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四ノ話・三

「何ごとか」


秀吉さまが問うてみると、家臣の一人が言うことには、近くの領民が山で沢蟹取りをしておりました際、おかしな者を捕らえたとのことでございます。

早速その者は、秀吉さまと官兵衛さまの前に引き出されました。


「何じゃ、これは」


運ばれてきた木の檻の中にいる者を見た秀吉さまは、たいそう驚かれました。

しかし、それも無理からぬことでございました。

檻の中には、異形の姿をした化物が一匹、ぽつんとたたずんでいたのでございます。


修羅ノ介は、そこまで語ったところで、いったん止めた。

その場の者みなが、何も言葉を発せず、静かに修羅ノ介が語るのを待った。

少しの間の後、修羅ノ介は再び語り始めた。

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