また聖剣をどういう経緯で手に入れたのかについてはここで語ると大変長くなるので割愛する。


サイコは彩子あやこの名で呼ばれる事を非常に嫌っており、故郷に帰るその日まで自分の名はサイコであると公言する。


悠に対して多大な恩を感じつつも複雑な人生を送ってきた影響で素直にはなれないが、基本的に悠が決定した事に対してサイコが異議を挟む事は無い。

次は用語。そしてあらすじ。

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