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7-5

総司さんの忘れ物を届けにいくために、総司さんを連れて行った人達を見つけないと。

「土方さん総司さん大丈夫っすかね」

「大丈夫だあとで甘い菓子を届けないとな」

今二人の声が聞こえたような気がしたんだけど、どこにいるの?

くるりと振り返ったところで二人を見つけた

「あっ見つかった」

「「!!」」

「君は確か「総司さんの通っている菓子屋の娘さんだ」うっさいぞ」

「何か私たちに用ですか?」

「あっはい。実は刀を忘れていてそれで」

「家の場所を教えよう」

「ありがとうございます」

「総司が目を覚ましてたら伝えてほしいんだけど頼めるかい」

「任せてください」

「早く元気になって帰って来いって」

「わかりましたえーっと「土方だ」土方さん」

「よろしくな」

「頑張ってね」

元気な人達だったなでも結構総司さんの家が近くでよかった。

風邪だからきっと何日かはこれないよね。

ちょっと寂しいけど元気になったらまた来てくれるよね。

「すいません今大丈夫ですか」

「あら貴方は?」

「総司さんが刀を忘れてしまったのでそれを」

「あら、ありがとうね。これは総司の大切な刀なのよ」

「そうですかそれでは」

「待ってちょっと総司の様子を見て行って頂戴」

「ありがとうございます」

見に行ったらまだ総司さんは眠っていた。咳はもう収まっているらしく呼吸も苦しくなさそうだ。

元気そうで良かったふと布団が妙に高くなっていることに気づいた

「あのすいませんこれは?」

「総司。薬飲んでないのね」

「どうして飲まないんですか」

「薬は苦くて飲まないのよ。子供じゃないのにね」

うっと声が聞こえてきた彼を見ると総司さんが目を覚ましていた。

「お静さんどうして家にいるんですか?」

「総司が大事な刀を忘れていたからこの方が届けてくださったのよ」

「そうですかありがとうございました。お静さんもう遅いから帰っていいですよ」

「気をつけて帰ってね」

「総司さんお大事に」

総司は家を出て行ったお静を心配そうに見ていた。

自分がこの頃毎日彼女のいる菓子屋に通っているせいで、自分を憎んでいる人達が彼女に迷惑をかけないか心配で行かないようにしていたのにいつの間にか彼女の笑顔が見たくて来ている自分に驚いていた。

「あの子本当にいい子ね」

「でもきっともう会わないと思いますよ」

「あら私は会えると思うは」


総司さん目を覚ました本当に良かった、きっとまたお菓子を食べにくるからとってもおいしいの用意しないと

「おいお嬢さんさっき総司のところに行ってなかったか?」

「!!」

「総司の奴血吐いてたけど大丈夫だったか?」

「貴方達は誰ですか?総司さんに何の用が」

「俺達は沖田総司に仲間を殺されたんだ」

「えっそんなの嘘だよ」

「嘘じゃないだなみんなあいつに切られたんだ」

「お嬢さん総司のところに案内してもらおうか?もし案内しなかったらどうなるか」

「わかるよな?」

「わかりました」

どうしよう総司さんは今さっき目を覚ましたばっかりできっと体調も直ってない。

一体どうしたらいいのそれにこの人達家を知らないはずもっと遠くに行って

「お嬢さん俺達は総司の家がどこか知っているぞ」

「ならどうして?」

「総司の目の前でお前を殺すんだよ。俺達は目の前で仲間を殺されたんだからな」

「嫌どうせならここで殺して」

「それなら意味なくなるでしょ」

「お前達本当に馬鹿だな」

「「なに?」」

「・・・・・総司さんどうしてまだ体調悪いんじゃ」

「貴方の声が聞こえてきてもしかしたらって思って」

「俺達が馬鹿だと」

「人質をとって私が簡単に殺せるとでも思ったんでしょ」

「当たり前だ人質がいたらいくら剣の名人のお前でも」

「私はほしいものは必ず手に入れます彼女もそして貴方達の命を」

ぞっとした周りの人達も声を発する人もいなかった。彼はいつ動いたのか分からないぐらいの動きで、彼らの目の前に現れそしていきなりお静を捕らえてる手を切って、そしてお静に血が見えないようにお静を後ろに向かせてそして敵を切った。

「くっそお前のせいで」

「残念ですね彼女に手を出したのが失敗でしたね」

「総司さんあの「貴方の作るお菓子はおいしかったんですけどね」えっ」

「お静さん私が近くにいればまたこんな目に会いますだから」

「もう貴方の店にはもう行きません。おいしいお菓子も作りません本当にありがとうございました」

総司さんは本当に悲しそうな笑顔で私に別れを言った。

私はなんていったら良かったのもう二度と会えないのそんなの嫌だよ総司さん。




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