魔法学園の受験に大規模な破壊をもたらしちゃう系主人公(前編)
某スタン●使いの同僚みたいなあらすじでしたが、語った方は直接出ません(無慈悲
「はーい次の方ぁー、前まで出てくださいねぇー」
間延びした声音で、監督役のバージニア=アガリアレプト女史が練兵場へと呼びかけた。
ライムグリーンでふわふわの癖っ毛を伸ばした彼女は、遠目に見ると【稀有毛現】と間違えられそうなシルエットを晒している。
小柄な低身長も相俟って、傍からだと髪に埋もれているようにも見える。
しかし日頃からほんわかと微笑い、小動物のようにぴょこぴょこと仕事を熟す姿から学院での人気は頗る根強いらしい。
童顔な点が非常に良い。此れで結婚適齢期とかいう噂はマジなんすか。完全にギャルゲのサブヒロインじゃないっすか。
見た目は限りなく幼女に近しい彼女だが、そんな有様でも彼女自身は魔法科学院に於いて教職に就いているのだから充てには出来ない。
入学試験を受ける誰しもの内どれ程が彼女を相手に油断するかは不透明だが、在籍している以上は何某かの化生の類と見ても間違いでは無いのであろう。おお怖い怖い。騙されるモノかー!
「試験は此れまでと同様ぉ、的へ向かって『初級程度』の威力ですー。質問が在れば受け付けますー、制限時間は設けませんー。それではスタートぉー」
どんな魑魅魍魎の蔓延る巣窟かと、錯覚を促すであろうモノローグの合間に、バージニア女史の説明は紡がれる。
そんな想定は無論微塵もしていないのだろうけど、彼女の監督は実に緩い。
此れで公的機関の入試か、と学院の信憑性を疑われている恐れも在りそうな受験生はしかし、ひとまずは言われるがままに『目標』との距離を取って仁王立ちと相成った。
しかし『僕』は同じようにこの試験を受ける立場でありつつも、その生い立ちと責任からして在り方の必要性を理解できている。
此れまでの受験生らは言われた通りに【魔法】あるいは【スキル】による『攻撃』で的を幾つか破損したわけだが、実のところ監督官は『的を壊せ』とは一言も口にしていなかった。
いや、扱えられる威力を知ろうと云うのが試験の目的だから、破壊しても別に不合格でも無いのだけども……って、あ。
――迸るような劫火が居並んでいた的を焼き尽くし、練兵場の仕切り壁をも突破して突き抜けて逝った――
……今更ながら、試験会場になっていたこの場所の説明をしよう。
練兵場は基本的には冒険者や騎士の訓練のためにと国が用意した施設だ。
日々の糧を得るため、または国家の安寧を守るためにと、それぞれが相応に練磨する武力という技術を積み重ねるのには、矢張り相応の設備は必須必要な形式へと傾けざるを得ない。
その成り立ちから使用目的、更には用途ごとの衝撃に備えられるようにと頑丈且つ武骨に、相応に距離も取れて大人数が『安全に』体を鍛えられるように、と此処らは結構開けた造りになっている。
本日は実技試験ということで、藁束を巻いただけの簡易な胴型を木の棒で突き立てて、等間隔に置いて『的』として練兵場に並ばせてあった。
距離にして受験生から5メートル弱、そして15メートルほどの遠距離までを、同じように数体ほど。
これは一般的な冒険者が『判断して』対処できるための適切な距離であり、改めて言うならばその辺りの適性を測るための試験となる。
数が在るのは受験生が『順繰り』に試験に臨めるように、との効率を主張した配慮で在り、間違っても『独りで』『全部を』相手にさせる様にという意図は無い。
魔法科学院は、基本的には研究機関だ。
しかし市井の就業組織とも連携を取っており、生徒らの就職への嘱託または斡旋にも口添えを繋ぐことも取り扱う。
どちらにも国政機関が携わっているわけだから、連携を取るのも当然の帰結である。
