第一章用語解説1《種族・軍人・竜騎士・竜器使い》
一応、50音順では無く、カテゴリーで書きます。
《用語解説・種族》
龍
敵対的な竜の呼称。この世界では龍の字は忌語であり、人の名前には使われない。20年前に突如この世界へと侵攻し、対話の余地無く世界と戦争状態になる。その気性は残忍にして狡猾。この龍の侵攻によって、世界の人口は60数億から1億程度まで落ち込む事になった。
飲食の必要は無いが、好んで人間を食らう。活動には竜気と呼ばれるエネルギーを用いる。
神崎 悠によって首魁、アポカリプスが滅ぼされ、事態は終息。
龍の強さはⅠ~Ⅹの10段階で表され、Ⅹクラスはアポカリプスのみ。
総数は1万程度と見られていた。現在もごく僅かに生き残っていると思われるが、Ⅴクラス以上の龍は全て滅ぼされたと推測されている。
竜
友好的な竜の総称。20年前に龍と共にやって来て、人類に味方する。
龍と同じく、竜気をその活動源とする。
人間と契約して、その人間の能力を引き上げたり、特殊な兵器や能力を使用したり出来、その際、現世での肉体を失う為、特に選ばれた200体程度が人間と契約する為に媒体と化して残り、他の者は龍と戦い相打ちとなって散っていった。
この竜達の献身が無かったら、世界は1年以内に滅んだとされている。その為、龍と同じ種族であるにも関わらず、竜は尊敬と敬愛を持って迎えられている。
竜との契約は誰でも出来る訳では無く、ある程度の身体能力、精神力、そして特に相性が必要となる。例えばミドガルドなどは大抵の人間と相性が悪く、ずっと軍の倉庫で待機状態であった。
何故人間と契約したかだが、相性が良いと、竜はその力を増幅する事が出来るからである。また、媒体が破壊されなければ、他の契約者を見つける事が出来る可能性もある。
そして最大の原因は龍1万に対して竜は6000程度と数において劣勢だった為でもある。そのまま正面からぶつかっても、ある程度の数を減らして全滅は必至であった為、契約竜以外が捨石になって時間を稼いだのだ。
現在、生存している竜は竜騎士に覚醒している者が6体、竜器使いが20体の計26体である。今後も覚醒する者が出ればこの数値は変動する。
神・天使
天界に存在すると見られるが、現在分かっている神は10級神であるバルキリー77のナナとその化身で従属神であるナナナの二柱のみである。
階級を持っており、1~10の10段階で表されるらしい。龍とは逆に数字が小さいほど神格が高くなる。
ナナナがほのめかしている様に、今後もっと上の神格の神が出る可能性はある。
また、配下に天使や転生勇者がおり、魔神や悪魔といった存在と争っている様だ。
魔神・悪魔
天界と対をなす界である魔界の住人達。業が余りにも低いと死後、魂は天界に導かれず、魔界に堕ちる。以後は魔神や悪魔として未来永劫悪徳を成す存在と成り果てるらしい。
詳細は不明だが、おそらく天界と同じ様に1~10階級の魔神とその配下の悪魔や転生悪魔がいると思われる。
《用語解説・軍人・竜騎士・竜器使い》
軍の階級
主人公の悠の所属する東方連合国家では独自の階級制度を設けている。
これに前線に出る戦闘~~か、後方で作戦の立案、兵站などを担う情報~~に分けられる。例えば悠は戦闘竜将なので、前線に出て戦うが、雪人は情報竜将なので後方に居て前線には基本的に出ない。
竜将
虎将
鳳将
竜佐
虎佐
鳳佐
ここから上が仕官で尉官はいない。少数精鋭になったため廃止された。竜騎士、竜器使いは最低でも鳳佐以上から軍歴が始まる(例外もある)。前線で戦うメイン戦力。
それに伴い下士官以下も簡略化されています。
軍曹
兵長
上等兵
一等兵
二等兵
義勇兵
9割以上がこの中に入る。なにしろ基本的に階級が上なほど前線で戦うので危険度も階級が上がるにつれてうなぎ登りになるので。基本的な下士官以下の任務はサポート全般であり、実際の戦闘にはあまり参加しない。
最下位にいる義勇兵は有志による民兵。軍としてはなるべく死なせたくないので戦闘には参加しない。(当然、襲われたら戦いますが)
この12階級がこの国の軍制です。
その他に学生などの軍属(軍に所属しているが、正式に軍人ではない)もいる。
竜騎士
竜器使いが覚醒して、竜の更なる力を引き出せる様になった者達。竜を鎧として着装する事が可能な事から竜騎士と呼ばれるようになる。
最大の特徴は『物質体』、『精神体』、『星幽体』への深い干渉が可能になる事と、パートナーの竜が会話可能になる事である。
それにより攻撃力、防御力、回復力全てが上がり、着用者もその影響を受ける。
ただし、竜気を消耗し過ぎると、低位活動モードと呼ばれる休息モードに入り、しばらく活動出来なくなる。人間は活動可能。
竜によって使える能力が異なる物もある。レイラは時間に干渉出来るらしい。
詳細は今後に。
竜器使い(リュウキマスター)
普通の人間が竜と契約した最初の段階。飛躍的に各能力が増す。
また、相棒の竜を兵器として物質変換し、戦う事が可能。
ある程度の物理防御壁や精神防御壁を張る事も出来るが、どちらもあくまである程度である。
竜器使いが更に訓練を重ね、心身共に成長すると竜騎士になる事が出来るが、相当の難関であり、大戦末期でも契約竜100に対し12名しか居なかった。
変化する武器は個人により異なり、手甲、足甲、剣、槍、弓、三節棍など様々である。当然、攻撃方法もそれぞれ異なる。
竜との会話は出来ない。が、意思疎通出来る様になると竜騎士覚醒の証になる。
次は固有名詞の解説です。