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神様になる前にもう一つ世界を救って下さい  作者: Gyanbitt
第零章 各種情報(※ネタバレ注意)
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【登場人物事典】か行・その1

【か】


カーライル・サリンガン 人間:男性 23歳(享年) 所属:ミーノス


サリンガン侯爵家次期当主にして、マンドレイク公爵家騎士団長。合同訓練に参加し悠に因縁を付けるが、大勢の前でこっぴどく叩きのめされ大恥を掻かされる。


元々、剣の腕は大した事は無いが謀略に秀でており、マンドレイク公爵に重用されている。


性格は見栄張りで陰険。上昇志向が強く、ローランの事もただ自分より家格が高く、より容姿が整っているというだけで嫌っている。


容姿は上の中。時間を掛けて手入れをしてい金髪は艶やかかつ華やかであるが、人を見下す性格のせいか青い瞳が冷たい印象を与えている。


身長182センチ。マンドレイク公爵家の騎士団長を務めているだけあってそれなりに鍛えられた体をしているが、均整の取れた美しさに重点を置いているのでそんなに力がある訳でも無い。


悠とローラン、それにバローをこの世から排除する事に情熱を燃やすカーライルであるが、その後は機会を待ってマンドレイク公爵も排除するつもりである。


『現在』


アランの策略により水牢で溺死。




ガーラン 人間:男性 26歳(享年) 所属:ミーノス


冒険者集団『黒狼こくろう』の副頭領。アリバイ工作の為に冒険者ギルドに残っていたが、悠と諍いを起こして街に出た時に兄ゴーランが捕まった事を知り逃走。後にタムランと合流する。


悠の屋敷を襲ったが、子供達の戦力を過小評価していた為に時間を稼がれ、恵を解放された隙を突かれて悠の一撃で脊椎を損傷、下半身不随となり捕縛される。


最後まで協力を拒み、拷問の末に王宮前の広場にて絞首刑により絶命。その際、捕えられていた他の『黒狼』のメンバーも、タムランを除いて全員斬首刑となった。


悠とコロッサスに強い恨みを持つ。




カザエル・ミーニッツ・ノースハイア 人間:男性 50歳 所属:ノースハイア


ノースハイア王国第24代国王。召喚者を使い、近隣でも一番の大国へとノースハイアを成長させた。


性格は傲慢で冷酷。しかし、末の娘サリエルだけは本当に大切にしている。


昔はそこまで傲慢でも冷酷でも無かったが、召喚の力に魅せられて徐々に歪んでいった。悠によってサリエルに懺悔させられた事で、多少性格を改善した。


容姿は上の下(若い頃)。グレーの髪にグレーの瞳で髭を伸ばしたその姿は威厳を感じさせる。


体型はそれなりに鍛えてはいるが、既に衰えて来ており、最近は少し下腹が出て来たのが悩み。サリエルに嫌われそうで困っている。


現在は三月後の悠の来訪に備えて国を改革中。


『現在』


アグニエルの謀反や悠の再来訪を経て非道な手段と決別したカザエル。今や名実ともに王の中の王となり、対聖神教に必勝を期す。


子供らも成長し、誰に王位を継がせるべきか密かに悩んでいる。王の立場が許さないだけで、案外子煩悩な面も。




風間かざま 神楽かぐら 人間:女性 9歳 出身:黄道 所属:『戦塵』


黄道出身の小学2年生。風の魔術に適正を持つ。戦闘訓練は継続中だが、既に武器戦闘術だけでⅣ(フォース)レベルの実力は備えており、ギルドの依頼もこなしている。


性格はおっとりしていてのんびり屋。語尾が伸びる癖がある。


寝るのと食べるのが大好き。気ままに食べて気ままに寝る。本人が気紛れに吹く風のよう。


髪は暗い茶色で目は明るい茶色。天パで柔らかそうな髪をしている。


身長は140センチ。寝る子は育つらしい。


恵のご飯が美味しいので今の生活に何の不満も無い。が、悠には外に出たついでに何かお菓子を買って来て欲しいなと思っている。


『現在』


風属性魔法の腕も上がり悠に頼りにされる場面も増えてきたが、消費カロリー上昇に伴い食べる量も増大し隣の朱音を戦々恐々とさせている。




ガストラ 人間:男性 45歳(享年) 所属:ミーノス


ミーノスの裏社会の悪辣武闘派組織の頂点に座する、粗暴さが人の形をとった様な人物。


見た目と異なり狡猾さと繊細さを併せ持ち、見た目通りの腕力も駆使してミーノスの裏社会で恐れられていた。


恐喝、障害、強盗、そして殺人にも躊躇いを持たなかったが、その悪行が祟り、ラクシャスに目を付けられてしまい、抵抗するがあえなく片腕を3度に渡って切り落とされ、発狂寸前の状態で御用となった。


