表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
58/115

一ノ話・十三

永禄三年五月のことでございます。

駿河の今川義元は所領である遠江、三河を越え、尾張へと攻め込みました。

これを迎え撃ったのが、織田信長公でございます。

公は若いながら百戦錬磨の強者でございました。

しかし、今川は大大名でございます。

兵力の差は歴然でございました。

今川方が二万五千、織田方は五千とも云われております。


「よう知っておるな。わしでさえ本当のところは知らぬというに。

そなたの寿命が明日まで延びるやもしれぬぞ」


信長はそれだけ言うと、口を閉じた。

再び、修羅ノ介が語り始めた。


織田方では軍議が開かれました。

家臣はみな籠城を唱えましたが、信長公は打って出ることを決めたのでございます。

この時、家臣のほとんどが死を覚悟しておりました。

しかし、信長公だけは違ったのでございます。


信長は時折目を閉じると、うんうんと頷くように聞き入っていた。


手勢を率いて城を出られた信長公は途中、熱田の神宮に立ち寄られました。

この辺りでは随一の神社でございます。

熱田で信長公が祈念されましたのは、もちろん御味方の勝利でございます。

しかしながら、その際、奇怪なことが起こりました。

なんとしても勝つ、勝たねば後は無い、

その念は、あるものを呼び寄せました。

拝殿の陰より現れましたるその者は、混じり気の無い漆黒の姿をしていたのでございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