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AKATSUKI   作者: 銀夢 煉志
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30/36

A Family 一家

ぐわぁぁ日付変わってもうたぁ


すいません、夏ホラー書くには更新してからじゃないと気付いた銀夢です。

それでは、時間も遅いですし(投稿時)

始まり始まり~

開けっ放しにしていたカーテンから、日差しが差し込む。


一志は、「う~ん」と唸ってゆっくりと目を開いた。

今まで彼の中でこれほど心地いい目覚めはあったのだろうか。

それ程のいい目覚めだった。


部屋の窓辺に位置づけられたベットからは、そう広くはない部屋が見渡す事が出来た。木でつくられているのか、薄茶色の壁に合わせるように机や、棚などの少ない家具が位置している。部屋の隅のあたりにあるベットのすぐ隣に、ドアがある。

薄手のカーペットのにおいてあるスリッパをそっとはいてドアの外にでた。


部屋を出るとリビングがある。

入口のあるタイプの、つまりU型キッチンがあり、壁のほうに食卓が寄せてある。部屋の中央には小さな机に木製の椅子。そして壁に掛けてあるテレビの正面にちょうどいい距離間で3人掛けのソファが置いてある。

北向きに通路が伸びるU型キッチンが西側、テレビが東側にあるという具合だ。南側には一志が寝ていた部屋と、両隣りにもう2部屋あり南側の突き当たりに玄関がある。

そして北側にはニ階に続く階段がある。


キッチンではユリがエプロン姿で朝食を作っていた。

「あ、いっちゃんおはよ~。昨日はよく眠れた?今日の朝御飯はベーコンエッグよ」

キッチンのスペースから顔をひょいと出していった。


一志にとって彼女の顔をしっかり見たのはこれが初めてだった。

背は高めで、腰のあたりまでありそうなブロンドの髪を一つにくくっている。

蝋のように白い真っ白な肌、意思が強そうでキラキラしている蒼い目、スッとシャープな鼻に、引き締まった真っ赤な口元、一目で美人でわかる顔立ちをしている。

その大人っぽい顔立ちとは反対に仕草や、言葉は少し子供っぽい所も特徴的だ。


「優ちゃーん、朝御飯できたよー」

ニ階に向けて声をはるユリ。


一志は、食卓に椅子が3つしか準備されてないのに気づいた。

「あの、椅子って…?」


「ああ、それね。うちの優奈はちょっとした病気だから一緒に食べれないのよ。ほら、座って」

そう言ってユリは椅子を引いてくれた。

ちょっとぎこちなさを感じながら、席につく。すると正面の階段からぼさぼさ頭の優介が下りてきた。


185cmはありそうな、細身の長身に真っ黒い髪。

程よい筋肉が浅黒い肌に覆われている。

凛々しく知的な目に、きれいに釣り合っている鼻と口。無造作に伸ばしているようなひげには、彼なりのこだわりがあるのかもしれない。

フレンドリーで優しそうな感じに知的な雰囲気が上手に合わさっている。


「ユリ、一志君おはよう。いい朝だね。ユリ、いつものやつを頼む」

眠そうな声で優介は声をかけた。


こうして、3人が食卓についた。

いただきますと、二人が声をかけるのに続いてあわてて自分もそういう一志。

ユリの作ったご飯は本当においしかった。一志は夢中で口に運んだ。途中で涙ぐむほどだった。

あっという間に完食した。もともと一志だけ作った分が多かったのか、二人はもう食べ終わっていた。

ユリは、よく食べる一志の姿を見てニコニコしているし優介は、ブラックのコーヒーをお伴に新聞を読みふけってる。


「さてさて、いっちゃんにわが優奈を紹介しないとね」

「確かにそうだな、優奈にも紹介してあげるべきだ」


そう言って二人は上へと案内してくれた。

上の廊下南向きに伸びていて、人が一人通れるより少し広いくらいの幅があり、突き当たりに一部屋、左右にそれぞれ二部屋づつある。

右奥のドアを開けて入った。

すると右奥の部屋は部屋の半分以上を占める大きな機械が静かに音を立てて作動しており、青いランプが点灯しいる。


「これは…?」


「これは平たく言って空気清浄機だよ。隣の部屋は完全密閉空間でここからきれいな空気を送りながら換気しているんだ。それで私たちが入る際も、一旦この機械を通してからじゃないと入れない」

優介が示した先には、機械の隣に小部屋があった。そして、その中に入る。


「優ちゃんには、工学系の知識もあるからこれを作ったのは優ちゃんなのよ。すごいでしょ!」

ユリが自慢をするのを優介は微笑んで聞いている。


部屋の中は水色の空間で、少し肌寒い。部屋の上部にある送風口から風が吹き、足元の換気口から空気が吸われている。

しばらくすると、空間の色が点滅した。

どうやら入る許可が下りたようだ。


優介が鉄製の重たいドアのドアノブを下げた。


飛び込んできたのは、オレンジ基調でまとめられた壁紙の眩しさだった。

そして一志にはベットに寝ている少女の姿が見えた。

さてと、部屋の描写とかが異様に多かったですが気にしないでください。

一番悩んだのはキッチンですね。どういう風に表現したらみんなわかるかなーっておもいまして。

やっぱりまだ修行不足です(笑


ともかく、8月中はほぼ更新できないのでもうちょい頑張ります!

次回話はヒロイン登場です!(←ktkr、まってました!)

それでは、また次回!

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