Cross World Logic 交界論
今回は題名通り、作者銀夢の勝手に考えだした変な設定が出てきます。
ようやくSFらしくなってきたというか…何というか…
久々の更新ですがそこらへんは気にしないもの勝ちで…
そんじゃー
3,2,1、始まり、始りぃ~
「誠に申し訳ありません。私、副所長笹山は本日をもちましてこの研究室を責任を持って辞任させていただきます」
白衣の男が立ち上がり腰を折る。すると、記者団のカメラによるフラッシュがたかれる。
「所長の私からも深くお詫びをいたします」
もう一人の白衣の男が立ち上がり腰を曲げ頭を深く下げる。
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笹山とその所長は謝罪会見が終わった後は彼らは研究室に戻った。
「しょ、所長… 私はこれからどうすればいいのでしょうか」
「君の発明は世界を変えるはずだった。画期的な発想だった。それは間違いない。だがそれには大きな穴があった」
笹山は彼の発明の論理展開が書かれたホワイトボードを名残惜しそうに見つめた。
「しょうがないさ、君のほぼ成功すると思われた実験で重症者が出てしまったのだから」
笹山はうつむく。彼はいまだに自分の実験のどこが失敗したのかがわからなかった。
「間違いなくあの方から損害賠償が来るだろうな。こちらは絶対安全を保証してしまったのだから」
「交界論理のどこがいけなかったのでしょうか。あの装置は1000回以上の転送事件で一度もエラーを起こしたことがないんですよ」
「笹山君。もう諦めるんだ君に残された選択肢は一つしかない」
笹山は何の事だかわからないというような反応を示す。
「私は君にチャンスをあたえよう」
研究室には笹山を含め二人しかいない。笹山はその言葉を聞いたとたん一気に多くの人から凝視されているような緊張感を覚えた。
「君のその論文の権利を私に譲ってくれないかね?」
「え…?この交界論理ですか」
「私は君のその論文の中にある、物質存在軸についての話について非常に興味がある。それを私に引き続き研究させてくれないかということだ」
「わ、わかりました。しかし条件があります。私のこれからの生活に支障をきたすことは絶対にしないでください」
笹山はしばらく悩んだ末に出した結論だった。しかし、のちに笹山のこの選択によって世界が大きく変動することは発見した彼自信もその時は予想すらしなかった。
「もちろん保証するよ。これで交渉成立だ」
笹山にはこの時の所長の顔が耳元まで口が裂け笑っている悪魔のように見えた。笹山はゾッとし、思わず目をそらした。
ちなみに交界論は後々説明しますので。
色々考えを巡らせてみるのもいいかもしれません。
まぁ、英語読みも入れちゃったのでわかっちゃうと思いますがwww
ということで過去編はいたってまじめに続きます。
ではでは
また次回お会いいたしましょー
(^_^)/~~バイなら