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二ノ話・五

修羅ノ介はそこまで言うと、深く頭を下げた。


「織田家の隆盛は、その童子のせいじゃと申すか」


蘭丸が声を荒げた。


「私ごときが申し上げるようなことではございませぬ」


修羅ノ介はまったく動じることなく答えた。


「無礼な奴め。お館さまが今の地位におらるるは、武勲と徳によるものぞ。

そのような物の怪のおかげなぞではないわ」


蘭丸は怒りが収まらぬ様子である。


「そう、目くじらを立てるな」


信長の落ち着いた声が響いた。


「家の盛衰が、そのような得体の知れぬ者によるというのは、何とも面白き話じゃ。

たしかに、わが織田家は大いに栄えておる。見る者によっては、過ぎたるものに見えるやもしれぬ。わしは、神仏は信じておらぬが、それでも、何かに護られておるような気がせぬでもない。

ところで、そちは、お市がその童子を引き留めたことにより、尾張が栄えることになった、そう言ったな」


修羅ノ介は、「はい」と一言答えた。


信長は思案顔で続けた。

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