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看護師主婦は、真夜中の病院でマゾ開発(前編)

【看護師主婦32歳のケース(前編)】


 坂条あみ(32)は産休を経て、子供が幼稚園に入園したのをきっかけに、看護師の仕事に復帰をした。徐々に以前通りの勘を取り戻し、仕事に慣れてきたころ、彼女は夜勤のシフトに入った。子供を寝かしつけてから仕事をし、子供の起きるころに帰宅するのは彼女にとって働きやすく、病院にとっても夜勤の人員を確保できることでお互いに好都合という事だった。


 今日一緒に夜勤になったのは、20代前半の看護師、山崎さんだった。日勤でも一緒に仕事をした間柄で、なんとなく気の合う人だったので、久しぶりの夜勤勤務も不安が少なかった。

「坂条さんって、ホント綺麗ですよね。お子さんが居るなんて思えないくらい若く見えるし・・・」

「そんなことないよ。顔だって皺だらけよ」

「え~?!どこに皺なんてあるんですか~?!スタイルだって私より全然良いし・・・」

「化粧で胡麻化してるだけ。そんなことより、そろそろ巡回の時間よ。次は山崎さんの番よ」

「え~?!もうそんな時間なの?!」

 

 静かな夜だった。何度もナースコールで呼び出しが来る夜もあれば、今日のように穏やかな夜もある。話でもしなければ眠気が襲ってきそうだ。


「坂条さん、202の西條さん、知ってます?」

「足の骨折で入院されてる男性ね。確か大学生だったかしら」

「そうそう。西條さん、すっごいイケメンですよね?」あみは、記憶を巻き戻した。

「そうかなぁ・・・??」

「え~?!坂条さんの中でイケメンって芸能人だと誰ですか?」

「っていうか、男は顔じゃなくて心じゃない??」

「うわ~出た。大人の意見。」

「山崎さん。早く行きなさい」

「は~い・・・」


 山崎さんが巡回に出た後も、ナースコールが鳴ることは無く、静かな夜が過ぎていった。しかし数分で戻ってくるはずの山崎さんがなかなか戻ってこない。

「何か、トラブルかしら・・・」ナースステーションを無人にするのは気が引けたが、少し心配になり、見に行くことにした。すると、202号室から物音が聞こえた。山崎さんが気になっている西條さんの個室だ。静かにドアを少し開けてみた。ウッディ系の香りが微かに鼻をつく。そして、香りをかき消すように荒々しい呼吸音と男性の声、女性の喘ぎ声が聞こえてきた。

え?山崎さん、西條さんとエッチしてる・・・。

暗がりでよく見えないが、シルエットで、何をしているのか分かった。私はドアを静かに閉めてナースステーションへ戻った。


 山崎さん仕事中に何やってるのよ。後で説教ね。・・・でも、・・・あんなの見せられて、・・・なんだか少し興奮しちゃった。よく考えれば、他人の性行為なんてなかなか見る機会無いし。アダルトな動画は少し見たことあるけど、知らない人同士のエッチだし。知ってる人同士の生の性行為はちょっと・・・正直興奮した。山崎さんどうしてくれるのよ、私ちょっと体が火照ってきちゃったじゃない。コーヒー飲んで落ち着くか…。コーヒーカップを口元に近づけた瞬間、ナースコールが鳴った。慌てて表示を見ると、202号室からだった。

「え?あの部屋だ。もしかしてエッチしてる時に間違えて押しちゃったんじゃないの?」マイクをオンにした時にさっきのアノ声がしてきたらどうしようと不安になりながらも、202号室のスイッチを入れた。

「どうかしましたか?」返答がない。しかも水を打ったような静けさだけが伝わってくる。

「西條さん、何かありましたか?」依然として返答がない。私は202号室へ急いだ。何か緊急な事態が起きたのかも知れない。二人のエッチの最中に・・・。


「西條さん、開けますよ」そんな断りは要らないのだが、さっき見たことを考えると、断った方が良いと判断した。しかしやはり返答がないので、ドアを開けて入室した。ベッドには誰も居なかった。

「西條さんと、山崎さんはどこへ・・・?」カーテンを開け窓をチェックすると、きちんと施錠してあった。しかし、月明かりが照らす窓ガラスに何かが映ったのが見えた。天井だ。見上げるとそこに【何か】が居た。今までに見たことがない【何か】だ。エビやカニのような甲羅が中央にあり、タコやイカのような無数の触手で天井にへばりついている。その触手に捉えられた山崎さんが見えた。

「山崎さんっ!!」山崎さんは、何か言おうとしているようだが、触手が山崎さんの口に侵入しており、モゴモゴと上手くしゃべれない。すると、山崎さんを捉えている方の【何か】が、替わりにしゃべった。

「仕事中に、セックスしたらイケないよなぁ?君もそう思うだろ~?」私はそいつを見据えて言った。「西條さんは、・・・どこ?」すると、その【何か】は、無数の触手をウネウネ動かしながら笑った。

「ハ、ハ、ハ・・・。食ったよ」


 こういう時はどこへ連絡すれば良いのだろう。警察?保健所??動物指導センター???そんなことを考えている隙に、私の足と腕は、ヌメヌメとした触手に捕まえられて、身動きが取れなくなっていた。私はゆっくりと持ち上げられ、天井に居る本体部分に近づいた。

「ほほう。なかなか美しいじゃないか。よし。私のパートナーにしてやろう」何か返答をしたかったが、山崎さんと同じく、いつの間にか口いっぱいに触手を含んだ状態で、しゃべれる状態ではなかった。これでは助けを呼ぶことが出来ない。山崎さんを見ると、恐怖からか白目を剥いて気を失っていた。


 私は体を捻じって何とか触手から逃げようと試みるが、無数の触手が体の自由を奪い、逃げ出せそうにない。いくら動いても、無数の触手にただ弄ばれているようだった。そのうち、腰に巻き付いていた触手や、足首付近の触手が連動して、器用にユニフォームのパンツを脱がし始めたのが分かった。パンツを脱がすと、次に下着も器用に脱がし始めた。


 下半身が露わになった状態で、私はゆっくりとベッドへと下される。手首に巻かれた触手に体の後方へ腕が引っ張られ、膝と足首に巻き付いた触手により、足は左右に引っ張られ、私の秘部の奥まで見えそうなほどだ。所謂、M字の開脚状態である。

「どれどれ?ココの具合はどうかな??」ゆっくりと1本の触手が、私の秘部に近づいてきた。そしてその触手が、秘部の周りを確かめるようにゆっくりと愛撫しだした。

「おかしいなぁ?どうしてこんなに濡れているんだぁ?中も確かめてみなければ・・・」触手がゆっくりと私の中へと侵入してきた。・・・なにコレ。すっごく気持ち良い。口に触手を含んでいなかったら、思わず声が出てしまうところだ。触手がゆっくりと、出たり入ったりを繰り替えす。その度に私の下半身がぐちゅぐちゅといやらしい音を立てている。そして、少しずつそのスピードが速くなってきた。ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅっ・・・・・・。その時、口に含んでいた触手が口から引き抜かれた。思わず声が出てしまった。

「あっあっあっ・・・イッ、イッちゃうぅぅぅっ・・・」その瞬間私の秘部から素早く触手が抜かれた。

「まだだ。まだイカせないよ・・・」

「お、お願いします。イ、イカせてください。」

 私は思わず、思い切りふしだらに懇願していた―――。





 











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