The Trap To The Trap 罠への罠
なんか題名に「T」がいっぱいありますけど。
気にしなくていいんじゃないですか
とりあえず収育所編はグダグダしてますが、、、
う~ん
とりあえず読んでください!!
それでは
はーじまーりっ!
下り続けるとどんどん天井が離れていくのがわかった。
「一志なんか天井高くねぇか?」
ふいに顔を上げた真事が聞いた。
「まぁ、この洞窟の多数は人の手が加わってんじゃないか」
「ふーん そんなもんか」
真事が納得したようにうなずく。
しばらくすると下り坂の終点が見えてきた。
下り坂が平坦な道になってきた時、道の作りも変わった。
この道だけ明らかに整備されている。しかし整備されているといっても石が敷き詰められている石畳みになっているだけであるが。それでも違和感が大きかった。
「なぁ 一志、人間が一番警戒心が強くなる時ってどういうときだと思う?」
真事が唐突にそんな質問を投げかけてきた。
「明らかに罠があるとき」
一志も真事のいいたいことを察したのだろう。一志は実に的確な返答をした。
その答えを聞いて真事はうんうんとうなずいた。
「そうそう、そゆこと。でもさ、ここは罠にはめるかはめないかの問題じゃなくてさ。罠にはまりますーの、そっからどんくらいで脱出できるの?ってことをやりたいんだろ」
そう言っている真事の顔には笑みが浮かんでいた。
楽しくてしょうがないという表情だ。
「まぁ、そうだな。試されているのか…」
一志は相変わらず目立った感情の起伏は見せない。
だがその瞳には明らかにやる気だった。
「まぁなんだ。いっちょのったろうぜ やっぱり速さ勝負かな もたついてたら殺されそうだし」
その言葉に一志も微笑みながらうなずく。
二人はアイコンタクトで合図をとる。そしてまっすぐに伸びた、ゴツゴツした石畳みの上を全速力で駆けだした。
最初の方は何もなかったが、一本道の中盤に差し掛かると頭上から石がひとつ飛んできた。
まるでそれが合図だったかのように石のあられが降ってきた。無駄のない間隔で落ちてきているためにかわすのは不可能、そういう状況だ。
しかしそれにいち早く反応した真事は正確にそれぞれの石に指で一突きをし、連続で石を割り始めた。
「おい、真事 大丈夫か?」
一志はその技を少し前に一度見たが、連続技として活用できるとは思わなかった。
一志の盾になるように真事は立っている。
「よゆー、よゆー それよりさ比較的大きな石が飛んできたら教えてな」
そう言っている割には手ではじけない分足元は傷だらけ。手も出血が目立ってきてる。
…そして最後のダメ押しをするように大きな石が飛んできた。
ホッとしたような表情を浮かべた真事は腰を少し落として構えた。
そして拳の一突きで石を軽々と割った。
「あーめんどかった。 待たせたな一志、そんじゃ行くか」
肩で息をつきながら真事は一志に声をかけた。
「いや、ちょっと待ってくれ」
そう言って一志は足元に散らばった石を拾っていた。
「そんなんとって何するつもりだ?」
真事の質問に対し、一志はうまく説明できないのをごまかすように笑った。
「まぁいいや。 じゃあ気を取り直していくか!」
足元に散らばった石の破片や割られてない石によって足場が不安定で最初のように走れないが二人はかなりの速さでまた移動し始めた。
しかし二人は気付かなかった。
足元の石が足裏の正常な感覚を奪い、床に敷き詰められたトラップを知らず知らずのうちに踏んでいたことを…
前書きにも書いたとおり収育所編はグダグダ、グダグダしてます。
そこで!これはあと数話以内でおわらせようと思います。(多くて6話くらい、少なくて2,3話くらい)
率直な感想、自分がこの回を書いていて思ったのは。自分は状況描写がかなり下手だということですね…
困ったな~
んーとりあえずまた次回お会いしましょう!
それじゃー沙羅盤!. (* ̄▽ ̄)ノ~~