第六章人物紹介 《名前登場順1》
いつも通りの人物紹介です。
ベルトルーゼ・ファーラム 女性:人間 27歳
ミーノス王国正騎士団『鋼鉄の薔薇』騎士団団長にしてミーノス王国伯爵。類まれな身体能力でミーノスの騎士の頂点に君臨する。
王家への忠誠心は本物だが、その感情が行き過ぎて利用される事もしばしば。
性格は頑固で義理堅い。一度決めたら脇目も振らず駆け抜ける。たまに途中に落とし穴があって嵌められる。そして頑張って這い上がり、また走り始める。実家の者達との仲は良好な様子である。
容姿は???。悠だけは知っているが親族以外の他人がその顔を見た事は無い。唯一、背中まで届く金髪を有しているという事だけが知られている。
身長175センチ。普段は全身鎧に隠されている体はメリハリの効いたプロポーションであるが、当の本人は女性的な魅力などには一切頓着していない。
悠との交流で多少頑迷さも薄れた模様。部下からの信頼も厚い好人物である。
ルーファウス・タックスリー・ミーノス 男性:人間 24歳
ミーノス王国第一王子にして次期国王。ローランと共にミーノスの改革を志す。
性格は良く言えば温和、悪く言えば柔弱。内心では苛烈なローランとはその点で異なる。
容姿は上の下。ミーノスの貴族として典型的な金髪碧眼で、少し長めの髪は若干癖がある。目元は少し下がり目。
身長177センチ。武術は嗜み程度なので筋肉は少なめ。
性格は勿論、体も細かったルーファウスだが、最近は激務をこなす毎に多少は磨かれてきた様子。悠と出会った事と同等以上にルーアンとの会話の影響が大きかったようだ。
ルーレイ・タックスリー・ミーノス 男性:人間 14歳
ミーノス王国第二王子。魔法オタクかつ空気の読めないコミュ障っ子。
自由気ままに生きていると思われていたが、元々は王家に馴染めない事を幼少期に悟り、兄であるルーファウスとの間に王位継承権の諍いを起こさない為に馬鹿な弟を演じていて、いつしかそれが素になっていった。
性格は享楽的かつ散漫。師匠と仰ぐハリハリとは非常に気が合うが、2人を放っておくと暴走しがちなので、主にアルトの気苦労は絶えない。
容姿は上の下~上の中だが、容姿に構わないので下方修正される。金髪碧眼でルーファウスと似た髪型だが、ルーファウスより癖が強く柔らかい髪質の為に寝癖が酷い。そしてあまり直さない。
身長150センチ。食に関心を持たない為、少食かつ偏食で、気に入った物を平気で食べ続ける。現在は恵によって食育中。
悠に預けられた事は一般的には留学の様な扱いとされている。怠惰な毎日から一転して勤勉な日々を送っているが、アルトにはもう少しだけ手を抜いて欲しいと思っているが、その想いが届く事は無い。
現在の目標はハリハリ提唱の性転換魔法を完成させ、アルトに女の子になってもらいゴールインする事である。
マッディ 男性:人間 34歳
マンドレイク家に仕える研究者であり、真の参謀。見た目は貧弱だが、優れた知性を持つ。
全てにだらしない父親の居る家から飛び出し、その知性を見込まれてマンドレイク家に拾われる。
性格は冷徹で計算高く根暗。しかしディオスに対する忠誠心は本物であり、内心では決して認められてはいない事に薄々気付きながらも従順に従っていた。彼があの様な手段に出たのは他に手段が無かったからであり、『殺戮獣』へ至る適性を持つのがディオス以外に居ないと正体不明の女に教えられてはいた為。ああしなければ結局捕縛され、処刑される事を理解していたからだ。
容姿は下の中。暗い金髪を耳の辺りで切り揃えている。瞳は暗青色で細く、白目部分が多い為にいつも睨んでいる様な印象を与える。
身長166センチ。スタイルは20歳を超えた時点で鍛えるだけ無駄だとスッパリ諦めてしまったので殆ど肉が付いておらず、痩せ過ぎで骨の浮いた体付きである。
最期までディオスに殉じて戦い抜き、そして散っていったマッディだが、その死体は現在行方が分からなくなってしまっている。その背後には第三者の影が見え隠れするが・・・