つまり自衛や対処という武力を伴わせた『最低限』の判断能力を測ることは、必須であるとも云える。
当然『研究目的』で入学する奴も中には居て、そういう奴らはあまり破損させない『攻撃』を的へと当てる。
監督官が言った通りに『幾つかの質問』を選択して、『適切に』試験を終わらせる者もそこそこ居た。
前時代な商会なんかへの面接試験などで見かけた、『監督官に言われる儘に質問したらアウト』みたいな厭らしい入試なんかでは断じて無い。
第一、報告連絡相談の連携を確りと選択できない独立独歩な人材など、どのような分野に於いても『要らない者』の筆頭なのだから。
「……え? なんか俺、やっちゃった……?」
受験生である黒髪の彼は、静まり返った周囲を見回して恐る恐ると疑問を口にする。
そうだな、やらかしたな。
沙汰は負って明日を待て。
そもそも、この入学試験は『初等教育を7つから9年受けた王国民』から『近隣から成り上がり目指して上京してきた16歳』までを、フレキシブルに受け入れる通過儀礼の側面が強い。
かつてのような足を引き合い癒着を見逃すような泥沼の王国から脱却し、誰もが穏やかにだが確実に日々を謳歌できるような、『此処で暮らしたい』と思えるような国家を目指しての、数ある国民ら全ての『第一歩目』となる『社会参入』への『試験』なのだから。
だというのにマジか。莫迦か。
――ぶっちゃけ、『強大な火力』という軍事的な火種になりそうな騒動の種なんかはお呼びじゃない。
根本的な話をしよう。
【魔法】や【スキル】は基本として『物理法則で覆せない現象を左右出来る』特殊な事象として一般には周知されている。
『似た事象』はなんらかの代替えで再現可能ならばそちらを扱うのが主流であり、魔法とかに頼るのは余裕がない状況下などの即応的な場合になることが大きい。
つまりは、日々の生活なんかでは火を熾すことに用いるのは火打石やファイヤーピストンなんかの着火用具であるし、狩人が獲物を狙うことに扱うなら弓矢やクロスボウを持ち歩くし、騎士が警邏として腰に佩くのは即応力を最も保つ剣である。そういう『だけ』の話だ。
今も挙げたが例えば冒険者の活動は狩人に近いプロトコルを有しており、野外での活動中も先ずは『相手に見つからない』ことが重要とされている。
狩人との違いと云えば、単に大多数の彼らが【狩猟権】を備えていないことに由来するのだが、詳細はまた後日にして今は省く。
つまり大事なのは『個人の戦闘力』や『対応術』ではなく『索敵』と『遠距離射撃』が主となる。
そもそも野外活動に求められることは根本的には採集や狩猟が主立っているために、殲滅性能発揮して獲物を微塵にされても『誰も喜ばない』のである。
魔法科学院の受験と銘打っているが、いやむしろ銘打っているからこそ、注視されるのは『破壊力』では無くて『制御力』や『バランス』だと、普通は連想するモノじゃない……?
一応は平和な国家を形成する社会の一角に、なんでそんな『爆弾』持ち込んで来るんだ。
それが役立つのは無法に広範囲攻撃繰り出す状況下だから、軍事目的かテロリストくらいにしかお呼びが掛からなくなるぞ……。
ああほら、穏やかに見守っていた筈のバージニア女史の笑顔も消えたよ。
ドン引きの真顔だよ。
「……えー、入試会場が破損しましたので本日の試験は此処までとなりますー。残った方は後日伺いますので、今日のところはお帰り下さいー」
棒読みに近い力無い声で残った受験者へと呼びかけられた。
当然、『やらかした』受験者当人の因果だということは誰もが知る。
後回しにされた複数人かは件の彼へと怒りを滲ませた相貌で睨みつけ、帰宅を渋りつつも足取り重く去って行った。牛歩戦術ゥー。
しかし彼はそのような感情の坩堝など、何処吹く風かと受け流して居る様な表情で……?
