表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
AKATSUKI   作者: 銀夢 煉志
Past 過去
19/36

Time Passes 時は流れる

題名の通り、全話から時間を飛ばしました。


その間のことは落ち着いたら書きたいと思います…


それでは行きましょか!

はーじまぁーりっ!

ビーーーーーー

頭上のスピーカーから今日の訓練終了のブザー音が鳴った。

それと同時に部屋の明かりがつく。

部屋の床には散乱したたくさんの小さな鉄球が落ちていた。



一志いちとは肩で息をしながら、部屋を出る。

そしていつものように、扉のまえに立っている人物から、今日のデータをもらう。


「素晴らしいの一言に限るよ。s-21とs-22の成長速度にはね。前回よりも着実に能力が上がっている」


その人物の言葉は人に対するのではなく、武器ものに対する言葉だ。



次の部屋に行く通路で一志いちとは、灰色を基調とした服に縫われた「s-22」の文字をジッと見つめた。


次の部屋では、真事(まこと)がガラス越しに訓練しているのが見えた。



訓練メニューは頭文字の組みごとに違う。

一志(いちと)たちの組は、バランスがとれた訓練メニューとなっている。

1~2年ほどで、それぞれの特性に適した組に編入される。




真事(まこと)の今の訓練メニューは、部屋の中で戦闘用に作られたロボットと戦い続ける、というようなものだ。

すべての訓練において途中棄権は例外なしに許されない。




しばらく一志は次々と増えるロボットの残骸ざんがいを数えていた。

訓練終了のブザーが鳴った時部屋の半分以上が壊れたロボットで埋まっていた。




「おっ、めずらしいな一…」

そこまで行った時に一志が真事の言葉にストップをかけた。

この建物内で自分の本名を口に出すのは禁じられている。


「そうだったな・・・ それじゃまたあとでな」

そう言って真事は次の部屋へと行ってしまった。

その入れ替わりとして一志は、ロボットの残骸が瞬時に片づけられた部屋に入る。

すぐさま部屋がロックされた。一志は腰を落として構えた。




――――――――――――――――――――――――――――――――



一日の訓練が終わり、質素な食事を済ませた二人は牢獄のような部屋に戻った。



「あの日からもう一年ちょいになるのか…」

二段ベットの上で真事がボソッとつぶやいた。


「…そうだな まだここから出る気はあるのか?」


「そりゃ、もちろん。まだやることあるしな!」

真事は強がりではなく、本当にここから脱出するつもりでいる。そんな気持ちが伝わってくるような口調だ。



「あ、そうだ一志。明日、面白いこと教えてやるよ」

それはいたずらっ子が面白いいたずらを思いついたような声。


「な、何だよ… そんなうれしそうに」

一志は困惑せざるを得なかった。


「まぁ お楽しみだ  …俺眠いし寝るわ  おやすみぃ~」

真事は大きなあくびをして寝てしまった。

そのあとには軽い寝息。



真事のあくびにつられて、二段ベットの下にいる一志もかすかにまどろんだ…









―――声がした。

一志は夢だと思ったが、声がどうもリアリティだ。


「こんばんは」

声がそう一志に語りかけた。しかし声といっても空気の振動により生じるような、物理的な声ではない。

今、一志は眠っているのだから。物理的な声が聞こえるはずもない。



「…あなたは?」

無意識のうちに一志は、そう返していた。

そして、その言葉に声の主はかすかに笑ったように見えた。

さて、次回からはいっちゃいますけど急展開が始まります。


物語が動く!っていうところです


早く投稿します!ようやく自分が書きたいAKATSUKIだ!ってとこまで来たんで。



それではそれでは、みなさん

鎖予さよ納羅なら(* ̄▽ ̄)ノ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