第二章用語解説2 《登場順2》
《用語解説・登場順2》
火属性魔術
物体を燃焼させる概念を操る魔術。子供達の中では京介がその適正を持つ。
攻撃魔術としては最もポピュラーで使用者も多いが、対策もかなり確立されている。
京介は1週間で炎を出せる様になったが、これは異常な事で、普通は半年~1年でようやく種火が出せる様になる程度。しかも無詠唱でかなりの火力を出していた。
呪文を必要とする物も当然あるが、魔術師達は召喚者にそこまでの事を仕込まない。命がけの反乱を恐れた為である。
水属性魔術
液体に干渉する概念を操る魔術。子供達の中では朱音がその適正を持つ。
攻撃にも使えるが、冒険者などは水の確保などにも重宝する為、パーティに一人は確保したい存在。
朱音も殆ど基礎しか習っておらず、水鉄砲の様に飛ばしたりするのが精々。
土属性魔術
鉱物や植物に干渉する概念を操る魔術。子供達の中で始がその適正を持つ。
攻撃、防御共にバランスの取れた、オールマイティな特徴を持つ。
始がさり気なく使った鉱物の変化は実はかなりの高度な技術なのだが、自分に自信の無い始はその事に気付いていない。
風属性魔術
気体に干渉する概念を操る魔術。子供達の中では神楽がその適正を持つ。
攻撃よりも、補助や防御に特徴を持つ。
魔術全般
この他にも沢山の魔術があり、また少数種族しか使わない秘匿された魔術も存在する。
魔術を操るにはある程度の適正と魔力を操る事が必要である。
この事については次章以降で語っていきたい。
術式
いすれかの系統の術の一つを術式と言う。まだ名前は未出だが例を出すと、『火球』は火属性魔法の術式である。
支配術式がどの系統の術式なのかは現時点では不明。
反射魔術
攻撃をいなし、相手に返す魔術。飛び道具だけで無く、魔術や接近戦相手でも使える攻性防御として非常に優れた魔術であるが、一般的な結界魔術より強度が低く、一定以上の攻撃を食らうとパリンと割れる。
しかも魔術師は当然ながら肉体の操作に劣る者が多い為、使い辛い。レアな適正である為、使用者も殆どいない。
結界魔術
結界術とも言われる、攻撃を受け止める事を目的とした魔術。大抵の攻撃を防ぐ事が出来るが、初歩的な結界は物理的な現象に対してのみ有効。
『敏捷上昇』
使用者の敏捷性を数倍に引き上げる『能力』。相手が重装備であったり多数相手だったりすると効果は薄いが、一対一では無類の強さを発揮する。また、使用しなくても取得者の敏捷度を引き上げる効果を持つ。
使用の効果は数秒程度と短く、連続使用も出来無い。
事実、神奈は敵兵の味方を巻き込んだ爆裂術式によって手足を吹き飛ばされた。
『筋力上昇』
使用者の筋力を数倍に引き上げる『能力』。敏捷上昇よりも通常時の筋力にかかるボーナスは大きいが、使用中の引き上げ幅では劣る。
効果も同様に数秒程度で、連続使用も出来無い。
また、智樹は訓練が進む前に火傷でリタイヤしたので、まだ上手く能力のオンオフが出来無い。
『物理半減』
恒常的に取得者の物質体による攻撃ダメージを半減させる能力。大変レアなスキルだが、物理以外の攻撃に対しては無力。
『能力』
魔力を内側に作用させて対象の能力を変化させる技術。殆どが自分に対しての物である。
また、魔法でも『能力』と同じ効果を持つ物があるが、効果は『能力』の方が上であるのが一般的。
樹里亜の刑
男性に汚れ無き痛み(イノセント・ペイン)をもたらす拷問技。ベロウはそれを聞いただけで腰が引ける効果を持つ。
剣術
アーヴェルカインの剣術とは単なる武器格闘術では無く、『能力』や『魔術』に似た効果を持つ物もある。
使う武器や流派も様々で、ベロウの操るノースハイア流もその一つ。