あ、これ違うな。何も考えてない顔付きだ。鳥か魚が周囲を観察しているだけの目をしてる。
其処は『戦犯として』謝罪を投げるべき選択が正解なのかもしれないが……。
まあ、直接どうのと諫める者も居ない中で投げかけられる言葉も無しに『返答』するのは些か無理がある、のか……?
それにもし謝られたとしても、煽ってるようにしか聴こえないのだろうし……。
いやしかし、それにしたって、その態度は如何なモノか。
さて緊急会議だ。
■
我が国【アイオライト王国】を擁する此処ら辺は、前世で云うところのグレートブリテン及びアイルランド連合王国、要するに日本人の云うところのイギリス諸島と似たような形の島国に位置している。
まあ大・中・小とグレートブリテン島とアイルランドと大体同じくらいだろという大きさの島に加えて余分な島が真東に隣接しているので、これを似ていると呼ぶには些か無理を通す必要もあるのだが。
かてて加えて、王国の在中する場所を脳内地図で説明しようとすると、完全にマイナーな国立公園隣接地域辺りになっていて説明が難しい。
言われてもわからんだろう、レイクディストリクト国立公園とか。
序でに云うとその東隣の山の中とでも言っておけば大体の位置としては妥当なのだが、前世地図で説明しようとすればド田舎直行コースで本格的に人事不肖にしか陥らないと断言できる。
尚、一番説明し易いロンドンの位置には元帝国領【コーラル辺境領】という地方都市に値するので、これからの物議にはあんまり関係ない。
「名前はサミュエル=ドナルドくん。申告では16歳とのことですがー、出身が『南の方』としか明記されていないので、初等教育も受けてないのでしょうねぇー」
「それにしては、かなり莫大な魔力を振り分けた『初級魔法』だったけどな。恐らくだが、魔法特化の修行にでも傾倒して来たタイプじゃないか?」
「そうだね。倫理面が育ってない印象はあった」
この世界で一定の物理法則を覆した現象を引き起こそうと想定する場合、まず魔力またはマナと呼ばれるエネルギーを対価に消費することが必要とされる。
それらは基本的に大地から(正確には埋蔵されてある『琥珀』より)発生し大気へと還る、一定以上の精神性受容を伴った存在ならば『どんなもの』でも取り扱うことのできる、生命力とはまた別種の精神エネルギーの一種である。
その精神エネルギーを取り扱う技術を魔法ないしスキルと呼ぶ。分野としては『魔力放出』とも。
大量の魔力を取り扱う方法は実に単純で、自分の許容量を超えるくらいの魔力放出を幾度と繰り返せば、自ずと回路はメリメリ拡張される。ヒギィ。
しかしまあ、僕らが論を重ねた通り、それを取り扱うことに対しての倫理的問題点が存在した。
言うまでも無いが、魔法とは危険物だ。
喩えるならば拳銃だ。
弾を込めて引き金を引けば誰だって、それこそ幼児にだって『人を殺せる』し、弾丸の形成から弾込めと射出までを『まとめて』形にしてしまうのが魔法なのだから。
だから日頃に魔法を取り扱わせ頼らせるような教育は、子供の内から『やらせない』し『教えない』。
そもそも、其れが無くたって何も支障は無いのだから。
先ず身体を動かせているのならば、魔法が無くても火を熾せる。
魔法が無くても水を汲める。
魔法が無くても木を切れる。
魔法が無くても石も割れる。
木と石が手に入れば家を建てられる。
余った木と石だけでも武器が造れる。
造った武器で獲物が採れる。
獲れた獲物で食事が出来る。
食事が出来れば生まれる体力で採掘や採集が出来る。
余った時間で書物を読める。
書物を読めば調合が出来る。
得られた知識で水車の建造が出来る。
水車の連動で空気の循環も作れる。
