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チラシの裏書  作者:
9/9

1-8 終わりに


 マッドサイエンティストAは、前のめりに倒れた。


 唖然とする研究員、俺氏の妹は、顔を覆いぽろぽろと涙をながして。



 ””


 ある一人の研究員は言う。


 「……意味わかんないですよ。あんな奴。……意味わかんないですよ……。おいは、腹が立ってます

。……とてつもなく、腹が立ってます。……おいは、あんな奴、大嫌いですよ……。……それなのに、おいは……もう奴と話せない事実が……ひどく悔しいんや……」


 彼の背に火星人は、何も言わずに自らの背をもたれかけた。……まるで、慰めるように。

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