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違う場所で同じ月を見ている  作者: 佐藤琉奈
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夕日

夢の中で彼と白い光で照らされた夢を見てから3ヶ月くらい経っただろうか。

暦的にはもう夏のはずなのに、何日も雨が降り続いていて地味に暑いし、髪型も上手くまとまらないし、こんな時期は好きじゃない。

あれから何か変化があったと言えば正人から軽くキスをしてきたことかな。ただ、うーんなんてゆうか、キスをした時は爆発的に嬉しかったんだけど、付き合おうとは言われないし、相変わらずいろんな女の子と仲良さそうにしているし、それを咎めようとは思わないんだけど、なんだろう… 付き合ったら結婚を迫られるとでも思われているのかな?笑

煮え切らない心がなんだかモヤモヤしている。

そんな時にまた彼の夢を見た。


暑くもなくジメジメもなく外は快晴とゆうか夕暮れ、海に太陽が沈もうとしている。二人隣同士で電車に揺られていた。

オレンジ色に輝く夕日が物凄く美しい。二人で見とれているとふいに彼が私の顔を見つめてきて、手をそっと握ってきた。

私は彼の大きな瞳に惹き込まれそうで、思わず目を逸らしてしまった… その時胸のあたりが締め付けられるようにキュンと鳴った。

彼は私の手でじゃれているような遊んでいるような感じでただ触っているんだけど、私はどうしていいのか分からず顔はどんどん赤くなる一方で、心臓のドキドキが現実世界のようにリアルだった…

その時にアラームが鳴った。


寝起きがいいのはいいことなんだろうけど、もう少し余韻に浸りたかったなぁなんて思う。

目が覚めても顔が火照っているのがわかった。

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