未久②
巨大な猫の上に突然現れた少年は
?「俺は夜だ、青い炎の魔法使い」
( ・´ー・`)どやっと顔を向けて未久を指差した
よ「お前は小山未久で赤の炎を使う魔法使いだな」
いきなりの問いかけに反応できず無言で見つめると
よ「え、ち、違うの?」
夜と名乗る少年まで戸惑い始め二人とも無言で見つめ合った
「・・・」
よ「・・・」
気まずい雰囲気に未久はゆっくりと口を開いた
「小山未久です・・・」
小声の返事に夜は(*゜▽゜*)と顔を上げて近づいた
よ「やっぱり未久ちゃんだ」
まるで親犬を見つけた子犬のように無邪気な笑みを浮かべる姿を見て未久はやばい人ではないのかもと思いちゃんと向き合い問いかけた
「なんで私の名前を?」
よ「なんでって焔から聞いたから」
焔?夢の神さまのはずなのに焔を知人のように呼ぶ夜に違和感を感じ未久はふっと
焔が言っていたことを思い出した
え『お前のためにある者に迎えにこさせたぞ
目を覚したらその者に着いていき魔法を教えてもらえ』
(まさか、アレは現実)
ずっと下を見つめてると夜は心配そうに
よ「大丈夫?未久ちゃん」
未久は数分無言をたもちフゥーっと息を吐いた
「ここって魔法界ですか?」
よ「え、うん」
やっぱりっと夜にも聞こえないほどの声を漏らし
「ここでいいんであなたの事や魔法界の事ざっくりと教えてください」
焔の時と同じように腹をくくった未久は不機嫌そうに問いかけるとまだ何が起きてるかわからない状態の夜が急いでズボンのポケットをあさり始めた
よ「あった小さい手帳です、どうぞ」
小さいペンのついた手帳が出てきた
(よくズボンに入ってたな)
っと地味に感心しつつタジタジの夜に質問した
「ここ何時でも車が数台通る道路なんです、
人もよく通るしでも誰もいないのは通してです
ですか?」
回答はすぐに出てきた
よ「先も言ったろここは魔法界普通の人間はいない
魔法使いの素質や遺伝子に魔法使いの血があるやつが呼ばれてこの世界に来る」
未久はまるでファンタジーの物語でる時のようだ心臓がバクンバクンする感じがした
「魔法にも種類があるんですか?」
よ「あるよってか未久ちゃん見てたじゃん俺の炎の
未久ちゃんは赤 自分の意志で燃やしたり消したりできる味方の体内にも入れることができるで 俺は青 赤より強く一度燃やしたら死ぬまで消えない、まぁ火調整で命は助かる可能性あるけどあと敵の体内には入れれるけど味方は無理なの?
って感じで地味に違った魔法やまったくこの世界で数人の珍しい魔法も存在する」
ポケ○ンみたいな図鑑作る系もできるよ
っと笑いながら語りだした
「・・・変える方法は」
よ「さぁね、まだ元の世界に帰ったってやつには会ったことがないからわかんない」
あっさりと答えられ未久は
(焔のいった通りだ)
また下を向き始めた未久の髪をグシャッとなで始めた
先の子犬の笑顔と違い大人びれた笑み
よ「お前はスゲェーよ普通は怖くて泣いちまうところだ、俺説明下手くそだからわかんねぇとこばっかだろついておいで一つ一つ教えてやるよ。」
見た目はあまり変わらないのに大きく感じた
未久はうんと小さくうなずき
よ「よし(๑•̀ㅂ•́)و✧ そしたら俺の本部に連れってやるそこでもっとゆっくり説明してあげる」
また子犬の笑みで走り出した
よ「邪魔物来ないように急いでいこうあの森まで」
そのまま、まっすぐと近くにあった森に向かう夜を未久は急いで追いかけた。
~数分後~
未久は半泣き状態で追いかけやっと森へ
(近くじゃねぇよ結構遠いわ)
イライラしながら走るのをやめ歩き出した夜についていった
無言のまま森の奥に向かう焔の森よりは深くは無いが
一応住宅街からしたら深い森になるだろう
横目で夜の顔を見た
顔はまぁまぁで身長は未久より少し高い
予想未久は2・3歳上だろうと思った
よ「俺の顔になんかついてる?」
ビクッと反応するとニヤニヤと夜がこちらを向き歩く
よ「どーしたん、また質問攻めしてもいいんだよ」
と言われた未久は期待通りに
「夜さんは何歳なんですか?」
よ「夜さんなんて固いなお兄ちゃんでいいよ♥」
「で、何歳なんですか」
よ「あ、無視冷たいのね(●`ε´●)11ですよ」
「2歳上なんですね、意外と近い」
フフンっと上機嫌になった夜は
よ「意外とってそんなに俺大人に見えたみんなからガキガキ言われてるけど」
「ソウナンデスカ」
よ「やっぱり冷たいよ未久ちゃん」
初対面とは思えない未久はいつも通りに話していた
「いつから魔法界に」
んー、んーんっと腕を組みながら考えて
よ「んっとね多分未久ちゃんと同じぐらいかな」
記憶曖昧なんだよっと頭を掻いた
「みんな私と同じぐらいで来るんですか?」
よ「それは違うねくる年はほんとにバラバラ生まれたてから大人までかな?たくさん来るよ」
ホォーと一人でうなずき納得していると
よ「未久ちゃんは本当によく怖くないね」
感心したように優しく語りかけてきた
「怖いですけどずっとこういう世界に憧れてたし近所のおばちゃんがこの世界に似てる世界の話をしてくれてなのでなんか物語の続きを読んでるみたいなんです。」
うんうんっとずっと頷きながら聞いてくれた夜は
よ「いいおばちゃんにだね、俺もそんなおばちゃん近くにいたらここに来て腰抜かさなかったよ」
フッと未久は腰をぬかしたと聞いて吹き出してしまった
よ「あ、笑ったな」
(●`ε´●)そっぽ向いてしまった夜をまた横目で見て
(感情豊かな人だな)
ニヤニヤしながら前を向くと
真っ白い家が立っていてドアは木で出来てる
まるでハ○ルこようだった
するとドアノブを夜が持ちミクを見ながら
よ「ようこそ未久ちゃん俺の音楽組へ」
勢い良くドアを開けた
続く