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今日も母が風邪を引いているから私がノアを幼稚園に連れて行くことになった私放課後もお迎えだから今日も部員集めできないか・・・残念。
「お姉ちゃんが今日も連れて行ってくれるの?」
「そうよ、早く準備しないとね」
「はーい」
「くそっ、今日こそは修一さんと一緒になれると思ったのに」
「鼻血出してた奴がそんなこというな」
幼稚園到着です。
ノアはキョロキョロしながらたぶん昨日あった健ちゃんを探してるんだろうな。
私の妹ながらかわいいね。
「あっノアちゃん」
「こら健挨拶しろ」
「おはようノアちゃん、瑞希お姉ちゃん」
「「おはよう」」
「そうだ北山君、昨日メールしたでしょ」
「したけど・・・・・まさかなんかあった?」
「メールを見て鼻血でまくってました」
「すいません」
「「二人ともじゃーね」」
「「仲良くしてよ」」
修一said
俺のメールで海斗が鼻血を出して家族のみんなに迷惑かけてしまったぽい。
知らず知らずのうちにため息が出ていた。
俺は昨日父さんからもらった台本を持って秘密の場所にいった。
舞台俳優の父さんが自分の役になりきるため俺にも手伝わせているが、あまりにも父さんが本気を出すからついつい俺も本気で役になりきってしまう。
父さんの舞台は幕末の話で父さんが竜馬で俺は新撰組の沖田総司をするよう言われた。
目をつぶって役になりきる。
沖田総司は小さい子には優しく、刀を持つ武士でしか生きていけないだからこの時代を終わらせるわけにはいかないだから時代を変えようとしている竜馬を捕まえたい
・・・・・私の名前は沖田総司。
瑞希said
お昼の時間普通は友達とお弁当を食べたり、ゆっくりと話をしているはずだけど放課後時間が無いからさっそく部員集めだ。
「誰か演劇部に入りませんか?」
「今なら即主役決定」
・・・・・・・主役になれるのに誰もヒットなしか。
チッ、みんな意外と恥ずかしがりやだね。
それなら、それなら私が一人舞台をやってみんなに演劇部入りたいぐらい立派な役者になってやる
私が春休みに見つけた人っ子一人いない場所で練習でもしますか
影が見える誰かいるのかな?
「あっ北山君だ。あそこにあるのは台本」
「北山君もしかして演劇部に入りたいのかな?それじゃ部長としてどれくらい上手か見てやろう」
あっなんか目開けた、始まるのかな
「こそこそと隠れて、幕府を倒す準備をしてるのか?」
笑っているのに目がぜんぜん笑ってない。何だろう空気が冷たくなった
「私は新撰組一番隊隊長沖田総司。貴様ら全員命など無いと思え」
刀などないから落ちてあった長い棒を刀代わりにしるのに棒が刀に見えてくる.
北山君は一人で劇をやっているのに敵がそこにいるかのように見えてくる。
殺陣が上手に出来ていて、なんか感動してきた
・・・・・・・彼を演劇部の部員にしないとね。




