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神様になる前にもう一つ世界を救って下さい  作者: Gyanbitt
第七章(後) 聖都対決編
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第七章人物紹介 《名前登場順2》

先が長いので、出来次第どんどん上げて行きます。

続きですー。




ガルファ 人間:男性 24歳


聖神教宣教師。ミーノスのタルマイオス、ノースハイアのクレロア、アライアットのロッテローゼなど、世界を股にかけ、幾多の貴族を誑かした生粋の詐欺師。


ロッテローゼと共に赴いたノワール戦で敗北しフォロスゼータに戻った後は教主シルヴェスタの右腕として活動を開始する。


性格は狡猾で不遜。他人は全て自分が利用し成り上がる為の駒としか思っておらず、それは恋人関係にあったロッテローゼに対しても同じであった。いつか自分が聖神教の全てを握る為に日々策動している。


容姿は上の中……であったが、ノワール戦で逃亡を図る際に悠に鼻梁をもぎ取られ、以後は仮面でそれを隠している。


身長173センチ。他国を渡り歩く為、聖職者だがその体はそれなりに鍛えられている。


追い詰められたアライアットで『天使アンヘル』の力を得て、ガルファは更なる闇にその身を染めていく。その行く末は……




ロッテローゼ・ダーリングベル 人間:女性 22歳(享年)


アライアット王国伯爵でダーリングベル家当主。ガルファと共にノワール領に侵攻する。


父、兄をノースハイアとの戦争で失い、自身も初陣で辱めを受け、ノースハイアに深い怨恨を持つ事になる。その怨恨をガルファに利用され若い命を散らす事になり、第七章で最も同情を集めたのは彼女だろう。


性格は冷徹。しかし昔は大人しい性格をしており、戦争の狂気がロッテローゼを変質させた。ガルファに対してのみ依存しており、いつしか彼の望みを叶える事に生きがいを抱くようになっていた。


容姿は上の下。亜麻色の髪は戦闘の邪魔にならないように耳の辺りでばっさりと切り落としている。瞳は鳶色。


身長167センチ。ノースハイア必滅を期し、鍛えた体は女性としては筋肉質だったが、ガルファと関係を持つようになって少し柔らかさを取り戻した。


怨恨愛憎の果てに命を散らせたロッテローゼはノースハイアが変わりつつある事を知りながらも、その恨みを捨てる事が出来なかった。しかし、感情の度合いとしてはむしろガルファの願いを叶えてあげたいという気持ちが強く、復讐は彼女の至上命題では無くなっていた。……救われて欲しかった女性である。




ラルカス 人間:男性 43歳


ドワイド家の私兵隊で隊長職を預かる兵士。叩き上げの兵士であり、周囲からの人望も厚い事から旧ドワイド私兵団の取り纏めを任されるようになる。




ソフィアローゼ・ダーリングベル 人間:女性 13歳


ロッテローゼの妹。ダーリングベル家最後の生き残り。


幼い頃から病弱で、これまでの殆どの時期をベッドの上で過ごし、本を友として生きて来た。最近では視力も失い、余命幾許もないと思われていたが、その体調不良はガルファが持ち込んだ毒の影響であり、悠に救い出され、全身に及ぶ大手術を経て健康を取り戻す。


性格は控えめ……に見えたが案外勝ち気。言われるままでおらず反発するソフィアを見て、悠はあえて気力を持続させる為に辛く当たっていた。その甲斐あって現在では心身ともに健康である。


容姿は中の上。しかしあくまで発展途上。姉と同じく亜麻色の髪を持ち、病床では長かったが悠の手術後は肩に掛かる程度の長さに落ち着いた。


身長146センチ。これまでは最初に保護された時の蒼凪に迫る病身であったが、治療後は食の素晴らしさに目覚めぐんぐんと成長中。


病床で何かと世話を焼いてくれた恵に尊敬の念を抱き慕っている。これまでは我が身を儚んで厭世的であったが、周囲で一生懸命生きる者達を見て、自分自身の未来を模索している最中である。

 



クリストファー・アインベルク 人間:男性 56歳


アライアット王国子爵。ダーリングベルの分家に当たるアインベルク家当主。


ロッテローゼの親の代からダーリングベル家に仕えていた好人物。おそらくアライアットで最もカルマが高い。ロッテローゼ死亡時にノワール家に投降し、投降兵を纏め上げている。


性格は穏和で忠実。人との衝突を嫌い、その優れた人格から何かと頼りにされているが、ガルファをロッテローゼから引き離す事が出来なかった事を非常に悔やんでおり、打倒聖神教にその意欲を燃やす。ただ、ソフィアにはダダ甘で度々悠に叱責される場面も。


容姿は中の上。既に頭髪は気苦労が多いせいか白髪になっており、オールバックにして油で固めている。バローと違い、綺麗に整えられた髭を鼻の下に蓄えたその姿は紳士の完成形と言えるだろう。


