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神様になる前にもう一つ世界を救って下さい  作者: Gyanbitt
第零章 各種情報(※ネタバレ注意)
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【登場人物事典】さ行・その1

【さ】


サーバイン 竜:男性 不明 所属:蓬莱


古風な言葉遣いをする、侍や騎士の様な心を持った竜。レイラの心意気に感応し、竜の一派となる。


恐らく最も相棒と気が合うのか疑われる竜でもある。


生真面目で紳士、常識的だが、日々価値観をパートナーの朱理に破壊され、最近では「見て見ぬフリ」を覚えた。


戦闘力は低めだが、非常に防御的で他者への回復もこなせる。粘り強さが身上。


新しく話せるようになったウィナスが最近ちょっと気になる。誰にも言わないが。朱理にはバレているのも予定調和。


『現在』


特に変化は無く、日々を淡々と過ごしている。平和になり朱理の暴走する回数も増えたが、どうせ言っても聞かないし……。




サイコ 人間:女性 ?歳 所属:無所属


合同訓練に参加していたバローが挙げた人間五強の頂点。悠に撃退されるも、まだ余力は残していたと思われる。


サイコの名は功績と悪評が均等に存在しており、巷では「外道勇者」の二つ名で呼ばれて恐れられている。世に現れたのは比較的最近で、それ以前にサイコがどこで何をしていたのかを知る者は居ない。所持する聖剣をいつ手に入れたのかも不明である。


性格は享楽的かつ自己中心的。自分が世界の中で最も大切であり、他者に依存する心を持たない。


容姿は定まっていないが、合同訓練の際は最初は気弱そうな三つ編みの駆け出し剣士風を装い、見破られると髪を解いて口から綿を吐き出して正体を現した。後者の姿を見た時に気付いた者が多数居た事から、これがサイコのデフォルトだと思われる。三つ編みのせいでウェーブのかかった背中に届く色素の薄い茶色の髪と黒い瞳を持つ。上の下程度に整ってはいるのだが、口調と共に表情も崩壊気味でとてもそうは見えない。


身長170センチ。スタイルはよく変装するので不明である。


サイコの行動理念は他者には理解出来ない。敵になっても味方になっても厄介な人物である事だけは間違い無い。


戦闘巧者であり、悠もその点だけはサイコを認めている。


『現在』


サイコがどこで何をしているのか知る者は居らず、不明。




サイサリス ドラゴン(後に竜):女性 不明 所属:『戦塵』


アザリアダンジョンに巣食っていたドラゴンの一匹。全長7メートル前後の薄紅色の体を持つドラゴン。説得の甲斐無く交戦状態となる。


性格は一途で激情家。スフィーロに心酔しており、それは愛情に裏打ちされていた。


ランクⅤ(フィフス)のドラゴンで(アーヴェルカインではランクⅨ(ナインス)以上)、爆裂のブレスを操るだけで無く、一点爆破や全周爆破などバリエーションのある攻撃手段を持つ。


本来であればベロウはおろかアイオーンにも楽勝出来る強さを持っているが、横で戦うスフィーロの有り得ない劣勢に心を乱され、更にナターリアのサポートを受けたベロウとアイオーンによって追い詰められる事になった。ちなみに目はベロウが潰し、足はアイオーンの氷の蔦で封じられたのを自分で爆破して逃れている。


愛するスフィーロと弟のダイダラスの仇を討つ為にスフィーロが時間を稼いでいる間に戦場から離脱。悠達に復讐を誓う。


『現在』


『戦塵』のメンバーとの戦闘とスフィーロの説得を機に和解。『戦塵』に所属する事となる。戦闘能力は高いが限定空間内では威力の調節が難しい為に留守番する事が多く、一番役に立っている事と言えば良質な鱗を安定供給してくれる事である。サイサリスの参入によって龍鉄には事欠かなくなった。