作中では語られていないが、これまでの罪状の自白をさせる為に激しい拷問を受けた後に縛り首にされて処刑された。




葛城かつらぎ 蒼凪そうな 人間:女性 15歳 出身:未出 所属:『戦塵』


出身地は未出であるが、割と世界の下の方から召喚された中学2年生。『心通話テレパシー』と闇属性魔法に特性があり、悠に付いて行きたいが為に厳しい鍛練を繰り返していてその練度は高い。。


性格は12歳まではお淑やかで朗らか。14歳のまでは人見知りで臆病。ただし、助けに来てくれた悠と明は最初から割と平気。今では普通に人に接する事が出来るようになった。


15歳の今は物怖じせず一途。悠至上主義であり、悠の為ならば体も命すらも躊躇いが無い。それ故か、たまに言動と行動が黒い。


容姿はこの一年で健康を取り戻し上の下から上の中。継父が手を出そうと考えたのも頷ける。


身長160センチ。しっかり栄養を取っていたので遅れて成長期が来たようだ。スタイルも当然成長して……となれば良かったのだが、明の『進化エボリューションコクーン』を受けても胸が大きくはならず軽く絶望した。


回復した後は心身を鍛え込み、今では立派な戦力である。


『現在』


悠に出された条件をクリアする為に樹里亜らと戦術を練っている。約一名に対する視線がたまに危険な色を帯びる事があるが、敵もさるものですぐに察知され、まだ果たせずにいる。


「たまに誰かに見られてる気がすんだよな……?」


「チッ……」




ガドラス 竜:男性 ???歳 所属:蓬莱


レイラに惚れていて、特に深く考えずに竜の一派に組して悠達の世界にやってきた。


何かにつけて悠に突っかかるが、そのせいで余計にレイラが冷たいのだと気付くのはいつになるのだろうか……。恋愛観が小学生レベル。


自信家だが戦闘力はそんなに高く無く、探知、探索系を得意とする。転移の兆候を感じ取る事が出来るのは、竜ではまだガドラスだけである。


真とは性格的に合わなそうに見えるが、小心な真と実は細かい事に気付くガドラスは気が合う。二人揃って空気は読めないが。


いつか真に『顕現マニフェステイション』を覚えさせてレイラと子作りをしたい。多分言ったら消滅させられるので流石のガドラスも言わないけど。


『現在』


悠との連絡役を務めつつ、他の者にも受信出来るようにする為のレクチャーや転移の構築に余念がない。さり気ないが現在の蓬莱では最重要な立場に居る竜なのである。




カリス 人間:女性 23歳 所属:『戦塵』


ミーノスの職人街の外れで鍛冶屋を営む女性。武器屋で自分の武器を売り込んでいる所で悠達と出会った。


元々はアライアットで大きな鍛冶工房を営んでいたが、父カロンの指の喪失により国を追われ、ミーノスに流れて来た。『黒狼騒動』の際に悠達と知り合い、ゴロツキ集団の頭であったバラックから救われる。


性格は猪突猛進で蓮っ葉。母親が幼くして家を出てしまったので、男弟子達が面倒を見た結果、男勝りに育ってしまった。


容姿は中の上から上の下。燃える様な赤い髪に大きな紫色の瞳を持ち、中々整った顔立ちをしているが、仕草や口調が男っぽく女性としての魅力は磨かれていない。


身長167センチ。メリハリのある体つきをしているが、鍛冶の修業の為に少々筋肉質でもある。


父に正式に教えを受けていた訳では無かったが、門前の小僧とばかりに鍛冶の腕は中々の物で、カロンに認められてからは正式に鍛冶技術を伝授されている。


お洒落や恋愛にはまるで興味が無く鍛冶一筋の鍛冶娘。その状態はまだ当分続きそうだ。


『現在』


相変わらず鍛冶が恋人であり夫。放っておけば一生結婚とは縁が無さそうである。


その甲斐(?)あって、有用な新機軸の装備・道具を次々と開発し悠を助けており、アイデアはカリスが、根幹部分の製作はカロンが請け負っている事が多い。まだ父であるカロンに発想力以外では及ばない事が悔しくもあり、嬉しくもあるのだった。


