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AKATSUKI   作者: 銀夢 煉志
Past 過去
18/36

Escape From Cavern 洞窟からの脱出

もう題名の通りです。


ようやく舞台が洞窟内から地上へと移り変わります。

今回はいつになく駄文ですが、なにとぞよろしくです


それではっ!

はーじまりっ!

二人が鉄砲水を避けた所からのトラップは、ほぼ使い物になくなった。


「なるほどな、一志いちとが指示したのはこういうことだったのかー」

使い物にならなくなったトラップを見ながら、真事まことが納得したようにウンウンとうなずく。


「まぁな。なんていうかなそこらへんに違和感を感じてな…」

一志いちとが穴をあけるように指示していた壁は、ほとんど武器が入っていた。そしてそれが飛び出すという古典的なトラップだったのだ。


鉄砲水を回避するための穴と、トラップを解除することをいっぺんに行った二人は一本道を順調に進み続けた。





―――――――――――――――――――――――――――――――



二人の視界の中にふいに一本道の終点が見えてきた。

そこにあったのは今度は上へ、上へと続く道。



「そういえば藍朧あいろうが言ってたよな。水にきをつけろって。ありゃ一体どういう意味なんかな」

真事が坂を登る前に何となくという風に呟いた。


「さぁ でもその言葉の意味はまだ終わってない。俺はそう思う」

確かに水に関するものは2つほどあった。


しかしそれだけだろうか?


わざわざ藍朧あいろうが強調して伝えるくらいだから、何か特別な理由でもあるのではないか?


「ま、いいや じゃあおれが先に行くぞ」

二人は前方に注意するようにして身をかがめて進む。

そして後方にも警戒を怠らずに気配を探っていた。



先ほどの様な奇襲もなく二人はあっけなく坂を登り切ってしまった。



「ちっ なんだよ無駄に体力使っただけじゃねーか」

真事は愚痴をこぼした。


相変わらずジメジメしている密閉空間内で、長時間辺りに警戒しながら身をかがめて進む。

確かに体力も消耗するし、精神面でもイライラしてくる。



「しょうがない。ここで気を抜いたらいつ死ぬかわからない」

イライラしている真事まこととは正反対に一志いちとは落ち着き払っていた。

一志の言葉に顔をしかめながら真事は落ち着こうとした。







登りきった所からは、入ってきた時と同じような空間だった。

それは逆に言うと、出口が近くなっている・・・・・・・・・・ということの裏返しでもある。






――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


二人は重い鉄の扉のまえに立っていた。


「ようやく終わりだな。そういや2日くらいなんもくってねぇな。でもよこっから先が本当の地獄っつってもいいだぜ」

真事が確認するような言葉を投げかける。


「そんなことわかってるさ。でも俺にはまだ死ぬ気はない」


「その言葉を聞いて安心したぜ。そんじゃ 行くか」

そう言って真事はけがをしている一志の代わりに扉に手をかけた。



一枚の扉が隔てている世界というのは時に天と地の差ほどある。

まさにそれである。


扉の先には真っ白い部屋。

病的に真っ白い部屋、あるのは壁に埋め込まれたスクリーンだけ。


そのスクリーンが二人の到着を待っていたかのように点いた。

スクリーンに映っているのは「Congratulation」の文字と35:42:21の時間が写っていた。


「おめでとう。記録的な結果だよ。埋めるなどという無駄な行為がなければ新記録なのだが。まったく無駄なことを…」

どこから聞こえてくるかは不明だが車の中で聞いたのと同じ不快な声。

金属と金属が擦れ合うような音が、鼓膜を振動させて脳内に響いてくる。



「エネルギー充填だ」

不快な喋り声がキーンという耳鳴りに変わったが最後。


二人は意識が遠のき冷たい床に倒れこんだ。

最近文章力が落ちている気がして… すいません


なんか駆け足です。結構飛ばし飛ばしにこの数話続いています。


説明不足な点は過去編が終わってから!

ということは一応書いておきます。


とりあえず過去編頑張ります!


それでは、それでは

また次回!

左院奈螺さいんなら!(* ̄▽ ̄)ノ~~

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