身長177センチ。長年鍛えているその体は老境に差し掛かる今も弛んではおらず、厳しく節制している事が伺える。


アライアット最後の良心と言っても過言では無いクリス。彼の願いは健全な祖国の奪還とソフィアローゼの健やかな成長のみである。




バーナード・フィリッポス・アライアット 人間:男性 51歳


アライアット王国国王。現在は聖神教にその実権を奪われ、不本意ながら傀儡としての毎日を過ごしている。


ビリーとミリーの実の父親であり、宮廷闘争の盛んだったアライアットから幼い2人を遠くミーノスに逃していた事が第七章において判明した。


性格は忍耐強い。妻を軟禁され侮辱的な日々を強制される中、激発せずにじっと機会を窺っている。


容姿は中の上。寄る年波と苦労が色濃く顔に表れている。髪も半分は白く染まり、その心労が忍ばれる。


身長174センチ。均整は取れているが、それほど鍛え込まれている訳ではない中肉中背。


悠達がフォロスゼータを訪れた際、密かに内通していた通り悪役を買って出て市民を逃したが、落日のアライアットでのバーナードの孤独な戦いはこれからが本番である。




ザマラン 人間:男性 45歳


冒険者ギルド本部財務統括。その立場を利用してティーワ、ザマランに資金を融通していた。


その総額は小さな貴族の財産に匹敵する額であり、ザマランと同じく投獄され厳しく余罪を追求されている。




ホーロ 人間:男性 43歳


冒険者ギルド本部開発担当長。新技術開発に優れた才能を持つが、致命的に倫理観が欠如しており、しばしば非難に晒されている。開発品に付ける名称が大仰。


ティーワ、ホーロらと組んで非合法な物品の研究開発や実験、横領を行っていたが、ティーワ死亡の際に押収された証拠により罷免されて投獄。余罪を追求される日々を送っている。




ティーワ 人間:男性 25歳(享年)


冒険者ギルド本部統括補佐。療養中の本部統括の実子である。


優れた事務能力と調整能力を併せ持ち、統括代理を務めていたオルネッタが誰よりも頼りとしていた人物だったが……。


性格は計算高く、破滅的。ティーワの中で他人とはヒストリアかそれ以外で綺麗に分かれ、自分自身を含めて後者に何の興味も持たない。


容姿は中の上~上の下。色素の薄い黒髪を耳の後ろで揃えている。


身長170センチ。冒険者としての経験は無く中肉中背。


聖神教徒を上回る破綻した精神でその一生を駆け抜けた。誰にも理解されない自分の理想を熟知しており、故にヒストリアを救う者を他に求めるという矛盾を抱えていた。悠に救われたヒストリアを見届け、勝者として満足の内にこの世から去った。




ロンフォス 人間:男性 39歳


冒険者ギルド本部外交統括官。オルネッタと理想を等しくし、国外での折衝にその力を発揮する。


交渉に過剰な金銭を用いる事を好まない質実剛健な性格。その為、悠の様に強大な力を持ちつつも抑制の効いた人物を好ましく思っている。


悠の活躍により他国との折衝機会が増大し、ギルド本部でオルネッタに次ぐ多忙の日々を送っている。




リレイズ 人間:女性 30歳


冒険者ギルド本部人事統括官。ギルド本部ではティーワが居ない現在最年少である。


大幅な人事の刷新により多忙を極めていたが、ようやく一息吐いた。


しかし、来年以降を見据え誰よりも熱心に学生の取り込みに奔走する。


ティーワに対し淡い想いを抱いていた為、ティーワと一緒に居る事のオルネッタに軽い反感を持っていたが、現在は口では素直になれないなりに良好な関係を築いている。




ジスカ 人間:男性 64歳


冒険者ギルド本部の酒場兼食堂の料理長。恵の腕前に惚れ込み、自分の後継者として熱望していた。


悠に断られてからは後進の育成に益々力を注ぎ、今日も厨房では彼の怒声が絶えない。




イスト 人間:女性 6歳


ラナティの妹。姉に輪をかけて引っ込み思案な性格だが、今はどこか浮き世離れした友人であるメルローネと行動する事で積極性が出てきた。悠に父親の姿を重ねており、密かに慕っている。




エクレア・ファーロード 人間:女性 12歳


ミーノス王国子爵ジェラルド・ファーロードの実妹。騎士団長であるベルトルーゼをお姉様と慕っている。


ラナティとは既に親友の間柄で、その弓の腕前には一目も二目も置いている。


性格はベルトルーゼの影響で非常にさばけており物怖じしない。向上心があり熱意を持って物事に取り組むが、ベルトルーゼを慕うあまり熱意が空回りする事もある。


容姿は中の上。まだこれからであろう。兄と似た風貌で、中性的な面持ちはむしろ女性に人気が出そうであるが、本人はノーマルである。


身長151センチ。当然得物はスピアだが、まだ筋力が足りず、渋々短槍ショートスピアを使っている。


ムードメーカーであり、アルトもその気質を見込んで庶民、貴族間の橋渡し役を頼んだ。




メルローネ・コルツァ 人間:女性 6歳


エクレアの従姉妹でコルツァ男爵家の長女。


いつもぼんやりしていて目が離せないが、ただの天然であり、特に心身に異常を持っている訳ではない。どんな時でもマイペース。


怪我の功名か、そのお陰でイストに自立心が芽生えたのは良い事であろう。

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