理想の男性は自由に鍛冶をやらせてくれて束縛しないお金持ち。……普通、そういうのはパトロンという。




カルカラン 人間:男性 50歳 所属:ノースハイア


これが誰なのか分かったらこの作品のマニア認定その1。アグニエルが簒奪を試みた際、ラグエルによりミーノスへと逃がされた官吏。ラグエルが治世を回復してからはその経験を買われ、外交官として活動している。




ガルファ 人間:男性 24歳 所属:アライアット


聖神教宣教師。ミーノスのタルマイオス、ノースハイアのクレロア、アライアットのロッテローゼなど、世界を股にかけ、幾多の貴族を誑かした生粋の詐欺師。一応、聖職者にして宣教師である。


ロッテローゼと共に赴いたノワール戦で敗北しフォロスゼータに戻った後は教主シルヴェスタの右腕として活動を開始する。


性格は狡猾で不遜。他人は全て自分が利用し成り上がる為の駒としか思っておらず、それは恋人関係にあったロッテローゼに対しても同じであった。いつか自分が聖神教の全てを握る為に日々策動している。


容姿は上の中……であったが、ノワール戦で逃亡を図る際に悠に鼻梁をもぎ取られ、以後は仮面でそれを隠している。


身長173センチ。他国を渡り歩く為、聖職者だがその体はそれなりに鍛えられている。


追い詰められたアライアットで『天使アンヘル』の力を得てガルファは更なる闇にその身を染めていく。その行く末は……




カルロ 人間:男性 33歳 所属:アライアット


メルクカッツェ家の私兵隊隊長。当主のゾアントの命の下、『異邦人マレビト』の虐殺に関わる。そればかりか、子供らの遺体まで弄んでいた彼に悠が情けを掛ける理由は無く、聖神に助けを求めるカルロの後頭部を蹴り砕いた。ダメージが限界突破して植物人間に。




カロン 人間:男性 45歳 所属:『戦塵』


世界有数の鍛冶師『鋼神カロン』として名を轟かせた人物。娘のカリスが家に招いた事で悠達と知り合う。


アライアットで名声を欲しいままにして来たが、使われない剣を打つ事を嫌い、一部の貴族から恨まれ工房を襲撃され左手の指を喪失。依頼を消化出来なくなり、アライアットを追放される。


性格は少々偏屈で気難しい。その性格が祟って指と職、更には国を失う事になり心身を患ったが、悠による『再生リジェネレーション』での腕の回復、カリスの懸命な看護と精進を見て、再び鍛冶の世界に戻る。


容姿は中の中。カリスと同じ赤い髪と紫の瞳で、病床に居た為にかなり長髪になっている。


身長174センチ。往年はがっしりとした体と太い腕をしていたが、病の為細くなった。現在は回復を待って鍛え直そうと考えている。


悠達とカリスに深い感謝の念を持ち、反面、国や貴族に言われるままになっている弟子達しか育てられなかった自分に絶望したが、せめて娘のカリスに鍛冶を教えて一人前に導き、悠達の装備を打って恩を返したいと思っている。


ただ、カリスには女としての幸せも持って欲しいと考えており、悠かベロウがその気になったならば娶ってくれないものかと考えている悩める父親の顔もある。


『現在』


回復後は元の筋肉質な体を取り戻した。また、これまででさえ高かった技術には更に磨きが掛かり、最近では必要に駆られて装飾もこなす。実用性に寄っていたカロンの製品であったが、今では美しさと実用性が上手く釣り合って評判も上々だ。