『アーヴェルカイン』
悠達が今現在居る世界。界としてはかなり下方に位置し、住民のモラルはかなり低め。
中央大陸コンフォス・東大陸タナトス・西大陸ヒュプノスと幾つかの小大陸から成る。
『地球』
京介・始・小雪・樹里亜の出身地。界としては丁度中間に位置する。何故か召喚者はこの地球出身が多い。
住人のモラルは可も不可も無くといった所。
『黄道』
朱音・神楽の出身地。界としては地球より少し上。住民のモラルも少し上。
『エル・ヴァルハラ』
神奈・智樹の出身地。界としては『蓬來』のすぐ下辺り。住民のモラルは高い。
『蓬來』
悠と小鳥遊姉妹の出身地。かなり上の界であり、住民のモラルは高い。突然の龍の襲来によって滅びかけた。
『ケイオス皇国』
魔族の治める国。この国に限らず、人間と友好的な国交を持つ国は殆ど無い。
『魔王カインフォルス』が治めている事以外は現時点では不明。
『魔族』
様々な種族がいるが、純粋な魔族は筋力も魔力も強い。下級でも人間国家の熟練兵と同等程度の戦闘力を持つ。
また、魔族に従う種族も魔族と呼ばれたり、見なされたりする事がある。
『エルフィンシード』
エルフの治める国。人間を見下しているが、よりドワーフを見下していて敵対関係。
『エルフ王女アリーシア』が治めている事以外は現時点では不明。
『エルフ』
エルフはとにかく長寿で魔力が高い。知能も高く、総じて容姿に秀でている。
反面、筋力は低く弓などの武器や魔法攻撃が一般的。
『グラン・ガラン王国』
ドワーフの治める国。人間は嫌いだが、エルフは大嫌い。
『ドワーフ王ドスカイオス』が治めている事以外は現時点では不明。
『ドワーフ』
魔力は低いが、魔法の様な力を持った武器を使う種族。筋力も高く、接近戦を得意とする。
あと、とにかく酒好きで酒に強い。
『ラドクリフ連合』
獣人の治める国。獣人はモラルが低め。複数部族により成り立っている。
『獣王ガルベイン』が治めている事以外は現時点では不明。
『獣人』
獣人は一口に言えないくらいに多彩であり、強いて言えば敏捷性に優れる。また、特殊な『能力』を持った者も数多く居る。
盗賊になる者が多く、人間達も獣人を盗人だと見なしている。
『ドラゴン』
悠達の世界の龍と同じ存在なのかは現時点では不明。中央大陸コンフォスのクレイドルマウンテンに住み着いている。
『龍王』が治めているらしいが、ベロウが名前を度忘れしていて詳細は不明。
その他種族
海には人魚族や海魚族、人里離れた場所には妖精族、その他少数種族も沢山居る。意志疎通が困難な種族は魔物と見なされる事もある。
『魔物』
ゴブリン、オーク、スライムにオーガやハーピー、シャドーストーカー、各種ジャイアントにサイクロップス等、挙げていくとキリが無いが、総じて意志疎通が出来無い種族の総称でもある。
知能も低い物が多く、残虐で好戦的な物も多い。また、ゴブリンやオークなどはどの種族とも繁殖可能であり、他種族の女性を狙う為に忌み嫌われている。
『能力鑑定』
対象の詳細な能力を解析する能力。相当なレアで、ノースハイアには一人しか使える者が居ない。
召喚された子供達はこれによって能力を調べられ、最適な訓練を受けさせられていた。
ミーノス王国
西大陸の中央付近に位置する大国。交通の要衝でもある為、活気があり人口も多い。
商業も盛んで、周辺国家も迂闊に手を出せない。
その他の情報
冒険者についてや、名前の挙がった強者などの情報は次章以降で徐々に開示。
やっと終わった・・・
これで用語解説は終わりです。
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