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AKATSUKI   作者: 銀夢 煉志
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20/36

Intellection Aggregate 思念集合体

SFらしいとこですね。一言で言うと


特筆すべき内容もないので、、、


とにかく読みましょー!

それではそれでは

はーじまぁーりっ!

「私が誰かなんてそんな些細なことは、どうでもいいのです」


実際に目で声の主を見ているわけでもなく、頭の中に映像ビジョンが浮かんでるわけでもない。

ただの声とやりとりだ。


「…………」

しばらくの沈黙。



「じゃあ、幽霊?」

一志いちとが思いついた考えを伝える。


「…そんなに気になるんだったら説明しますよ」

「声」がめんどくさそうに答える。



「私は一種の『思念集合体しねんしゅうごうたい』です。『思念集合体』とは人間の無意識下から漏れ出した『意思』が、言葉通り集合したものです。つまり幽霊じゃなくて、催眠波とか、そういう類のものですね」

声、正確に言うと『思念集合体』は自分の事をざっと一志いちとに説明した。


「なるほど… だから声を出さずとも会話できるんだな」


「はい。寝ているときは、脳に血液を集中させやすいのでうまく会話できるのです。レム睡眠のときに限りますが。あと、会話という表現は少し違います」


「会話じゃないってどういうことだよ。現に今話しているじゃないか」


「『思念集合体』というのは、催眠波の一種だということは先ほど説明した通りです。つまり催眠状態に陥っている脳が活性化され、自分の無意識下との対話が進んでいるのです。簡潔にまとめますと、自分の無意識下に潜在する本能と、自分の普段の意識が脳内でやり取りをしているのです」

一志いちとが、理解したかどうかを確認するかのように言葉をきった。


「となると俺は今、自分自身と話している・・・・・・・・・・ってことか?」


「…思念集合体は先ほどの説明の通り、人間の無意識下・・・・・・・から漏れ出した・・・・・・意思の集合体・・・・・・なのです。つまり多種多様の『人間』という生物の産物なのです。人間の個々の表面、つまり意思というものは一人一人で違います。しかし無意識下にある『本能』は、万人共通なのです」


長ったらしい説明を一志いちとは少し思案する。

そして自分の考えを確認するために口を開いた。


「つまり、今俺が話しているおまえは、俺自身でもあるし、俺でもないんだな」



「満点回答ではないですがそういうことです。あなたが今やり取りをしているのは、人間の誰にでも備わっている『本能』となのです」

その一言でようやく一志いちとは、話し始めから続いていた違和感が消えた。




「それでは、本題に入りましょう。私が……たのは…あ………する……た…………です………………」

声は次第にかすれていった。

一志いちとは喋ろうとするができない。

しばらく雑音ノイズのように聞こえていた声は、プッツリと聞こえなくなった。







――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「おい!早く起きろよ!そろそろ訓練始まるぞ!」

今度聞こえてきたのは、鼓膜の振動を通して脳に伝わってくる声だった。

その声に一志はガバッとベットから上体を起こした。


「うわっ ぁっぶねぇー いきなり起き上んなよ」

ぶつかりそうになり、後ろによけた真事まことが視界に入る。


「んなことより、早く行くぞ」

そう言って真事まことは、急かすように扉の前で待機する。

一志は冷たいタイルの上を歩いて扉まで行った。


「早くいかねーとやべぇぞ」

そう言って真事まことは走り出した。それにあわてて一志もついていく。

走っている途中も一志は釈然としない、漠然とした感覚にとらわれていた。



―――一体声の主は何を伝えに来たのか?

その事ばかりが思考に浮かんでくる。











もう間もなく、その内容を一志は気付く・・・ことになる。

最後の一文は次回予告みたいなものです。

みたいなものですからね。


そろそろ収育所は終わらせないとなぁ

本編に戻すまでまだまだ時間がかかりそうですがこれからもよろしくです!!


それではそれでは、、、

また次回!鎖予さよ納羅なら(* ̄▽ ̄)ノ

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