表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
93/115

四ノ話・十八

「きさま、無礼にも程があるわ」


蘭丸が怒鳴り声を上げ、立ち上がった。


「お館さまが情けをおかけになったをいいことに、調子に乗りおって」


蘭丸はまたもや太刀に手をかけていた。


「よさぬか、蘭丸」


信長は呆れたような顔で蘭丸を諫めると、今度は修羅ノ介に顔を向けた。


「そなた、面白き話をするではないか。

なかなかどうして、見事なものよ」


「身に余るお言葉に存じます」


修羅ノ介は深々と頭を下げた。


「何故、これまで人前に姿を見せなかったのじゃ。

皆の前で語りをしたなら、大金を稼げたであろう。

名前だけは知られておりながら、そなたを見た者も話を聞いた者もおらんとは、どういうことじゃ」


信長が問うた。


「実は、私の御伽語りを聞かれた方は、少なからず、おられるのでございます。ですが、私の姿を見た者も、聞いた者もおらぬというのは、無理からぬことかと存じます」


「ほう、どういうことじゃ」


信長は首を傾けた。


「なぜなら、私の御伽語りを聞いた者は、さほどの時を待たずして、死ぬ・・・・・・、からでございます」


その場が静まり返った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 更新お疲れ様です。 [一言] 下っ端からすれば良い迷惑な話だな、これは。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