カリスの発想力には一目置いており、娘には武器防具だけでなく、沢山の人に求められる鍛冶師になって欲しいと願う様になった。


……一応、嫁には行って欲しい。




神崎かんざき しゅう 人間:男性 42歳(享年) 所属:天界


悠の父親。神崎家は代々軍に仕えて来て今に至る。


龍との戦闘で、恐らく世界で初めて龍を屠った人物として名高い。


悠が14歳の時、戦闘により死亡。生き残った部下に悠へと遺言を託した。その遺言に従い、修には墓が無い。


現在、勇者として天界に見出され、転生勇者エインヘリヤルの一員として妻の美夜と共に訓練中。生きている時とは逆に、美夜の副官を務める。


一章にて成長した息子が精悍かつ威厳ある若者に成長したのを見れてとても満足。いつもは厳しい訓練がその日はかなり緩かったが、指摘すると元に戻りそうなので、部下は誰も言わなかった。


天界で妻に再会した時、若いままの妻を見てその日は『色々』頑張ってしまった。以来、妻には頭が上がらないのは公然の秘密。


『現在』


天界で活動中の為自粛。




神崎かんざき 美夜みや 人間:女性 29歳(享年) 所属:天界


悠の母親。結婚前の旧姓は藤堂。修の副官を勤めていたが、結婚を機に退役。


龍から悠と雪人を守る為に特攻し、その命を散らす。悠の強さの原因ともなった人物。後年の悠の女性観にも大いに影響を及ぼした罪深い人物かもしれない。


その気高い心を天界に見出され、エインヘリヤルの部隊長として夫の修と共に訓練の毎日を送る。


幼い頃に生き別れた悠と20年振りに映像越しではあるが再会し、無事強く成長している姿を見て満足だったが、本当は泣きそうだった。


自身の言葉の与えた影響の大きさに悩み、また話す機会があったらもう少し(女性に対する)思考を柔軟にしなさいと母として言ってやりたいと思っている。そして雪人にはもう少し慎みなさいと言ってやりたいと思っている。


『現在』


天界で活動中の為自粛。




神崎かんざき ゆう 人間:男性 27歳 所属:『戦塵』、蓬莱


本作品の主人公。東方連合国家軍の若き英雄にして戦闘竜将(一章後半で退役)。6歳の頃、他世界からの侵略者である龍ドラゴンに母と妹を殺された悠は、父と竜リュウのレイラと共に、強くなる事を決意する。

その決意は果たされ、世界は平和になったかに思われたが、その戦勝式典でバルキリー77(ナナ)に異世界の救世を依頼され、これを承諾して異世界へと旅立つ決意をする。


その後、異世界に妹の香織が連れ去られた事を知り、気持ちを新たにした。


当面の目的は、異世界に連れ去られた知己の小鳥遊姉妹と他の異世界から強制召喚された子供達の救出・保護である。


その戦闘能力はナナの従属神たるナナナをして「現時点で自分達より強い」と言わしめる程に高い。反面、性格的には少々難物であり、常に無表情ではあるが、弱者への労わりは忘れない。厳しくも優しい悠は軍内外からの評判も上々である。


また、幾多の戦いと拷問に近い訓練により、精神力の上限が見えない。


致命的な点として、一緒になる女性は自分と同じくらい強くある事を求めている事である。何人もの女性が悠に好意を抱いているが、この高過ぎる壁を突破した者は未だ皆無。


容姿は一般的に見て上の下というのが朱理の評。黒髪で短髪、黒瞳。身長は188センチと長身。鍛え上げられた体には無数の傷跡が残っている。


あと、食後のお茶が好き。薄めで熱めがいいらしい。


『現在』


戦い、交渉し、稼ぎ、情報を集め、策を練り、そして実行するという寸暇を惜しむ毎日を送っている。ノースハイア、ミーノスに続き、現在はアライアットを攻略中。


レイラを『分体アヴァター』として4度分離させており、レイラの竜気プラーナの上限は20%ほど低下しているのだが、新しく身に着けた魔法やカロン親子の装備で補っていてその影響を感じさせない。実質的に『豊穣ハーヴェスト』で蓬莱に居た時の倍以上の竜気効率を得ている悠にとってはさしたる問題では無いのかもしれない。


そして頑ななまでに女性関係に進展は無い。

またも【か】がやたらと多い……のは苗字が重なっているからしょうがないのかも。

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