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AKATSUKI   作者: 銀夢 煉志
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One's destination 目的地

珍しくハイペース更新ですw


AKATSUKIははやく書きたいんです

前置きは長いとよくありませんから…


それでは


はじぃっまっりー

握手したその手は暖かかった。その温かさはもう久しく感じていない人間のぬくもりだった。


「そうだな、俺らが相棒ってわかったところで状況整理に入るか」

一志いちと真事まことには自分のような孤独感が感じられなかった。

同じ境遇のはずなのになぜかその孤独が感じられなかった。


「まず俺らは一人ぼっちだったところと、身体能力を見込まれこの装甲車の中に連れ込まれた」


「身体能力って。なんでだよ…」

自分にそんな能力があると思ったこともない。


「その言葉のとおりさ。一志いちとみたいに自覚してないやついるが、俺みたいに気づいているやつもいると思うよ」

と言って真事はそこに転がっていた正四角形に近い形をした石のようなものを持ってきた。

そしてそれを俺たちの間において指ではじいた。

すると



ピシッ

とい言う小さな音がした。

薄暗い中でもはっきり分かるほどそれは綺麗に二つに割れていた。

思わず息をのむほどだった。

「こんな風にね。原理は難しい所を省いて簡潔に説明すると、指先からの振動とかダメージが物質全体に一番よく伝わる場所ってのがあるわけだ。そこにタイミング良くというか、ちゃんと当ててあげればこんな風になるね」


「それって生き物にもあるのか?」

一志はこの質問をしたあと少し後悔した。

すると真事は少し驚いたが素直に答えてくれた。

「うーんあるのかもしれないけど。柔らかいものにはこの力は伝わらないし、かたいものでもごく小範囲だからね」


「そうか…」


そのあとは沈黙が続いた。かすかだが雨音が聞こえる。

ときとおり車体が大きくバウンドする。道があまり良くないようだ。


「もうすぐ着くぞ。喜べおまえらの仲間たちとご対面できるんだからな」

どれくらい時間がたったかわからない。またさっきの声が聞こえてきた。聞いてて不快になる。

その口調には(あざけ)るような言い方があった。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


いきなり視界に光が入ってきたの一志(いちと)達は思わず目をつむった。

その光源は白色蛍光であった。その光源には幾多もの昆虫がたむろっていた。

そして連れて来られたのと同じように外に放り出された。


二人は無理やり立たされた。

その二人の目の前にあったのは、見渡す限りに伸びている真っ白な壁に一箇所だけビクともしなさそうな頑丈な門がついている要塞のような不気味な建物であった。

その威圧感に一志は思わず一歩後ずさった。

真事のほうを見てみると、黙って壁を見つめている。その表情には感情が浮かんでいなかった。


辺りは何も存在してないかのように静かで、かえってそれが不気味に感じられた。


門が重厚な音とともに開くまで一志たちは茫然ぼうぜんとその建物を見ていた。

身長が二メートルほどありそうな屈強くっきょうな男に一志たちは背中を押され、その中に入った。


そしてその背後で門が重々しく閉まる音がした。

一志はその音が逃れることができない運命に聴こえた。



後ろを振り返るとそこには一面の闇が広がっていた。

その闇の深さに一志いちとは思わず目をそむけた。



どうでしたか?

ここから先が過去編の一つのヤマに突入していきます。


真事君の常人離れした身体能力とか謎の建物とか…


いろいろ出てきましたが、それは次回明らかにします


このヤマの次にもう一つヤマがあってそれが終わったら出会ったころにに戻ります。


それではまた次回を待ってください!


それじゃ

西院奈良ぁ~( ^ ^)/~

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