西城さいじょう 朱理しゅり 人間:女性 24歳 所属:蓬莱


皇帝近衛隊長兼秘書官。最近は護衛は有名無実となって来ている。戦闘能力は下から三番目だが、非常に防御的であり、また回復速度も速い。他者への高度な癒しも可能な為に護衛向き。


性格は冷静であるが意味破綻しており、立ち振る舞いは華麗。その容姿と相まって、女性ファンがとても多い。お姉様とか呼ばれたりするのが悩み。


常に志津香の側に侍り、公私共に渡って志津香を支えているが、よく悪ノリして志津香を困らせている。とても楽しいらしい。興奮するとちょっとおかしくなる。ちょっと。


容姿は上の中~上の上。赤みがかったショートヘアで瞳も少し赤め。鍛えている為に女性的な丸さは余り無いスタイルだが、颯爽としていて正に男装の麗人といった風情。


身長は176センチと、女性にしては長身。途中まで同じ身長だった真に置いて行かれたのが少し悔しかったのは乙女の秘密。


最近手に入れた家宝(悠と志津香の隠し撮り映像)を時間のある時に観るのが楽しみ。


『現在』


志津香の側であれこれ世話を焼いている。恐らく余裕でアウトなからかい方は悠が居ない寂しさを紛らわしてあげる為の朱理なりの心遣いなのだ!! ……と、思う。




斉藤さいとう れん 人間:女性 19歳 所属:蓬莱


軍の戦闘虎佐。戦闘時は三節棍を用いる近距離~中距離戦を得意とする。亜梨紗の同期にして友人。


性格は冷静かつ穏やかで女性らしい。


そこそこいい家のお嬢さんで、亜梨紗とは古い付き合いである。


悠との問答の際に、恋だと思っていた気持ちが憧れであると知り、悠の争奪戦からは一歩身を引いた。


容姿は上の下~上の中くらい。明るい茶色の髪で肩まであるウェーブヘア。瞳は緑がかった茶色。


身長は162センチ。スタイルは良く、特に胸が大きい。燕と並ぶと可哀想。燕が。


最近、とても扇情的な下着をついつい買ってしまい、いつ着ようか迷っている。前に着けていたら燕のせいで悠にご開帳する破目になったので尚更。


『現在』


自己を鍛える事は怠っていないが、どちらかと言えば他の2人のサポートに回る事が多い。2人の恋が実る事を願う良き友人である。




防人さきもり たくみ 人間:男性 36歳 所属:蓬莱 


軍の戦闘虎将にして特練(特別修練過程)教官。一章後半で戦闘竜将に昇進。戦闘能力は竜騎士では三番目に位置する。どちらかというと防御的な戦闘を得意とするが、攻撃もこなせる。防御は多数向けで、攻撃は個人向けの傾向がある。


性格は実直で真面目。悠も大いに影響を受けた様である。教官職を歴任するのも若者の死者を少しでも減らしたいと思ったからで、匠のお陰でかなりの戦死者が減った事は戦後の資料から裏付けが行われている。


一章後半で受けた誤解によって、最近付けられる副官がやたら若いのが悩み。ロリコンでは無い。結婚しないのは、大戦で失った最愛の女性に操を立てているという噂があるが、真偽は不明。


容姿は中の中。しかし、凛々しい顔立ちの為、実際より良く見え、隠れたファンは多い。黒の短髪で鳶色の瞳。


身長は185センチで厳つい体つき。


隠れ芸術好きで、志津香のおにぎりに実はかなり目を奪われていた。


『現在』


戦闘竜将としての職務に精励しているが、性格や立場上、雪人と対立する事もあり頭を悩ませている。理屈では雪人の論を認めつつも、誠実でありたいと考える匠は苦労性なのだろう。


雪人とナナナの間に板挟みになる事もあるが、悠の身の安全が第一である事は両者とも変わらないスタンスであり、露悪的に振る舞う雪人がわざと極論を用いる事を理解しているからこそ決定的に対立する事は無いのだろう。ある意味予定調和なのかもしれない。