空気は圧縮出来れば冷却することも出来る。
『出来ること』の積み重ねで、万全な生活が出来ている。
そもそも会話が出来ているし、最終的には魔法なんて無くとも戦争だって出来る。
流石に時間を巻き戻すとか、因果を逆転させて結果だけをつかみ取るとか、ス●ンド攻撃みたいな現象まで魔法ナシで出来るとまでは言わないが。
そんな特殊技能まで常備させる社会だったら、それこそどんな世紀末なのかって疑うところだ。
いや、流石に其処まで出来る魔法も見たことも無いし、在って欲しくも無い。
それを取り扱うのに、どれだけのしっぺ返しが訪れるのか。想像するだけでもゾッとする。
話を戻すと、魔法なんて頼らなくとも生きていけるし『そうするべき』、なのが一般的な倫理と常識として『社会』では通用している。
最終的に魔法という力技に頼ることは、究極的には蛮族のような選択に外ならない。
それで話を纏められると思えば大間違いだし、それで話が全て通用するのはコミックな世界くらいなものだし、人間は其処まで思考が幼稚でも考え足らずでもない。
確かに、武力は大事だ。
力が無ければ守りたいものも守れないし、己の意志を押し通すのにもそれなりに必要だ。
かといってそれで全てを解決できるかと云えばそうではなく、強引な結末を迎えさせれば更なる実力行使で覆されても文句を言えない、という事実を有言実行しているだけにしか伺わせない。
だからこそ、魔法を取り扱うことに必要なのは『威力』ではなく『コントロール』、更には技術以上に心理的な『バランス』が重要である、と共通の社会理念として行き届いて居る筈、なのである。
この思想は人類圏の『分』を弁えた選択だ。
神とか竜とか怪物とか、間違いなく生存と安寧を脅かすであろう彼らに矛先を向けられることもなく、自分たちは脅威足り得ないのだと主張するためにこそ、この思想は無くてはならない。
ちょっと考えてみて欲しい。
私たちは日々を送れるだけで満足です、危険なことには首を突っ込みませんので、どうか生活を荒らさないでください。と懇願する『お隣』が居たとする。
そんな彼らが、突然核兵器の開発なんかに着手し始めた。目的は自衛のためだと言っている。
信用度は、如何に。
そして、僕らの国のほんの少し東の方に、【竜王】を拝する【魔族領】と云うモノが監視も兼ねて在ったりするのである。
ぶっちゃければ先に説明した真東にある隣接島だ。
信用が、ヤバい。
「南の方というと、一番それっぽいのは【アルマンディン連盟国家群】かなぁ。帝国を解体したばかりだし、帝国の支配地域ってかなり不備があったらしいから、はぐれ住んでいた個人とかだと見つけようもないよね多分」
「ああ、開墾と開拓に伴ってこれまでの棲み処から押し出されたクチか。未開発地域も多かったらしいし、そう捉えたら納得かもな」
【アパタイト帝国】の帝国領が解体されたのは4年ほど前のことだ。
あの辺りは新潟程度の総面積を持ちながら人口が1万にも満たないとかいう杜撰な管理体制を敷いていた国家運営だったわけだから、現在の国家群それぞれの宗主らのように隠れ里を個人で賄っていたとすれば納得もいく。
そんな会話を同じく受験生をやっていたアランと交わして居れば、バージニア女史がおずおずと手を挙げた。
「それなんですが、彼の継承名からして心当たりがあるんですよねぇー……。ルシフェリウム=ドナルドさんと仰るんですがー……」
「ドナルド。ああ、親から名前を継いだのなら、十中八九そのひとでしょうね。有名なひとなんですか?」
「ルシフェリウム=ドナルド……まさか、【賢者】の?」
待って、なんか聞き覚えあるのだけど、その迷惑の代名詞みたいな二つ名。
