第二章人物紹介1 《名前登場順1》
登場順に載せて行きます。
《人物紹介・名前登場順1》
クライス・シェルサイト 男性:27歳
ノースハイア王国伯爵にして宮廷魔術師。作中では家名は未出。魔法を操る力に秀でていて、その爵位の高さから召喚の管理を任されている。クライスは管理者としては2代目。
性格は傲慢で嗜虐的。これまで召喚されて来た幾人もの子供達を死地へと追いやって来た。その事には何の良心の呵責を感じてはいない、生粋の悪人。悠にとんでも無い目に遭わされて廃人になった。
容姿は上の中。金髪で碧眼だったが、廃人になった時に白髪に、両目は悠に潰されて盲目にと、最早説明の意味を持たない。
身長は180センチだったが、壊れた後は蹲っている姿勢しかしないので、これまた説明の意味を成さない。
最近の、というか、常に悠の夢を見て眠れないのが悩み。寝る→悪夢を見る→跳び起きて泣き喚く→疲れて寝る→・・・と終わる事の無い地獄のループが彼の終点。終わりが無いのが終わりです。
ベロウ・ノワール 男性:26歳
ノースハイア王国伯爵にしてノースハイア流上級剣士。二章においてはその剣技を見せる機会が無かったが、ノースハイアでも有数の剣士である。
性格は享楽的。物欲が強く、異世界人の持ち物の収集が趣味。召喚されて来る子供達には特に悪感情を持ってはいない事が、後に彼自身を助けた。
ある意味、二章で一番悪運が強い人。いつの間にか仲間でもそこそこ重要なポジションに納まっている。
容姿は中の上・・・だが、無精髭が樹里亜を始め、子供達には不評の為、中の下扱い。髪は光沢のある茶色で、少々癖っ毛。瞳はグレー。
身長は183センチで、剣士らしくガッシリとした体型。
最近、風俗に行っていないので溜まっているのが悩み。街で自由時間が貰えたら、是非ストレス解消に行きたいと思っている。順応性が高く貴族らしくも無いので、どこでも生きていけそうだ。
召喚の間の魔術師達 男性、女性混合 年齢も様々
ノースハイアの宮廷魔術師やその見習い達。作中では見えないが、悠に『竜ノ咆哮
』で精神を完全に破壊されて再起不能。現在はただの肉の塊として各自の家に帰された。悠は男女差別はしないので、女でも容赦はしなかった。
城の兵士達 男性:年齢は様々
ノースハイア王国の兵士達。一番酷い目にあったのは恵を犯そうとしていた男だろう。男性機能を完全に破壊された上、脳に損傷を受けてほぼ廃人になった。それ以外の兵士は痛い目は見たが、回復可能と思われる。
カザエル・ミーニッツ・ノースハイア 男性:50歳
ノースハイア王国第24代国王。召喚者を使い、近隣でも一番の大国へとノースハイアを成長させた。
性格は傲慢で冷酷。しかし、末の娘サリエルだけは本当に大切にしている。
昔はそこまで傲慢でも冷酷でも無かったが、召喚の力に魅せられて徐々に歪んでいった。悠によってサリエルに懺悔させられた事で、多少性格を改善した。
容姿は上の下(若い頃)。グレーの髪にグレーの瞳で髭を伸ばしたその姿は威厳を感じさせる。
体型はそれなりに鍛えてはいるが、既に衰えて来ており、最近は少し下腹が出て来たのが悩み。サリエルに嫌われそうで困っている。
現在は三月後の悠の来訪に備えて国を改革中。
グリース・バーナビー 男性:37歳
ノースハイア王国親衛隊長。家名は作中では未出。剣も魔法もそれなりに使いこなす猛者・・・だったが、悠を嘗めてかかってあっさりと廃人行き。剣技を披露する間も無かった。
性格は傲慢で卑屈。傲慢はこの世界の上流階級の宿業かもしれない。強い者にはへつらい、弱い者には容赦しない、典型的な悪人。悠にぶん殴られて、意識は遥か彼方へ昇天した。
一応地位は高いので、治療院で余生を過ごすであろうと思われる。
サリエル・ミーニッツ・ノースハイア 女性:12歳
ノースハイア王国第二王女。この世界でもあまり居ないクラスの善人だが世間知らず。
性格は素直で穏やか。頭も悪くないが、親や教師に意図的に隠されていた情報に気付くほど聡い訳でもない。
王宮から出る事は殆ど無く、正に温室育ちであるが、実際それが功を奏し、真っ直ぐ善良に育ちはしたので、カザエルを尊敬し、国を愛し、民を慈しむ心を持つ事が出来た。
悠に今までの自分の価値観を木端微塵に破壊され、一からノースハイアの、そして世界の事を勉強し直している最中。それにより、自分が如何に歴史や政治の一面、もしくは氷山の一角しか見ていなかったかを思い知らされる毎日を送っている。
容姿は上の中で発展途上。ノースハイアでは珍しい黒髪の緩いウェーブで肩くらいの長さにしている。目も黒。少し年齢より幼く見える。
身長145センチでまだ伸びている途中。スタイルは全体的に細いが、最近胸が大きくなって来た。でもカザエルには恥ずかしくて言っていない。
現在、三月後に備えて、昼夜を問わず勉強中。たまに勉強の合間に竜騎士バージョンの悠の事を思い出し、気が付くとしかめっ面をしてしまっていたりするのを、周りの人間は不思議そうにしているのには気付いていない。
葵 性別不詳:年齢不詳
『虚数拠点』管理人。管理人といっても人間では無く、青い水晶球の姿をしている。丁寧な口調で話す。
ナナによって生み出された擬似生命体で、物腰は穏やかだが、まだ融通を利かせられるほどの経験値は積んでいない。
『虚数拠点』のエネルギー系統の管理もしている為、風呂を沸かすにも防壁を張るにも葵が必要になる為に少々不便。常に持ち歩いていないといけないのでちょっと邪魔。
サイズ変更が可能で、一番小さい時はピンポン玉くらいになれる・・・が、それに伴い、声も小さくなるので、無くしたら大変な事になりやはり不便。
現在は留守にしがちな悠では無く、恵が第二主人として葵を預かっている。
アライアットの兵士達 男性:年齢は様々
瀕死の樹里亜と小雪を包囲していた兵士達。群集心理も相まって非常に好戦的かつ嗜虐的。余りの残酷さに、悠に伝家の宝刀たる『竜ノ怨嗟』を使用させた。
現在は無限に続く激痛の中で生まれた事、生きている事を嘆きながら苦しみ続けている。数人は耐えかねて自殺したが、その苦しみは魂になっても全く薄れる事は無かった。
二章でクライスに並んで酷い目に遭った人達。遠い未来に苦しみ抜いたあげく、消滅するので、ご冥福は祈れない。
現状や末路、備考なども含めて書いています。そのキャラを掘り下げる助けになればいいなぁと。