サティ 人間:女性 14歳 所属:ミーノス


ミーノス近郊で冒険者として暮らしていた少女。リーンが悠に治療を依頼した事で縁を持つ。徒手格闘を得意とし、その実力は年齢にしては中々に高かった。ジオの事を好いており、本当は冒険者をしたくなかった事を悠に指摘されて冒険者の道を断念。今は親元に帰って家業の手伝いをしている。


性格は強気に見えるが献身的。冒険者もリーンを助けたいという心と、ジオに付いて行きたいという恋心から2人とパーティーを組んでいた。


容姿は中の中。濃い茶色の髪を後ろで括っていて、瞳も大き目の濃い茶色。


身長155センチ。スタイルは年齢相応という所だが、格闘職なので少々筋肉質。その為、リーンの細い体を羨ましく思っていた。


今はたまに帰って来るジオに会うのが一番の楽しみ。


余談だが、サティの格闘センスは相当に高く、本気で強くなろうと思ったならばⅧランクくらいまで成長しただろうと悠は思っていた。才能と資質が合致しなかった事がいい事か悪い事かは今後の本人の生き方次第であろう。


『現在』


冒険者を引退し実家を手伝うようになった。冒険者として鍛えられた心身は実家の食堂のハードな作業にも上手く対応し、両親も落ち着いてくれて一安心である。




真田さなだ 雪人ゆきひと 人間:男性 26歳 所属:蓬莱


東方連合国家軍随一と称される頭脳を持った若き秀才。竜器使いとしての力は大半が思考加速に向けられている。戦闘能力は竜器使いとしては高くない。


性格は果断即決、傲岸不遜ともっぱらの評判で、当の本人もその評を受け入れている。悠と話していると、唯でさえ悪い口が更に倍ほど悪くなる。


悠の母親である美夜の死に係わり、悠に負い目を感じていたが、出発前に和解。以後、悠は雪人を苗字では無く名前で呼ぶ様になる。


享楽的な面も持っており、それは悠に対する負い目から……かと思われたが、結局は当人の資質であった様で、その後も変わらず花街に足を運んでいる。


容姿は上の上だが、性格が顔に表れている分を差し引いて上の中といった所。焦げ茶色の長髪で髪は普段は後ろで括っている。瞳も焦げ茶色。遺伝的に色素が少し薄い様だ。


体型は184センチの身長にしては華奢に見えるが、軍人だけあって細くあっても鍛えられている。


悠が居なくなってから、独り言が増え、真をおもちゃにする回数が増えた。決して寂しい訳では無い! ……と言い張る。


『現在』


空いた時間があれば鍛練に当て、悠には内緒で『竜騎士』の覚醒を目指している。生傷が絶えないので悠は察していると思うが。


基本的に悠の行動は悠の自由意志によって決定されるが、その際の細かな作戦立案は雪人の役目であり、アーヴェルカインの分析には余念が無い。雪人の作戦は時に敵以上に味方を恐れさせているが、あまりに非道な策は悠が却下するのでバランスは保たれていると言える。


雪人の中では当初より悠>アーヴェルカインの全てという図式が強固に形作られており、アーヴェルカインの誰に憎悪されても全く構わないと考えているが、それによって悠が憎まれ危険に晒されないようにする効果を狙ってると理解しているのはハリハリを始めとするごく少数の者だけだろう。




サフィリエ・ソートン 人間:男性 42歳 所属:ミーノス


ミーノス王国侯爵にして財務大臣。マンドレイク邸の事件に巻き込まれるが、悠達の活躍で命を拾った。


ローランに最も信頼されている貴族の一人であり、命を助けられたからと言って無条件に悠を信用せず、自らの財産まで使ってその人柄を試すなど気骨ある人物。


官僚としての能力も優秀で、今後のミーノスになくてはならない人物の一人である。


『現在』


戦争の為、財務はその戦費の割り出しで修羅場であった。誰よりも精力的に働くサフィリエに文句を言う者は居ないが、そろそろ増員がなければ過労死する者が出そうだ。


娘のエルメリアが若干穏やかになって心理的な重荷が軽くなったのも精力的に働ける遠因かもしれない。




ザマラン 人間:男性 45歳 所属:冒険者ギルド(除名済み)


