第一章用語解説2《固有名詞等》 最初から1-24 会議本番2まで
《用語解説・固有名詞等》
話に出てきた順に記していきます。
竜気
龍や竜の活動に使われるエネルギー。大規模なものほど消費する。
一日10%程度回復。
東方連合国家
3000万の人口を擁する、世界最大の国家。大戦中期に天津宮 光輝により周辺国家を纏め上げて成立する。現在の皇帝は2代目で、天津宮 志津香。
高天原
東方連合国家首都。人口300万人で世界で最大の街。皇居、軍本部など重要施設が多数ある。皇帝が直接治める皇帝直轄領である。
ゾディアック
元々、竜騎士が12名だった為にそれぞれに対して授けられた尊称。以下に現在の状況を記す。
牡羊座:大戦にて死亡
牡牛座:防人 匠戦闘竜将
双子座:大戦にて死亡
蟹座:西城 朱理秘書官
獅子座:大戦にて死亡
乙女座:神崎 悠(元)戦闘竜将
天秤座:千葉 真戦闘虎将
蠍座:轟 仗戦闘鳳将
射手座:大戦にて死亡
山羊座:大戦にて死亡
水瓶座:大戦にて死亡
魚座:大戦にて死亡
現在7席が空位であり、このいずれかに千葉 亜梨紗戦闘竜佐が鳳将に昇進の後叙される予定。
次元振動
転移の際に感じられる空間の軋みの様な現象。現在、これを察知出来るのは真のパートナーであるガドラスのみである。
転移
いわゆる空間跳躍。前兆として空間が軋む。
階級(龍)
Ⅰ~Ⅹの十段階で表され、数字が大きくなるほど強大になる。
階級(神)
Ⅰ~Ⅹの十段階で表され、数字が小さくなるほど強大になる。
物質体
物理的な存在。人間で言えば肉体に当たる。
精神体
精神的・情緒的な存在。人間で言えば精神、感情に当たる。
星幽体
霊魂・根源的な存在。人間で言えば魂に当たる。
妖精の粉
ナナが使用した銀色の粒子。
人間に対して強制睡眠と催眠の効果がある。軍でも解析中。使用に関しては皇帝の許可を必要とする。
効果時間や威力は数分~1時間くらいの間で調節可能。
精神防壁で防御出来るが、相当の強度が必要。
業
人間には見えない数値として徳を表す業が存在する。この業の数値によって転生先が決まる。一章最後で悠が授かった能力では善人は青いオーラが見え、悪人は赤いオーラが見える。
業は常に人間の行動によって増減しており、通常は少々善人のまま転生する。また、他者からの祈りや尊敬もその対象の業として加算される。
赤く見えるほど業が低い者は魔界へ堕ち、魔神や悪魔に転生して、未来永劫悪徳を成す存在となる。
世界の救世や偉大な宗教の開設など、世界にプラスになる多大な影響を与えると、業にボーナスがかかり、神や天使への転生が可能となる。
逆に、世界の破滅や大量殺戮、カルト教団の開設など、世界にマイナスになる多大な影響を与えると、業にマイナスペナルティがかかり、魔神や悪魔へ堕ちる。本編ではまだ語られていない。
その他詳細は今後に。
『追記:9/17』
業が低いという表現は語句として適切では無いとのご指摘を受けましたので追記します。
作中の業は単純に善悪のバロメーターとしての語句と捉えて下さい。数値的な捉え方なので高低として表現致します。
世界の構造
この世界はいくつものパイの生地の様に重なっており、頂上には天界、最下層には魔界がある。悠の住む界はこのパイ状構造の上から5分の1辺りに存在する。基本的に上の方になるほどに住人の基本的業が高い(善人が多い)。逆に、下の方になるほど住人の基本的業が低い(悪人が多い)。
悠がこれから旅立つ世界は下から5分の1ほどである為、悪人が多いと推測される。
世界の滅亡
住人があまりに業が低くなると、その世界は魔界と同義となり、滅亡する。また、絶滅も滅亡と同義である。世界が滅亡すると、その世界は破棄され、上にある世界全てが堕ちてくる。これは物理的な落下では無いが、その衝撃は確実なダメージとしてその上の世界にダメージとして現れ、世界的な気象異常や天災、または人心の乱れとして現界し、様々な悪影響を与える。
勇者
世界を救う救世主。その素質、またはその力量により呼称される。悠も勇者の一人であり、その力を見込まれて世界の救世を依頼された。基本的には自分の世界以外は救世しない(出来ない)。悠は使命を果たし終えた勇者としては、現存する唯一人の勇者である。
界渡り
違う界へ渡る事。通常の手段では不可能に近い。稀になんらかの原因で自分の世界から堕ちる者がいるが、大抵は界に施されている防御壁を突破出来ずに魂の消滅する。
魂の消滅
物質体、精神体、星幽体全ての消滅を指す。この方法で消滅した者は如何なる手段を持ってしても復活・再生は出来ない。完全なる死と同義である。
再生
竜騎士の能力の一つ。失った器官の再生を行える。
効果や消費竜気に個人差がある。
最も得意な朱理で腕一本の再生に5%の竜気と1秒の時間が掛かり、最も苦手な仗で20%の竜気と10秒間の時間を必要とする。悠の場合は10%の竜気と数秒間が必要。また、再生中は動けない。
低位活動モード
竜気を極端に消耗するか、多大な損害を被ると、竜は低位活動モードと呼ばれる回復優先モードに強制的に移行する。この間は竜の力を使用出来ない。回復には1~10日ほど必要だが、消耗、損害が大き過ぎるとそれ以上に掛かる可能性もある。
媒体
竜が人と契約する為に変化した物。通常はペンダント状になっている。
現在26個が使用中であり、回収された40個前後が未契約状態で軍に補完されている。
特練(特別修練過程)
軍のエリート養成を目的とした特別な訓練過程。ここで優秀な成績を修めた者が竜器使いや竜騎士としての活躍を期待される。また、特に優秀な者は過程中に竜器使いや竜騎士として契約・覚醒に成功する場合もある。
その訓練内容は過酷。知っている者は恐れ、知らない者は憧れる存在。
転生勇者
生前、勇者の資質を持っていたり、またはそれに近い力量を持った者が死後に神に見出され、天界に転生した存在。一種の精神的存在の為、老いによって死ぬ事は無い。業がプラスである事が条件。
悠の両親も転生勇者として日夜訓練に明け暮れている。
神器
基本的に天界以外には存在しないとされる強大な力を持った魔道具。詳細は不明。
続きます。