基本的に普通に生きていれば、『二つ名』なんてものが付けられることは社会的には『在り得ない』。
それらは根本的には『綽名』であって『勝手に呼ばれる』ものであり、そんな『命名』の罷り通る事態や事件が起こされる時点で『何事かが在った証左』となるわけだ。
そしてそれは、華々しいモノであればあるほど余計に陰惨な何某かが裏にあるのだと、察することが容易なのが貴族社会という奴である。
そして【賢者】と聴くと、先に述べた『魔法に頼らない社会』に、自分たちが行き付いた原因にも相当する。
なんでも、魔法の扱いが隔絶し過ぎていて、研究にも再現にも非協力的だった天才肌。
頼れるほどの技術革新が思うように進まなかったために自分たちは魔法に見切りをつけて、前時代の科学を再興させたのが現在の【王国】の始まりだ。
気づけば国から去っていたという一種の伝説的な人物だけど、『古い話』じゃ無かったのか。
「20年くらい前になりますねー、魔法学院で講師に就いていた元卒業生なんですよー。実技に関しては横に並ばれることのないくらいの方でしてー、貴族階級も高位であったはずですー」
20年前……、アイオライト王国が今の場所に居を構える前時代じゃ無いか。
若干調子に乗っていた貴族らが、自国民にブイブイ言わせていた頃でもあった筈だ。
調子にこそ乗れど帝国ほどの酷い国政では無かったが、北にあったらしい【モリブデン古代城】を真横に斬り裂いたとかいう【グラマラス女王】の時代にギリギリ引っ掛かっている。
そういえば女王制廃止のクーデターにも件の賢者が携わっていたと聞いた。
まあそんなことよりも。
「……バージニア先生? その頃の情報をさらりと語れるって、貴女御幾つなんですか?」
今更だが、先に卒業した7つ上の兄もかつてはこの学院に通っていて、その頃にも受験監督にちっちゃい先生が居ったと聞きかじったのが、僕が彼女を知る原因でもある。
胡乱な目を向ける僕に、バージニア魔法科学院学院長はてへぺろと舌を出して笑って見せるだけであった。カワイイ(思考放棄。
~稀有毛現
アイオライト王国お隣の【アンチモン商業公国】内で見られるモンスター。『育ち過ぎたマルチーズ』『薄紫色のム●ク』『バーバ●ジャ』などと形容されることが多い見た目をしている
大きさに驚くことがあるが、エンカウントしても特に何をするというわけでもなく、被害も無いので街中で見かけられても放置されている
~冒険者
意味は『勇敢な者』
継ぎたくない仕事や親類縁者からの要らない保護などの柵を敢えて取っ払い、明日をも知れぬ吶喊的な生き方を晒す者たちを何時しか誰かがそう名付けた
意味合いの詳細を知らない市井にも呼び方は行き渡っているが、大概のイメージは酒場で呵呵大笑する蛮族なので大体間違っても居ない
~騎士
意味は『髑髏』
役処としては国家公務員に近く、『滅私奉公』を掲げているので強ち外れても無い。心臓を捧げよ!
集団となると騎士団と呼ばれる。意味は『秩序』
~レイクディストリクト国立公園東隣の山中
Go●gle Mapでよぅく拡大して見ると街もキチンとあります
所々情報とか文章抜けてる気もしますが投稿してみました
某作品を想起させるかも知れませんが、作者として言いたかったことは結局のところ『施設の備品を壊すな(クソ強調』です
見る側が煽るのならば言いません。でも必ずしも壊す必要性は何処にあるのか、と色々な所で見かけるのでツッコミたかったのです(尚、作者謹製の二次も所々で施設ブッコわやりまくってますが冗談なのでへーきです(メソラシ
あらすじで主人公は充分以上に語られてるので、カバーストーリーでこの作品は展開されます
え? カバーストーリーの意味合いが違う? またまた御冗談(ry