冒険者ギルド本部財務統括。その立場を利用してティーワ、ザマランに資金を融通していた。


その総額は小さな貴族の財産に匹敵する額であり、ザマランと同じく投獄され厳しく余罪を追求されている。


『現在』


牢獄で生き、牢獄で死すだろう。




サリエル・ミーニッツ・ノースハイア 人間:女性 12歳 所属:ノースハイア


ノースハイア王国第二王女。この世界でもあまり居ないクラスの善人だが世間知らず。


性格は素直で穏やか。頭も悪くないが、親や教師に意図的に隠されていた情報に気付くほど聡い訳でもない。


王宮から出る事は殆ど無く、正に温室育ちであるが、実際それが功を奏し、真っ直ぐ善良に育ちはしたので、カザエルを尊敬し、国を愛し、民を慈しむ心を持つ事が出来た。


悠に今までの自分の価値観を木端微塵に破壊され、一からノースハイアの、そして世界の事を勉強し直している最中。それにより、自分が如何に歴史や政治の一面、もしくは氷山の一角しか見ていなかったかを思い知らされる毎日を送っている。


容姿は上の中で発展途上。ノースハイアでは珍しい黒髪の緩いウェーブで肩くらいの長さにしている。目も黒。少し年齢より幼く見える。


身長145センチでまだ伸びている途中。スタイルは全体的に細いが、最近胸が大きくなって来た。でもカザエルには恥ずかしくて言っていない。


現在、三月後に備えて、昼夜を問わず勉強中。たまに勉強の合間に竜騎士バージョンの悠の事を思い出し、気が付くとしかめっ面をしてしまっていたりするのを、周りの人間は不思議そうにしているのには気付いていない。


『現在』


努力家の面を十分に発揮し、カザエルの補佐として忙しく働いている。まだカザエルは後継者について言及してはいないが、その立場と重責からサリエルこそが次期国王なのでは無いかとの評判も高い。


一方で潜伏生活中、サリエルに料理を習わせなかったのをカザエルは悔いており、たまに宮廷料理人に手解きを受けるようになった。カザエルがその腕前を教師に尋ねたが、記憶が飛んでおり定かでは無い。




サロメ 人間:女性 23歳 所属:冒険者ギルド


ミーノス冒険者ギルドのギルド長補佐。コロッサスと同じ時に悠達と知り合う。


若くして比類ない才媛として名を馳せており、一度覚えた事は忘れないという特技を持つ。魔法理論にも詳しく、サロメの魔法哲学は魔法使いの間でも一目置かれているほどだ。


性格は真面目で冷静。細かい所まで気が付くが、反面、大枠の事を考えるのは苦手で、コロッサスとは互いを補い合う良きパートナーである。本人に言うと冷たい視線で睨まれるが。


容姿は上の下。金の髪を片側に寄せて7:3で分けている。釣り目気味でコロッサスとは逆側の目を隠した髪型。サロメなりにコロッサスの無くした片目たろうという矜持かもしれない。


身長170センチとかなり長身。スタイルは非常にスレンダーで細い。体術の心得は多少はあるが、ギルド長たるコロッサス自身が名を馳せた剣士であるので護衛的な意味合いは無く、護身の為である。


コロッサスと共に悠達の味方となるが、たまに暑苦しくなる男しかいない現状にうんざりしたりもする文系お姉さん。アルトを見ると少し和む自分に悩む時もある。


陰で「真のギルド長」と呼ばれるほどコロッサスはサロメに頭が上がらないが、サロメがコロッサスをどう思っているかは誰も知らない。


『現在』


相変わらず鉄血の敏腕秘書振りを発揮している。暇を見つけて悠やハリハリと交わした魔法談義により、思考加速魔法『頭脳強化ブレイン・アクセラレーション』の完成も近い。

さ行の蓬莱組の多い事多い事、これも反省点です。

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