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AKATSUKI   作者: 銀夢 煉志
Past 過去
12/36

Bottom 底

一周年!!!

パチパチパチ。。。


懐かしいですねぇ…

一年前の自分…

成長しましたかね??


とりあえず

はでぃまり、はでぃまり~

二人は洞窟内を進み続けていた。


正確に言うと小走りに進んでいた。

それは真事まことが指摘したものだった。


「いや。なんだっけ、あいつ。あの変な奴がさ妙な哲学を語ってたろ?なんか引っかかってさどう思う?一志いちと?」


「さぁな。とにかく俺らは生きて帰らなきゃいけない」

口ではそう言ってるが一志は直感で感じていた。

この洞窟は普通の洞窟じゃない。入り組んでる上に長い。


それはまさに体力、知力、直感を必要とする場所だった。


「まぁいいや。でも俺らは急いだほうがいい。てな訳で走ろうぜ」


「…そうだな」



――――――――――――――――――――――――――――


二人は洞窟内を走り続けていた。

洞窟は途中で道がぷっつりと切れ飛んで反対側に行くような崖や、いきなり曲がる所、急な坂、行き止まり。さまざまな難所なんしょが存在した。


それらを超えつつ二人はなお走り続けた。

いくら走ったのか?さすがの二人も汗だくになり始めた所に前方に光が見えた。



そこにつくとちょっとした空間ができていて、真ん中には湧水わきみずが存在した。

真事は火が消えないように気をつけながらたいまつを地面に置いた。

「こりゃすげー 天然モンだぜこりゃ」

そう言って真事は無邪気に飛んでって顔を思いっきり突っ込んだ。

そして「ぷはー!」と言って顔を上げた。


「一志も浸かってみろよめっちゃ気持ちいいぜ」

そのまま真事は地面に寝転がった。

一志は言われたままに顔を湧水の中に入れてみた。

水のひんやりとした冷たさが、火照ほてった頬をゆっくり冷やしてくれる。肌に触れるゆっくりとした水の流れが気持ちいい。一志は水の中でゆっくりと目を開けてみた。

するとそこには二色の世界が広がっていた。

水の深部にある暗い所と、上部からの光を受けてキラキラ輝いている明るい所。


一志はその中に自分の境遇を見た気がした。


―――――――――――――――――――――――――――


「もう少し休んで行こうぜ… ん、なんだこりゃ?ちょっと一志、来てみろよ」

真事はどうやら何か見つけたようだ。


「なんか見つけたのか?」


「これなんだけどなんだか文章に見えないか?」


「どれどれ…」

真事が指示した壁のところに一志はたいまつを持って顔を近づけた。

壁に刻まれた文字があった。


“コレモマタサダメ、オノレヲシリタイヤツハコイ”

どうやら何か鋭いもので刻まれたようだ。


それが彫りこまれている部分の下にぽっかりと空いた穴があり、どうやら地下に続いているようだ。


「行ってみるか…」


「お、一志から行動するなんて珍しいな」

真事は少し笑って見せた。それにつられて一志も笑った。


「じゃあ俺から入るな」


「背中、頼りにしてんぞ」


そうやって二人は下へと下って行った。

汗ばんだ身体に地下の気温は少し肌寒いほどに感じられた。

だんだん道が細くなっていき二人の肩幅ほどあるかないかくらいの狭さになり、ようやく小さな空間がでに二人はついた。

この洞窟の特徴としてところどころに小さな空間が点在てんざいしていることがあげられる。



そこには古い着物をまとった痩せた男性がいた。


「今回は見込みがありそうだな…」

そう男は呟いて立ち上がった。身長は160cmあるかないかの小柄な男だった。目線も二人より少し高いくらいだ。

腰には一本の刀をさしている。


「目的もなしに来たわけじゃあないよな」

低いがよく通る声で男はそう言った。


「あんたが何者だが俺は知らない。だけど教えてくれ、ここは何なんだ?」

一志はこの建物に入ってからずっと心の中でくすぶっていた疑問をぶつけた。

出会ったばかりの赤の他人。だが一志は男にその疑問を問わずにはいられなかった。


「まぁ、座れ。もっともな疑問だな。そうだな… 手短く行って生きて地獄を見るか、安楽の死かどっちか選べる場所だな」

その男は淡々とした口調でそう二人に告げた。

今回の題名の意味は「底」です。


一志が自分の境遇と重ねた、光が射さない水の底。

刀を持った男がいた、洞窟の底


一志たちのこれからにかかわってくる2つの底。


帯刀の男の謎は次回解明します。

う~んまだまだ伸びそうですね…

でも小説はこれくらい長くなくちゃ!!

(↑開きなおるな!!…..ウルァッ! (((((;`Д´)≡⊃)`Д)、;’.・)


そんなこんなでこれからもよろしくお願いします!!

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