女子大生篠峯愛のセクシャルリベンジ【後編】
【アルバイト20歳女子大生のケース(後編)】
大学に入学して、3か月が過ぎた頃だった。夏休み前で、服装も薄着になってきた頃、通学中の電車で痴漢に遭った。お尻を触られた。始めは声をを上げる勇気もないし、もしかしたら自分の勘違いかも知れないと思っていた。しかし、それが毎日のように続き、勘違いでないことが分かる。いつも同じ男だった。サラリーマン風の30歳くらいの男性。回数を重ねるごとに、だんだんエスカレートしてきて、胸も触られるようになった。車両を変えてみたり、時間をズラして違う電車に乗ってみたりしたが、効果はなかった。誰かに相談すれば良かったのかもしれないが相談する勇気が持てなかった。私はいつも自分の悩みを自ら解決してきた。今回もなんとか自分で解決するつもりだった。Qに出会うまでは―――。
今日も私が車両に乗り込むと、いつものようにアイツが私の後ろに立った。
昨日は仕事で、ミスをしてしまった。みんなの前で課長に散々怒鳴られた。そんなに酷いミスだったか?そんなに怒鳴られる程のミスだったか?思い出すだけで、イライラする。こんな日は、いつものアノ女子大生の体を触るに限る。あの娘の体はフワフワ柔らかくって良い匂いがする。今日もいつもの車両のいつもの場所にアノ娘は居た。何度か違う車両や時間帯をズラされたが、その度に途中の駅で降りて、彼女の姿を見つけた。最近は諦めたのか、いつも同じ車両の同じ場所に居る。もしかしたら、俺に触られるのを待っているのかも知れない。そうだ、そうに違いない。それならば今日もいっぱい触ってあげないと。俺は、彼女の真後ろに立った。
いつものように彼女のお尻に触ろうとした瞬間、突然彼女が振り向いた。今までそんなことは一度も無かったので俺は驚いた。彼女は俺の耳元で囁いた。
「次の駅で降りて、もっとイイことしませんか?」「あ、ああ。分かった」
やっぱりだ。彼女は俺を求めていたのだ。よしよし、それならタップリ可愛がってやろうじゃないか。俺たち二人は、次の駅で降りた。
「どこへ行くんだ?」「ついてきて」彼女は、駅に繋がる商業ビルに入っていった。
「ここが、良いわ」そこは、多目的トイレだった。二人で中へ入ると、彼女が上着を脱いだ。下にニットのセーターを着こんでいた。大きな胸が更に存在感を増し、魅力的に強調されている。俺は思わず、生つばを飲み込んだ。そんな俺に彼女が言った。
「胸、触ってよ・・・」
ニットの膨らみの表面をゆっくりとなでるように触ると、俺は興奮して我慢できなくなった。夢中になって彼女の両方の胸を揉みしだいた。フワフワして信じられないほど柔らかかった。「あっ、あぁぁ・・・」彼女も甘い吐息を漏らし出した。
「スケベだなぁ。そんなに気持ちイイのか?こっちは、もうびっしょりじゃないのか?」俺が彼女のスカートの中に手を入れようとした瞬間、彼女がしゃがんだ。そして俺のスラックスのベルトを外し、一気に足首のところまで下した。俺のパンツが露わになった。
「なんだ。もう、これが欲しいのか?お前、本当にスケベだなぁ」彼女は、そのまま俺のパンツも下にズリ下げた。俺のモノが、露になった。思い切りイキり立っている。彼女は俺のモノを見ると、
「こんなに、なっちゃって・・・。・・・可哀そうに・・・」そう言って、彼女はそのまますっと立ち上がり、上着を羽織り、多目的トイレの出口へと向かってしまった。
「お、おいっ!ちょっ待てよっっ!」彼女はどんどん出口へ向かって行ってしまう。俺は焦ってパンツを上げ、何とかスラックスを履こうとした。しかし、その頃には彼女は出口のドアを開けて外へ出る所だった。
「後は、宜しくね。【Q】・・・」そう言い残すと彼女は、多目的トイレから出て行ってしまった。出口の白い引き戸が、ゆっくりと閉じた。スラックスを履きかけの俺は、それを呆然と眺めていた。
「何なんだよあの女。何がしたかったんだよ。全然意味が分かんねぇ。・・・なんだよ【Q】って」
その瞬間、天井の通気口から大量の砂が落ちてきた。
ザザザザァァァ・・・・。「う、うわー何なんだよこれ」信じられない事だが、砂の一粒一粒にまるで意思があるうに蠢き、それは次第に一つの形に落ち着いていった。エビやカニのような胴体にイカやタコに生えているような触手が無数に生えている身の丈2メートルほどの怪物が俺の目の前に現れた。
「俺が【Q】だ。あの娘を困らせる奴は俺が許さん」【Q】の無数の触手が俺に向かって素早く動き、あっという間にがんじがらめになっていた。しかも口の中いっぱいに触手が侵入して、しゃべる事はもちろん、呼吸さえ上手く出来ない。薄れゆく意識の中で、【Q】が大きく広げた口が眼前に見えた。