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違う場所で同じ月を見ている  作者: 佐藤琉奈
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始まり

私は沙也香(さやか)。アラサーバツイチで小規模のクラブでホステスをしている。22歳の時に同業の男と結婚したけど女にだらしがなくて2年も持たなかった。それから何人か付き合ったりしたが今は彼氏はいない。

アラサーと言っても30超えのアラサーだ。そろそろ仕事や立場をどうしようか思い悩んでいて頭が痛い。


私の夢のほとんどはモノクロの世界で、薄らと光が入り込んでくると印象深い色がイメージとして残ってくる。

彼が夢に出てくるようになったのは、4.5年前の仕事が上手くいっている時とイケてない時の波が激しかった時くらいだったかな。

当時は、見たことも会ったこともないし、好きな人がいるのになぜ知らない男性がいつも夢に出てくるのか。

ホステス仲間兼飲み仲間の香那(かな)

「顔も全然タイプじゃないのになんなんww」と話していたくらいに、その頃の私は「ただの夢に出没する男」としか認識していなかった。


何度も夢を見て繰り返すうちに気づくのだが、夢の中で会話をしなかったのは、お互いに何か言葉を発するとその夢から消えて目が覚めてしまうとゆう決まり(?)のようなものがあるから。

あの時あなたは、私に何を伝えたかったんだろう。と目が覚めてもしばらく考えたこともあるし、自分がつい言葉が先走ってしまって後悔したこともよく覚えている。


そんな私と彼との夢の話をいくつか書いていこうと思う。

始まりはそう、4.5年前の付き合ってはいないけどいい雰囲気の正人(まさと)と仲良くしていた時だった。

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